JCB法人カードは中小企業におすすめ法人カードのひとつです。中小企業に評判のJCB法人カードですが、本当に自社に合っているか気になっている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、JCBカードが中小企業におすすめな理由を10個ご紹介していきます。また、法人カードの活用法や注意点もまとめました!導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
個人事業主やフリーランスの方は、まずはJCB Biz ONEをご検討ください!

JCB法人カードは企業規模別で2種類!
JCB法人カードには、企業規模別に2つのタイプがあります。
- JCBビジネスカード(大企業向け)
- JCB法人カード(中小企業・個人事業主向け)
JCBビジネスカードは、大規模企業や公官庁向けの、社員ごとの個人口座からの自動引き落としに対応している「使用者支払型」の法人カード。
既存の経費精算フローに組み込みやすく、カード利用と個別の申請を併用したい企業に最適です。使用者単位で管理できるため、経理処理の分散化や従業員ごとの利用実績の可視化にも役立ちます。
JCB法人カードは、従業員50名未満の中小企業にフィットするスタンダードな法人カード。
従業員カードの追加発行やETCカードの複数枚持ちに対応しており、車両管理や外回りの多い業種にもぴったり。さらに、法人向けの優待サービスや会計ソフトとの連携によって、業務効率化・経費削減の両立が図れます。
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JCB法人カードがおすすめな理由10選
さっそく、JCB法人カードがおすすめな理由を解説していきます。
年会費が安くてコスパに優れている
- 一般カード:年会費1,375円(税込)
- ゴールドカード:年会費11,000円(税込)
- プラチナカード:年会費33,000円(税込)
JCB法人カードは、年会費が他の法人カードと比べて安く、運用コストがかからないのがメリット。2年目以降年会費がかかりますが、一般カードとゴールドカードについては、オンライン入会の場合には初年度の年会費が無料なうえ、追加カードの発行も無制限で無料になります。
また、ETCカードは完全無料で発行できるのもポイント。車での営業活動が多い企業で支払いを1本にまとめたいという方には、ETCカード発行用のクレジットカードとしてもおすすめです。
インボイスの発行が可能
インボイス制度が施行されたことで、クレジットカードの支払いを経費にするためには、領収書やレシートなどの適格請求書が必要になりました。
JCB法人カードは、インボイス(適格請求書)を発行できるため、年会費など一部の支払いを経費に計上することが可能です。
- 年会費
- 再発行手数料
- 明細の発行手数料
- タクシーチケットの発行手数料
- ATM手数料
- ギフトカード等の包装代金・発送手数料
会計ソフトとの連携で業務効率化につながる
JCB法人カードを会計ソフトと連携させることで、従来の経理作業が格段にスムーズになります。現金払いを法人カードに切り替えるだけで、経費精算や仕訳作業の手間を大幅に削減できます。
具体的には、利用履歴の自動取り込み・仕訳入力の自動化が可能になり、申請漏れや入力ミスの防止に効果的です。
- ソリマチ
- TKC
- freee会計
- マネーフォワード
- 弥生会計
追加カードやETCカードの発行が可能
JCB法人カードは追加カードやETCカードを複数枚発行できます。
従業員用の追加カードを発行することで、従業員による諸経費の立て替えがなくなり、登録した口座から一括で引き落としが可能になるのがメリット。従業員の負担を減らし、業務の効率化にもつながります。
以下に、ETCカードと追加カードを発行した場合の年会費をまとめました。
本人カード | 年会費 | 追加カードの年会費 | ETCカード | 申込対象者 |
---|---|---|---|---|
JCBカード | 1,375円(税込)*1 | 1,375円(税込) | 無料 | 18歳以上の代表者または個人事業主 |
JCBゴールド法人カード | 11,000円(税込)*1 | 3,300円(税込) | 20歳以上の代表者または個人事業主 | |
JCBプラチナ法人カード | 33,000円(税込) | 6,600円(税込) | 25歳以上の代表者または個人事業主 |
