JCBプラチナ法人カードは年会費33,000円で、プライオリティ・パス、24時間のコンシェルジュ、家族特約つきで最高1億円の旅行傷害保険が付く、JCBの法人カードの最上位です。ポイントは一般・ゴールドと同じ200円で1ポイントで、還元率では選ぶ理由になりません。
年会費の元が取れるかは、出張・接待で特典を使う回数と、年間のカード利用額で決まります。ポイントだけなら年400万円前後で年会費を上回り、1年目は入会キャンペーンで最大72,000ポイントが上乗せされます。
- 年会費33,000円(初年度無料なし)。プライオリティ・パスとコンシェルジュはゴールドに無い
- 旅行保険は海外・国内とも最高1億円で家族特約つき。空き巣・犯罪被害・車の事故の見舞金もプラチナだけ
- ポイントは年400万円の利用(J-POINTボーナス込み35,000ポイント)で年会費を上回る
- プライオリティ・パスは代表使用者だけ。従業員にも使わせたいなら別のカードを検討
JCBプラチナ法人カードの基本情報
JCBプラチナ法人カードは、法人と個人事業主が申し込める、JCBが発行する法人カードの最上位ランクです。
【JCBプラチナ法人カードの基本情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費(税込) | 33,000円(初年度から) |
| 使用者カード(従業員用) | 1枚6,600円 |
| 申込対象 | 法人・個人事業主(カード使用者は18歳以上) |
| 利用可能枠 | 150万円〜(所定の審査あり) |
| ポイント | 200円で1ポイント(J-POINT) |
| 旅行傷害保険 | 海外・国内とも最高1億円(利用付帯・家族特約あり) |
| 空港ラウンジ | プライオリティ・パス、国内主要空港とホノルル |
| ETCカード | ETCスルーカードNを複数枚・年会費無料 |
| 発行まで | 通常2〜3週間 |
年会費は一般法人カード(1,375円)の24倍、ゴールド法人カード(11,000円)の3倍です。その差でどんな特典が増えるのかを、次の章からみていきましょう。
JCBプラチナ法人カードのメリット
JCBプラチナ法人カードのメリットは、次の6つです。
- 世界の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パス
- 24時間のコンシェルジュとグルメ・ベネフィット
- 家族特約つき最高1億円の旅行傷害保険
- 空き巣・犯罪被害・車の事故の見舞金
- J-POINTボーナスと有効期限5年のポイント
- ETCスルーカードNと経費管理の機能
①世界の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パス
JCBプラチナ法人カードは、世界145の国や地域の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスに無料で登録できます。海外出張の乗り継ぎや出発前の待ち時間を、ラウンジで過ごせます。
国内でも、主要空港とハワイ・ホノルルの空港のカードラウンジがカードと搭乗券だけで無料です。国内出張が中心ならラウンジはゴールドにも付いているので、プラチナならではの価値は海外のラウンジにあります。
出典:JCB「中小企業・個人事業主向けプレミアムサービス」、JCB「プライオリティ・パスについて教えてください」
②24時間のコンシェルジュとグルメ・ベネフィット
プラチナ・コンシェルジュデスクには、24時間365日、出張先のホテル・航空券の手配や、会食の店探しを電話で頼めます。秘書を置いていない会社なら、手配の時間をそのまま本業に回せます。
グルメ・ベネフィットは、対象のレストランで所定のコースを2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になる優待です。たとえば1人1万円のコースで接待をすると、1回で1万円分が浮き、年に3回使えば3万円になります。
③家族特約つき最高1億円の旅行傷害保険
旅行傷害保険は、交通機関などの代金を事前にカードで払うと使える利用付帯で、海外・国内とも傷害死亡・後遺障害が最高1億円です。カード使用者の配偶者・同居の両親・未婚の子どもも家族特約で補償されます。
【海外旅行傷害保険の主な補償】
| 補償 | 本人 | 家族特約 |
|---|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高1,000万円 |
| 傷害・疾病の治療費用 | 各1,000万円 | 各200万円 |
| 賠償責任 | 1億円 | 2,000万円 |
| 救援者費用 | 1,000万円 | 200万円 |
出典:JCB「JCBプラチナ法人カード」
海外の治療費は高額になりやすく、治療費用1,000万円はゴールド法人カード(300万円)の3倍以上です。家族を連れて海外へ行く経営者なら、家族分の保険を別に用意する手間も減ります。ショッピングガード保険は年間500万円、サイバーリスク保険は100万円まで補償されます。
④空き巣・犯罪被害・車の事故の見舞金
JCBプラチナ法人カードには、ゴールド以下には無い生活の補償も付いています。
- 空き巣被害見舞金:5万円(年1回)
- 犯罪被害傷害保険:死亡・後遺障害最高1,000万円(代表使用者)
- 犯罪被害傷害保険:入院日額7,500円・通院日額5,000円
- カーアクシデントケア見舞金:5万円
金額は大きくありませんが、旅行中に限らず日常の被害が対象になる点が、旅行保険とは違います。
⑤J-POINTボーナスと有効期限5年のポイント
ポイントは200円で1ポイントで、還元率は一般・ゴールドと同じ0.5%です。上乗せになるのは、年間の利用額に応じて加算されるJ-POINTボーナスで、年50万円で1,000ポイント、以降50万円ごとに2,000ポイントがもらえます。
海外での利用はMyJチェックに登録するとポイントが2倍になり、J-POINTパートナー(優待店)では最大20倍です。ポイントの有効期限は獲得月から5年で、一般(2年)・ゴールド(3年)より長く、まとめて交換しやすくなっています。
出典:JCB「J-POINTボーナス」、JCB「J-POINTの有効期限を確認したい」
⑥ETCスルーカードNと経費管理の機能
ETCスルーカードNは、本カードの枚数と関係なく、社用車の台数に合わせて複数枚を年会費無料で作れます。会計ソフト(弥生・freee・ソリマチなど)への明細の取り込みや、入出金を見える化するCashmapも使えます。

