JCBゴールド法人カードは中小企業向けのクレジットカードとして評判が高く、気になっている人も多いのではないでしょうか?
ポイント還元率が低いといわれますが、実際にはそんなことはありません。また、ビジネスの拡大をサポートする特典も満載。
そこで気になるのがコストです。本記事では、JCBゴールド法人カードの年会費を回収するために必要な決済金額を中心に、メリットやデメリットを解説していきます。
JCB Biz ONEに興味のあるフリーランスや個人事業主の方は、こちらです!

JCBゴールド法人カードとは?
JCBゴールド法人カードは、従業員50人以下の中小企業向けのクレジットカード。空港ラウンジの利用や会計ソフトとの連携、追加カードの発行など、ビジネス面での充実したサポートが魅力です。従業員がいる中小企業なら、追加カードの発行で無駄なくポイントを貯められるのもメリット。まさに、中小企業向けの最強法人カードといえるでしょう。

年会費 | 11,000円(税込) オンライン入会の場合初年度無料 |
還元率 | 0.5%〜10.0% |
発行スピード | 約2週間 |
海外・国内付帯保険 | 国内:最大5,000万円 海外:最大1億円 |
JCBゴールド法人カード の特徴
- 空港ラウンジサービス
- スターメンバーズでポイント還元率が1.6倍に
- 選べる国際ブランドはJCBのみ
- クラウド会計ソフトとの連携が可能
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JCBゴールド法人カードのポイント還元率と使い道
まずは、JCBゴールド法人カードのポイント還元率とその使い道について解説していきます。
JCBゴールド法人カードは、ポイントの使い方で損するかとくするかが決まりますので、しっかりと覚えていってくださいね。
JCBゴールド法人カードの基本ポイント還元率は0.5%
JCBゴールド法人カードで貯まるポイントは、Oki Dokiポイントと呼ばれ、月額利用金額1,000円ごとに1ポイントが付与されます。
そして、貯まったOki Dokiポイントは、3円〜5円相当に交換可能。つまり、JCBゴールド法人カードのポイント還元率が0.5%になるのは5円分に交換した場合ということです。
以下に、ポイント交換先の具体例をまとめましたので参考にしてください。
利用先 | Oki Dokiポイント1ポイントの交換レート |
---|---|
JCBプレモカード | 5円 |
nanaco | 4.5円 |
Amazon | 3.5円 |
dポイント | 4円 |
キャッシュバック | 3円 |
ANAマイレージクラブ【マイル】 | 3マイル |
JALマイレージクラブ【マイル】 | 3マイル |
ポイントを最大限有効に使えるのはJCBプレモカードです。JCBプレモカードとは、チャージして繰り返し使えるギフトカードで、JCB加盟店の全国70万店舗以上で使えるのが魅力です。ポイント交換先にこだわりがなければ、JCBプレモが最もおすすめの交換先と言えるでしょう。
なお、JCBプレモカードとの交換は、2025年9月17日で終了となることには要注意です。
ポイント還元率が10%になる条件
JCBゴールド法人カードは、JCB優待店で利用することでポイント還元率が最大20倍になります。店舗ごとにポイントアップ率が異なりますので、普段利用するお店があるかチェックしおきましょう。
優待店 | ポイントアップ率 |
---|---|
スターバックス | 20倍 |
Amazon | 2〜3倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
オリックスレンタカー | 6倍 |
ウエルシア | 2倍 |
AOKI | 5倍 |
高島屋 | 3倍 |
参考:JCB公式
ポイント還元率についてより詳しく知りたいという方は、こちらも参考にしてください。

JCBゴールド法人カードの損益分岐点
JCBゴールド法人カードの年会費をポイントで回収するには、いくら利用する必要があるのでしょうか?
JCBゴールド法人カードで貯めたOki Dokiポイントを1ポイント=5円として利用した場合と、1ポイント=4円分に交換した場合とでシミュレーションをしました。
結果的には、年間200万円〜300万円の利用でJCBゴールド法人カードの年会費を実質無料にすることができます。
【1ポイント=5円分に交換した場合】
月額利用金額 | 月間ポイント獲得数 | 年間実質ポイント獲得数 |
10,000 | 10 | 600 |
50,000 | 50 | 3,000 |
100,000 | 100 | 6,000 |
150,000 | 150 | 9,000 |
200,000 | 200 | 12,000 |
250,000 | 250 | 15,000 |
【1ポイント=4円分に交換した場合】
月額利用金額 | 月間ポイント獲得数 | 年間実質ポイント獲得数 |
10,000 | 10 | 480 |
50,000 | 50 | 2,400 |
100,000 | 100 | 4,800 |
150,000 | 150 | 7,200 |
200,000 | 200 | 9,600 |
250,000 | 250 | 12,000 |
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JCBゴールド法人カードのポイント還元率が低くても気にすることはない3つの理由
JCBゴールド法人カードの年会費は1,1000円で、ポイントで回収しようとすると年間で200万円以上の決済が必要になります。大金ですが、それほど気にすることはありません。
ここからは、その理由についてご紹介していきます。
空港ラウンジやビジネスに嬉しい特典が満載
上位カードであるJCBゴールド法人カードには、以下のとおり特典が豊富に詰まっています。
- 空港ラウンジサービス
- ドクターダイレクト24
- 交通費や宿泊費の割引
- 事業者用のアスクルの利用
- クラウド会計ソフトとの連携
プライベートもビジネスも、たった1枚のクレジットカードがあればこれまで以上に快適に過ごせることは間違いありません。
JCB法人カードのメリットについては、こちらの記事でご紹介しています。