*1JCBカードとJCBゴールド法人カードはオンライン入会の場合、初年度無料。本カードが無料の場合には、追加カードも無料になります。
参考:JCB公式

もうひとつの法人カードであるJCB Biz ONEで発行できるのは、ETCカード1枚のみで追加カードの発行はできません。そのため従業員を雇っていて、その従業員に追加カードを発行したい場合には、JCB法人カードを選びましょう。
スターメンバーズ入会でポイント還元率が上がる
JCB法人カードは基本ポイント還元率が0.5%と低いのがデメリットとされますが、スターメンバーズと呼ばれるメンバーズ制度を使えば還元率を上げることが可能です。登録は不要で、カードを持っていれば自動入会となります。
メンバーランク利用額(税込) | プラチナ | ゴールド | 一般 |
---|---|---|---|
ロイヤルαPLUS300万円~ | 1.7倍 | 1.6倍 | 1.5倍 |
スターαPLUS100万円~ | 1.6倍 | 1.5倍 | |
スターβPLUS50万円~ | 1.3倍 | 1.2倍 | |
スターePLUS30万円~ | 1.2倍 | 1.1倍 |
キャッシュフローを一目で把握できる
JCB法人カードを利用して支払いを1本化させることで、キャッシュフローが明確になります。
現金払いや口座振替では、取引先ごとに支払日がバラバラになりがちで、資金の流れを月単位で把握するのが困難です。しかし、JCB法人カードを使えば、すべての支払いをカードに集約でき、引き落とし日も月1回に統一できます。
また、請求と支払いにリードタイムが生まれるため、資金繰りもしやすくなるのはメリットです。支出予定を一目で確認でき、無駄な資金の滞留や急な資金不足のリスクも抑えられるでしょう。
諸経費の支払いでポイントが貯まる
JCB法人カードは使い方次第でポイント還元率が20倍になるクレジットカード。
具体的には、 Amazonでの買い物で2〜4倍、スターバックスの利用で20倍のポイントが貯まります。また、JCBの優待店でカードを利用すれば、いつでもポイントが2倍になってお得です。
接待やお食事でよくお店を利用する方には大きなメリットといえるでしょう。
ポイントは、毎月のカード利用合計金額1000円(税込)につき1ポイントが付与され、支払いに充当すれば3円分、Amazonでの支払いなら3.5円分、JCBプロモカードとの交換では5円分に交換可能です。
なお、ポイントアップを受けるためには、事前にポイントアップ登録を済ませておく必要がありますので、ご注意ください。
初年度無料で使える
JCB法人カードは、オンライン入会することで初年度無料で利用できます。
一般カードは1,375円(税込)、ゴールドカードは11,000円(税込)が初年度は無料になるので、試しに導入してみたい場合にもおすすめ。
また、追加カードも初年度は無料で発行可能です。さらに、ETCカードは2年目以降も完全無料で複数枚の発行が可能ですよ。
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上位カードには空港ラウンジの利用特典付き
JCBゴールド法人カードなら、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できます。また、全国約1,200ヵ所のゴルフ場の手配も可能。
さらにJCBプラチナ法人カード以上ならプライオリティ・パスが付帯しているのは注目。世界145の国や地域、600を超える都市にある約1,700ヵ所以上の空港ラウンジ等を無料で利用できるのはメリットです。
また、最高ランクのJCBプラチナ法人カードなら、コンシェルジュデスクもあり、まさにエグゼクティブにふさわしい優遇に。国内・海外のホテル・航空券の手配など旅行に関するサポートや、エンターテインメントに至るまで、秘書のように寄り添ったサービスを受けられます。
出張がお得になるサービスや宿泊プランの提供
JCB法人カードのメリットは、よくあるポイント還元や空港ラウンジの利用だけではありません。ビジネス利用にうれしい、出張関連のサービスが豊富なのもポイントです。
具体的には、以下のサービスを受けられます。
- ANA Biz/JAL ONLINE
国内航空券の予約や変更がいつでもできる法人向け出張サービス。法人専用運賃もあり飛行機での出張もお得になります。
- エクスプレス予約
