apollostation THE GOLDの年会費は11,000円(税込)です。この年会費を取り戻せるかどうかは、「ポイント還元で年会費分を回収する年間110万円」と「年会費そのものが無料になる年間200万円」の2つのラインで決まります。
さらにapollostationで給油する人は、ガソリン値引きが加わることでこれより低い利用額でも元が取れます。2つのラインと、年間利用額ごとの損益を3つのゾーンに分けてみていきましょう。

apollostation THE GOLDの損益分岐点は「2段階」ある
まず2つのラインの数値を押さえます。自分の月間利用額と給油状況がどのゾーンに当てはまるかが、このカードを持つ価値を判断する出発点になります。
ライン1:ポイント還元で年会費を回収する年間110万円
ポイント還元(1.0%)だけで年会費11,000円を賄うために必要な利用額です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 年会費 | 11,000円(税込) |
| 還元率 | 1.0%(1,000円で10ポイント) |
| 計算式 | 11,000円 ÷ 0.01 |
| 損益分岐点(年間) | 110万円 |
| 月換算 | 約9.2万円 |
月9.2万円は、ゴールドカードの損益分岐点としては低い水準です。光熱費や通信費といった固定費をこのカードに寄せるだけで、多くの家庭が届く金額といえます。
ライン2:年会費が無料になる年間200万円
年間のショッピング利用額が200万円(月約16.7万円)以上になると、翌年度の年会費11,000円が無料になります。
本会員の年会費が無料になると、家族カード(2年目以降440円/枚・最大4枚)の年会費も同時に無料になります。なおキャッシング・各種年会費・手数料はこの200万円の集計に含まれません。
2つのラインが生む「3つのゾーン」
| ゾーン | 年間利用額 | 年会費 | 損益の性質 |
|---|---|---|---|
| 損ゾーン | 110万円未満 | 11,000円 | ポイント還元が年会費を下回る |
| 元取れゾーン | 110万円以上〜200万円未満 | 11,000円 | 年会費を払っても黒字になる |
| 年会費無料ゾーン | 200万円以上 | 0円(翌年度) | ポイント還元がそのまま利益になる |
上位のapollostation THE PLATINUM(183万円・300万円)と比べると、ゴールドは2つのラインがどちらも低く設定されています。メインカードとして使うなら、年会費無料ゾーンも現実的に狙える水準です。

損益分岐点の計算方法
このカードはポイント還元とガソリン値引きが別々の仕組みで動いています。2つの軸を分けて理解すると、自分の損益が正確に見えてきます。
ポイント還元だけで計算する場合
公式は「年会費 ÷ 還元率」です。11,000円 ÷ 0.01 = 110万円が、ポイントだけで見たときの損益分岐点になります。
ただし、次の利用分はポイントの対象外なので、この110万円には数えられません。
- apollostationでのガソリン・軽油・灯油の給油分
- キャッシング利用額
- 各種年会費・手数料
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ゴールドのねびきプラスは月10万円以上で10円/L
ガソリン値引きの「ねびきプラスサービス」は、ゴールドなら年会費無料で自動付帯されます(一般カードは2年目以降550円の有料オプション)。
ゴールドのねびきプラスにはコースの区別がなく、月10万円以上の利用で最大10円/Lになり、ショッピングのポイントもそのまま付きます。100と150のコースを選ぶのは一般カード(apollostation card)だけです。
【ゴールドと一般カードのねびきプラスの違い】
| 項目 | THE GOLD | 一般カード (150) | 一般カード (100) |
|---|---|---|---|
| 値引き単価の上限 | 10円/L (月10万円以上) | 10円/L (月10万円以上) | 8円/L (月8万円以上) |
| 値引きの対象 | ガソリン・軽油 合計200Lまで | ガソリン・軽油 合計150Lまで | ガソリン・軽油 合計100Lまで |
| ショッピングのポイント | 付く | 付かない | 付く |
| ねびきプラスの年会費 | 無料(自動付帯) | 550円(税込) | 550円(税込) |
出典:出光クレジット公式サイト(THE PLATINUM・THE GOLD 値引きサービス)、出光クレジット公式サイト(ねびきプラスサービス)
一般カードで10円/Lにするには、ポイントが付かない150を選ぶしかありません。ゴールドは値引きとポイントを両方受けられるため、この記事の「年間110万円」というポイント基準の損益分岐点はそのまま当てはまります。