従業員の支払いで漏れなくポイントが貯まる
JCBゴールド法人カードは、従業員用の追加カードを3,300円で無制限に発行できる法人カード。
追加カードで決済した分のポイントは、本カードにまとめて付与されるため、経費を無駄なくポイントに還元できるのが魅力です。
つまり、年会費の壁である年間200万円の壁は、越えやすいといえます。
また、仮に200万円に達しなくても、そもそも11,000円で空港ラウンジ利用や出張時の特別料金やサービスが受けられるだけでプラスなことに間違いはありません!
スターメンバーズでポイント還元率は最大1.6倍になる
JCBゴールド法人カードを持っている方は、自動的にスターメンバーズに入会となります。スターメンバーズとは、前年の年間ご利用金額に応じて、翌年のポイント還元率がアップする会員制度のことです。
JCBゴールド法人カードの場合、以下のとおりポイント還元率は最大1.6倍になります。
メンバーランク利用額(税込) | JCBプラチナ法人カード | JCBゴールド法人カード | JCB法人カード(一般) |
---|---|---|---|
ロイヤルαPLUS300万円~ | 1.7倍 | 1.6倍 | 1.5倍 |
スターαPLUS100万円~ | 1.6倍 | 1.5倍 | |
スターβPLUS50万円~ | 1.3倍 | 1.2倍 | |
スターePLUS30万円~ | 1.2倍 | 1.1倍 |
すでにシミュレーションはしましたが、スターメンバーズのポイントアップ制度を考慮して、前年に100万円利用した場合の年会費の損益分岐点は以下のとおりです。
【1ポイント=5円分に交換した場合】
月額利用金額 | 月間ポイント獲得数 | 年間実質ポイント獲得数 |
10,000 | 15 | 900 |
50,000 | 75 | 4,500 |
100,000 | 150 | 9,000 |
150,000 | 225 | 13,500 |
200,000 | 300 | 18,000 |
250,000 | 375 | 22,500 |
【1ポイント=4円分に交換した場合】
月額利用金額 | 月間ポイント獲得数 | 年間実質ポイント獲得数 |
10,000 | 15 | 720 |
50,000 | 75 | 3,600 |
100,000 | 150 | 7,200 |
150,000 | 225 | 10,800 |
200,000 | 300 | 14,400 |
250,000 | 375 | 18,000 |
月15万円の利用で年会費の回収が可能となると、かなりハードルが低くなりそうです。日々の支払いをまとめるだけでも簡単に越えられるハードルではないでしょうか。
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中小企業がJCB法人ゴールドカードを選ぶ際の注意点
中小企業がJCB法人ゴールドカードを選ぶ際の注意点は以下のとおりです。
- 領収書の適切な保管が必要
- リボ払いや分割払いはできない
- 従業員による不正利用のリスクがある
JCBゴールド法人カードはクラウド会計ソフトとの連携が可能で、自動で仕分けをしてくれるため手作業で入力する手間がなくなるのはメリットですが、領収書はしっかりと保管しなければなりません。また、JCB Biz ONEとは異なりリボ払いや分割払いができないのは惜しいポイント。
さらに、従業員用の追加カードの発行の際には、不正利用には注意したいところです。レギュレーションをしっかりと定めることや、限られた従業員だけが使用できるようにすることがポイントになります。
中小企業がJCBゴールド法人カードを使うメリット
JCBゴールド法人カードには、事業をよりスムーズにしてくれるメリットが多くあります。
- 経費精算システムとの連携が可能
- 追加カードの発行が可能でポイントが効率よく貯まる
- インボイス発行が可能
- ビジネス利用にうれしい特典が豊富
クラウド会計ソフトと連携すれば、確定申告や決算書類の作成も簡略化できるうえ、面倒な法改正への対応も不要になります。また、個人事業主向けのJCB Biz ONEではできない追加カードの発行が可能なのもメリット。ポイントも無駄なく貯められるのはうれしいポイントです。
さらに、JCBゴールド法人カードはインボイスに対応しているため、年会費を経費として計上できるのは見逃せません。そのほか、出張サービスやアスクルでの備品購入など、事業をサポートしてくれるサービスが充実しています。
JCB Biz ONEとの違いや比較については、こちらの記事でしていますので、読んでいってくださいね。

まとめ:JCBゴールド法人カードは中小企業の大きな味方!コスパに優れた超優良カード
JCBゴールド法人カードは、年会費11,000円(税込)という一見高めのコストに見えますが、ポイントの上手な活用と日々の経費支出を集約することで、その年会費を実質無料にすることは十分可能です。
また、年会費11,000円(税込)で得られるメリットとして、空港ラウンジの利用や出張手配サービスなどが揃っているのは、コスパに優れた1枚としか言いようがありません。
- ポイント還元率は最大1.6倍までアップするスターメンバーズ制度
- 空港ラウンジなどの充実したビジネス特典が充実
- 従業員用カードで効率よくポイントを貯められる
- クラウド会計ソフトとの連携による業務効率化
年間200万円という「年会費回収ライン」も、従業員カードを活用すれば十分に達成可能です。仮に達しなくても、カードに付帯する多彩なサービスを考慮すれば、十分にコストに見合う内容といえるでしょう。
「経費管理を効率化しつつ、ビジネスの付加価値も高めたい」
そんな中小企業や個人事業主の方にこそ、JCBゴールド法人カードはおすすめの一枚です。
まずは自社の月間決済額を確認して、シミュレーションしてみましょう。ポイントを戦略的に使えば、ただの「クレカ」ではなく「経費削減ツール」にもなりますよ。
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