東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央間)のネット予約&チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」の利用ができるサービス。サービス年会費:1,100円(税込)
- じゃらんnet
宿泊予約サイト「じゃらんnet」で提供しているお得な宿泊プランのほか、法人限定の安価なシークレットプラン「JCS限定プラン」を提供する宿泊サービス。
なかでも、ANA BizはJCB Biz ONEシリーズにはない特典。航空券の発券月ごとに一括精算するJCBカードレス決済のため、出張者の立て替えが不要。 また、ANA Bizだけのおトクな専用運賃も用意されていますよ。
JCB法人カードのおすすめの使い方
JCB法人カードには多くのメリットがありますが、全てを享受するためには使い方を理解しておくことが重要です。ここからは、JCB法人カードの使い方について解説していきます。
追加カードの利用でポイントを貯める
JCB法人カードの追加カードで決済した際のポイント付与先は本人カードです。ポイントが1枚のカードに集約されるため、管理しやすいのがメリット。また、細かなポイントも1つにまとめることで無駄なく活用できるのもうれしいポイントです。
貯めたポイントは支払いに充当できるほか、オフィス家具の新調に使うのもおすすめです。Amazonなら1ポイント=最大4円として支払いに使えますよ。
また、ギフトカードに交換して社員に還元するのもいいでしょう。
経費精算システムとの連携で会計業務の効率化
JCB法人カードは、弥生会計やfreee会計、ソラマチなどのクラウド会計ソフトとの連携が可能です。銀行口座も連携させれば、日々の支出から銀行口座残高、売上などを自動で取り込むことができます。
つまり、煩雑な経理業務の多くを自動化させられるということです。会計業務は重要な一方で、忙しい経営者にとっては簡略化させたい業務のひとつではないでしょうか。
また、経理の専門人材を雇うことはコスト的にも負担が大きいのも事実。JCB法人カードと会計ソフトを連携させれば、経理業務の簡略化と経理人材のコストカットの両方が実現できますよ。
出張時にはお得な宿泊プランを利用
収益を最大化させるためには、諸経費の削減が重要。コスト削減は利益の増加に直接寄与する一方で、従業員のやる気を削いでしまう恐れもある諸刃の剣です。
JCB法人カードなら、いつもの旅行をお得にすることができます。出張時に使えるサービスを利用すれば、移動費や宿泊費を抑えることが可能です。
また、ビジネスシーンではいつも何が起こるか分かりません。急なトラブルに見舞われて飛行機を1本遅らせたいこともあるでしょう。そのようなトラブルにも、JCB法人カードなら対応可能。ANA BizやANA ONLINEでは、当日まで飛行機の予約変更が手数料なく可能です。
JCB法人カードは、出張の多いビジネスマンの味方になってくれるでしょう。
中小企業がJCB法人カードを選ぶポイント
JCB法人カードには、大きく2種類のカードがあります。ここからは、それぞれのJCB法人カードを比較して違いを整理していきます。
JCB法人カードの比較
JCBが提供する法人カードには、JCB Biz ONEとJCB法人カード2種類あります。
それぞれ、JCB Biz ONEは一般カードとゴールドカードの2つ、JCB法人カードは一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの3つに分けられます。
それぞれの違いは以下のとおりです。
カード名 | Biz ONE | JCB法人カード | |||
---|---|---|---|---|---|
一般カード | ゴールドカード | 一般カード | ゴールドカード | プラチナカード | |
年会費 | 永年無料 | 5,500円(税込)*2 | 1,375円(税込) | 11,000円(税込) | 33,000円(税込) |
追加カード発行可能枚数 | 発行不可 | 発行枚数制限なし | |||
ETC発行枚数 | 1枚のみ | 発行枚数制限なし | |||
ポイント還元率 | 1% | 0.5% | |||
旅行傷害保険 | なし | 海外:最高3,000万円 国内:最高3,000万円 | 海外:最高1億円 国内:最高5,000万円 | 海外:最高1億円 国内:最高1億円 |
*2:年間100万円の利用で翌年年会費無料
参考:JCB公式
とくに注目なのは、年会費、旅行傷害保険、追加カードとETCカードの発行枚数、ポイント還元率の違いです。
年会費無料で持てる
ポイント還元率が高い