ガソリン値引きを加える場合の考え方
値引き単価は月間の利用額によって段階的に上がります。ゴールドの目安は次のとおりです。
| 月間の利用額 | 値引き単価 | 月40L給油時の節約額 |
|---|---|---|
| 3万円未満 | 2円/L いつでも値引きのみ | 80円/月・960円/年 |
| 3万円以上 | 3円/L | 120円/月・1,440円/年 |
| 4万円以上 | 4円/L | 160円/月・1,920円/年 |
| 5万円以上 | 5円/L | 200円/月・2,400円/年 |
| 7万円以上 | 7円/L | 280円/月・3,360円/年 |
| 8万円以上 | 8円/L | 320円/月・3,840円/年 |
| 9万円以上 | 9円/L | 360円/月・4,320円/年 |
| 10万円以上 | 10円/L(上限) | 400円/月・4,800円/年 |
給油分はポイントの対象外ですが、値引き単価を決める月間利用額の集計には給油額も含まれます。適用中の値引き単価は、ウェブステーションや利用明細で確認できます。
年間利用額別の損益シミュレーション
ポイント還元のみの場合と、ガソリン値引きを加えた場合の2軸で、3つのゾーンそれぞれの損益を計算しました。ガソリンの節約は、月40Lを給油し、月間利用額を年間利用額の12分の1として計算しています。
損ゾーン(年110万円未満)
| 年間利用額 | ポイント還元(1.0%) | 年会費 | 損益(ポイントのみ) |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 5,000円 | 11,000円 | ▲6,000円 |
| 80万円 | 8,000円 | 11,000円 | ▲3,000円 |
| 100万円 | 10,000円 | 11,000円 | ▲1,000円 |
ポイントだけで見ると赤字ですが、apollostationで給油する人はこのゾーンでも黒字に転じることがあります。
たとえば月5万円利用・月40L給油なら、値引き5円/Lで年間2,400円の節約。ポイント還元6,000円と合わせて8,400円となり、まだ年会費には届きません。給油量が月80Lなら節約は年4,800円になり、合計10,800円でほぼ損益分岐に並びます。
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元取れゾーン(年110万円以上〜200万円未満)
| 年間利用額 | ポイント還元 | 年会費 | 損益(ポイントのみ) | ガソリン節約 月40L | 損益(合計) |
|---|---|---|---|---|---|
| 110万円 | 11,000円 | 11,000円 | ±0円 | +4,320円 | +4,320円 |
| 150万円 | 15,000円 | 11,000円 | +4,000円 | +4,800円 | +8,800円 |
| 180万円 | 18,000円 | 11,000円 | +7,000円 | +4,800円 | +11,800円 |
このゾーンでは年会費11,000円を払いながら黒字を確保できます。月9.2万円というラインは、光熱費・通信費・保険料をカードに寄せるだけで多くの家庭が到達できる水準です。
年会費無料ゾーン(年200万円以上)
| 年間利用額 | ポイント還元 | 年会費 | 損益(ポイントのみ) | ガソリン節約 月40L | 損益(合計) |
|---|---|---|---|---|---|
| 200万円 | 20,000円 | 0円 | +20,000円 | +4,800円 | +24,800円 |
| 250万円 | 25,000円 | 0円 | +25,000円 | +4,800円 | +29,800円 |
年間200万円を達成した翌年は年会費が0円になり、家族カード4枚分(1,760円)の年会費も免除されます。月16.7万円は、固定費の集約と家族カードの利用合算があれば十分に射程に入る金額です。
損益分岐点に影響する3つの要素
損益はポイントと年会費だけで決まるわけではありません。ガソリン値引きの活用度と、付帯特典の金額価値も実質的に分岐点を引き下げます。
還元率とガソリン値引き
- 通常のポイント還元(1.0%):1,000円につき10ポイント(キャッシング・年会費・手数料は対象外)
- ねびきプラス(自動付帯):月3万円の利用で3円/L、月10万円以上で最大10円/L。ガソリン・軽油の合計200Lまで
- 給油分:ポイント対象外だが、値引き単価を決める月間利用額には算入される
ゴールドはポイントとガソリン値引きを両方受けられるため、コースの選び方で損益が変わることはありません。

固定費をどれだけ集約できるか
月9.2万円という分岐点は、固定費をまとめるだけでほぼ埋まります。集約しやすい支出と月額の目安は次のとおりです。
- 電気・ガス・水道:月1〜2万円
- スマートフォン・インターネット:月1〜2万円
- 保険料(生命・自動車・火災):月1〜3万円
- サブスクリプション各種:月0.5〜1万円
- 税金(住民税・固定資産税・自動車税):年数万〜数十万円
固定費だけで月5〜8万円に届く家庭なら、食費や日用品の一部を加えるだけで損益分岐点を超えられます。
付帯特典の金額価値
利用額に関係なく毎年受け取れる特典にも、金額に換算できるものがあります。
| 特典 | 通常の費用 | 内容 |
|---|---|---|
| ねびきプラスサービス | 550円/年 | 一般カードは2年目以降有料。ゴールドは無料 |
| 出光スーパーロードサービス | 1,650円/年 | レッカー・路上修理などのロードサービス |
| 出光ハウスサービス | 1,100円/年 | 水まわりトラブル・カギ紛失への対応 |
| 空港ラウンジ | — | 国内主要空港+ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ) |
| 海外旅行傷害保険 | — | 最高5,000万円・自動付帯 |
| 国内旅行傷害保険 | — | 最高5,000万円・利用付帯 |
| ショッピングガード保険 | — | 年間300万円まで補償 |
金額がはっきりしている3つを足すと年間3,300円です。年70万円の利用ならポイント還元7,000円と合わせて10,300円となり、年会費11,000円にわずかに届きません。
空港ラウンジの価値は、飛行機に乗る回数で変わります。出張や帰省で国内線をよく使う人ほど、実質的な分岐点は下がります。
apollostation THE GOLDで損する人
年会費11,000円に対してリターンが下回るのは、次の3つのいずれかに当てはまる場合です。
年間110万円未満で、給油もほとんどしない人
年50万円の利用ならポイント還元は5,000円で、年会費11,000円に対して6,000円の赤字です。apollostationでの給油機会もなければ、ガソリン値引きという補完手段も働きません。
カードの利用が月5万円以下にとどまるなら、年会費永年無料のapollostation cardの方が実質コストを抑えられます。ねびきプラスは一般カードでも2年目以降550円で使えるため、ガソリン値引きだけが目的なら一般カードで足ります。
一般カードのメリット・デメリットと、給油量に合わせた持ち方(給油専用にするか、買い物も集めるか)は、次の記事で解説しています。

apollostation以外のスタンドを主に使う人
ねびきプラスの値引きはapollostation系列のスタンドだけが対象です。ENEOSやコスモ石油では値引きが適用されません。
ガソリン値引きを使えない場合、損益分岐点はポイントだけの年110万円まで引き上がります。自宅・職場・通勤ルートにapollostationがあるかどうかが、申し込み前の判断材料になります。
給油専用カードとして使う人
ガソリン・軽油・灯油の給油分はポイントの対象外です。給油だけに使うとポイントが一切貯まらず、年会費に対するリターンがほぼゼロになります。
いつでも値引き(2円/L)だけに頼る場合、月40L給油でも年間の節約は960円にとどまります。「給油のたびに割引が効くから持っておく」という使い方が、最も損になるパターンです。
apollostation THE GOLDで得する人
逆に、次の3つに当てはまるほどリターンが大きくなります。複数該当するなら保有価値は高いといえます。
月9.2万円以上をメインカードとして使える人
月9.2万円(年110万円)を超えると、ポイント還元が年会費を上回って黒字に転じます。
光熱費・通信費・保険料の集約だけで月5〜8万円に届くケースは多く、残りを食費や日用品で補えば達成できます。給油以外の支払いは1,000円につき10ポイントの対象(キャッシング・年会費・手数料を除く)なので、集約の効果が出やすいカードです。
apollostationで定期的に給油する人
月3万円以上の利用で給油が3円/L以上の値引きになり、月10万円以上なら上限の10円/Lに達します。月40L給油なら年間4,800円の節約です。
車通勤や長距離移動が多く給油量が多い人ほど、ポイントだけでは損ゾーンでも黒字に届きます。
年間200万円を狙って年会費無料ゾーンに入れる人
年200万円(月16.7万円)を達成すると翌年の年会費が0円になり、ポイント還元20,000円がそのまま手元に残ります。家族カード4枚分の1,760円も免除されます。
一度達成すると翌年以降も条件クリアが習慣になりやすく、長く持つほど実質的なコストが下がっていく設計です。
apollostation THE GOLD(アポロステーション ザ・ゴールド)は、年間200万円の利用で翌年分のカード年会費が無料になる上位カード。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するのが特徴。また空港ラウンジやレンタカーの優待、旅行傷害保険など日常遣いにもお得が満載のクレジットカードです。