支払い方法が豊富
旅行傷害保険がない
追加カードは発行できない
ETCカードは1枚のみ発行可能
旅行傷害保険が付帯している
追加カードとETCカードが無制限で発行可能
年会費無料は初年度のみ
ポイント還元率が低い
ポイント還元率だけに着目すると、確かにJCB法人カードのメリットは薄くなりますが、旅行傷害保険がついていることや、ポイントアップがあることを考えると大きなデメリットにはならないかもしれません。
それぞれの違いをしっかりと確認して、自社にぴったりなクレジットカードを見つけてください。
JCB Biz ONEについてもっと知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
コストを抑えるならJCB法人カード
コストを抑えて法人カードを手にしたい方は、JCB法人カード(一般)がおすすめです。
空港ラウンジやコンシェルジュサービスなどの上位ランクと比べればやや満足度は下がるものの、年会費1,375円(税込)で持てる法人カードは多くありません。
従業員に追加カードを発行してポイントを無駄なく貯められるほか、キャッシュフローの改善や出張サービスなど総合的に見れば、十分なメリットといえるでしょう。
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プレミアムな特典重視ならJCBゴールド法人カード以上も検討
よりプレミアムな特典を重視するなら、JCBゴールドカードがおすすめです。
年会費は11,000円(税込)と一般カードと比較すると高くなりますが、コンシェルジュデスクやプライオリティパス、ゴルフ場の予約などエグゼクティブならではの特典が魅力です。
また、JCB法人カードはインボイスの発行が可能なので、年会費は経費として計上できます。経営者としてワンランク上にステップアップしたいという方には、JCBゴールド法人カードがおすすめです。
JCB法人カードのデメリット
ここからは、JCB法人カードの気になるデメリットについてまとめていきます。
支払い方法は2回払まで
JCB法人カードで選べる支払い方法は、、ショッピング1回払い、ショッピング2回払いのみという点は注意が必要です。
JCB Biz ONEであれば、支払いサイトの延長が必要となったとき、リボ払いやボーナス1回払いなどが利用できます。
柔軟な支払い方法を選べないという点はデメリットに感じられますが、法人カードはリボ払いやボーナス1回払いなどの支払い方法はできないことが多いです。そのため、ほかの法人カードと比較して劣っているとはいえないでしょう。
年会費無料条件がない
JCB法人カードは、オンライン入会で初年度年会費無料になりますが、JCB Biz ONEのような、条件達成で翌年無料のような仕組みはありません。
事業用のクレジットカードでは、大きな金額を決済するケースもあるなか、いくら決済しても年会費が無料にならないことはデメリットです。
しかし、法人カード選びは年会費だけでなく、ポイント還元やサービスとのバランスを重視して選ぶことが重要といえます。
ポイント還元率は低め
JCB法人カードはポイント還元率0.5%とやや低めなのがネック。スターメンバーズに入会することでポイント還元率は改善できますが、それでも高還元率とまではいえません。
JCB Biz ONEシリーズの場合、1,000円の利用で2ポイントが貯まるため、ポイントを無駄なく貯めたい方は、JCB Biz ONEシリーズを検討してもいいでしょう。
まとめ:中小企業にJCB法人カードおすすめな理由
JCB法人カードは、コストパフォーマンス・機能性・利便性のバランスに優れた法人カードで、中小企業や従業員のいる個人事業主に特におすすめなクレジットカードです。
年会費が安く初年度無料で導入しやすい点に加え、追加カードやETCカードの複数発行が可能で、ビジネスシーンをより快適にしてくれます。
会計ソフトとの連携やインボイス対応、ポイント還元制度なども整っており、経理負担の軽減とキャッシュフローの可視化が実現できるのもメリット。
また、利用実績に応じてポイント還元率がアップする「スターメンバーズ」制度や、上位カード限定の空港ラウンジサービス・プライオリティ・パスの特典も魅力的です。
はじめて法人カードを導入する企業や、現場と経理の両方の負担を軽減したい経営者にとって、JCB法人カードは非常に心強いパートナーになるでしょう。
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