| カード年会費 | 11,000円(税込) 年間200万円以上の利用で次年度無料 |
|---|---|
| 還元率 | 1.0% |
| 発送スピード | 最短3営業日 |
| 海外・国内付帯保険 | 国内(利用付帯):最大5,000万円 海外(自動付帯):最大5,000万円 |
apollostation THE GOLD のメリット
- ガソリン・軽油代が最大10円/L割引の「ねびきプラス」が無料付帯
- 200万円の利用で翌年カード年会費無料
- Visa、JCB、AMEXから選べる
- 旅行傷害保険や出光ロードサービスなどの特典が豊富
apollostation THE GOLD の気になるポイント
- ゴールド特典を使いこなすにはある程度の活動量が前提になる
- 年会費免除のハードルは200万円と高め
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年会費の元を取る具体的な使い方
損益分岐点を把握したうえで、リターンを最大化する3つの手順を示します。
固定費をカードに集約する
- 電気・ガス・水道:各社のマイページからカード払いに変更。月1〜2万円が自動で積み上がる
- 通信費:口座引き落としからカード払いへ切り替えるだけ。月1〜2万円
- 保険料:年払いにまとめると一度に大きく積み上げられる
- 税金:住民税・固定資産税・自動車税のカード払いが使える自治体が増えている
固定費だけで月9〜10万円に届く家庭なら、集約するだけで損益分岐点を達成できます。
給油とショッピングをセットで習慣にする
値引き単価は「ショッピング利用額+給油額」の合計で決まります。給油量が多い月は値引き単価も上がりやすいという関係です。
適用中の値引き単価はウェブステーションや利用明細で確認できます。月10万円以上の利用を保ちながら月40L給油すれば、ガソリンだけで年4,800円の節約になります。
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入会キャンペーンで初年度の負担を減らす
カード発行日が2027年4月8日までの新規入会では、出光カードアプリの登録・キャンペーンへのエントリーに加え、入会後約2ヶ月で40万円以上を利用すると20,000ポイントがもらえます(出光クレジット公式サイト)。
初年度にこれを取れば、年会費11,000円を差し引いても9,000円の黒字からスタートできます。キャンペーンの内容は時期によって変わるため、申し込み時点の条件を見て判断することになります。
一般カードを含むapollostationカードのキャンペーンは、次の記事でまとめています。

apollostation THE GOLDの損益分岐点に関するよくある質問
なお、出光・ENEOS・コスモの主要3系列でガソリン優遇付きのゴールドカードを発行しているのはapollostationだけです。他系列との比較を検討している方は、以下の記事で確認した事実をまとめています。

まとめ|月9.2万円か、apollostationでの給油が判断の分かれ目
apollostation THE GOLDの損益分岐点は、ポイントで年会費を回収する年間110万円と、年会費が無料になる年間200万円の2段階です。
- 月の利用額を数える。固定費の集約で月9.2万円に届くならポイントだけで元が取れる
- 給油先を確認する。apollostationが生活圏にあるかどうかで分岐点が大きく変わる
- ねびきプラスは自動付帯。月10万円以上の利用で最大10円/Lになり、ポイントも付く
固定費の集約とapollostationでの給油をセットにできる人にとっては、長く持つほど実質コストが下がっていくカードです。逆に月5万円以下の利用にとどまるなら、年会費永年無料の一般カードの方が無理がありません。
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