海外出張や接待が多く、ここまでの特典を使える経営者なら、JCBプラチナ法人カードの年会費に見合う使い方ができます。
JCBプラチナ法人カードは、年会費33,000円(税込)と高額ですが、そのぶんサービス内容も最上級です。最大の特典は、世界1,700ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの無料付帯です。さらに、24時間対応のプラチナ・コンシェルジュサービス、海外・国内旅行保険は最高1億円などビジネスを加速させる特典が豊富。法人・個人問わず、出張や接待、ハイレベルな交際費を扱う事業者にとっては、コスト以上の付加価値を感じられる1枚です。

| 年会費 | 33,000円 |
|---|---|
| 追加カード | 6,600円 |
| 還元率 | 0.5%〜10.0% |
| 発行スピード | 通常2〜3週間 |
| 保険 | 国内・海外旅行傷害保険:最高1億円 ショッピング保険:年間500万円 航空機遅延保険付き |
| 特典 | 空港ラウンジ、プライオリティ・パス、コンシェルジュ、人間ドックサービス、ドクターダイレクト24 |
JCBプラチナ法人カード の特徴
- プライオリティ・パスが無料付帯
- 旅行傷害保険から航空機遅延保険まで充実の補償体制
- 会計ソフトとの連携やCashmapなどの法人サービスあり
- コンシェルジュデスクの利用が可能
\詳細はこちらから/
JCBプラチナ法人カードのデメリット
申し込む前に知っておきたい注意点は、次の5つです。
- 初年度から年会費33,000円がかかる
- ポイントの使い道が限られる
- プライオリティ・パスは代表使用者だけ
- 使用者カードは1枚6,600円
- 法人の書類が必要で、届くまで2〜3週間
①初年度から年会費33,000円がかかる
一般・ゴールド法人カードはオンライン入会で初年度無料ですが、プラチナは初年度から33,000円がかかります。利用額によって無料になる条件もありません。ただし1年目は、入会キャンペーンのポイントで年会費を上回ることもできます(後述の表)。
②ポイントの使い道が限られる
JCB法人カードはMyJCB Payの対象外で、1ポイント1円でお店の支払いに使う方法がありません。1円に近い価値で使うなら、JCBギフトカードへの交換が中心になります。
【JCBプラチナ法人カードのポイントの使い道】
| 使い道 | 必要なポイント | 1ポイントの価値 |
|---|---|---|
| JCBギフトカード5万円分 | 50,500ポイント | 約0.99円 |
| JCBギフトカード5,000円分 | 5,500ポイント | 約0.91円 |
| カードの支払いにキャッシュバック | 1,000ポイント以上 | 0.7円 |
出典:JCB「MyJCB Payに登録可能なカード」、JCB「J-POINTをJCBギフトカードに交換できますか?」、JCB「J-POINTはカードの支払いに充当できますか」
ギフトカードは単位が大きいほど1円に近づくため、有効期限5年を生かして、まとまった単位で交換するのがおすすめです。
③プライオリティ・パスは代表使用者だけ
プライオリティ・パスに登録できるのは代表使用者だけで、使用者カードを持つ従業員は申し込めません。海外出張に行くのが社員中心なら、プラチナの大きな特典を会社として使い切れない点に注意が必要です。
出典:JCB「プライオリティ・パスについて教えてください」、JCB「中小企業・個人事業主向けプレミアムサービス」
④使用者カードは1枚6,600円
従業員用の使用者カードは1枚6,600円で、無料になる条件はありません。5人に持たせると年33,000円(6,600円×5枚)で、本カードの年会費と同じ額になります。
ゴールド法人カードの使用者カードは1枚3,300円で、本カードが無料の初年度は無料です。従業員に配る枚数が多いなら、使用者カードの年会費も比べましょう。

⑤法人の書類が必要で、届くまで2〜3週間
Webで申し込んだあと、審査に通ると入会申込書が郵送され、法人と代表者の本人確認書類を添えて返送します。カードが届くまで通常2〜3週間かかり、すぐに使い始めることはできません。書類なしで早く作りたいなら、後述のJCB CARD Biz プラチナが候補です。
JCBプラチナ法人カードの年会費33,000円は元が取れるか
ポイントだけで年会費を取り戻せるかを、年間の利用額ごとに計算しました。J-POINTボーナスを含め、1ポイントを約1円(JCBギフトカード)として計算しています。
【年間利用額ごとのポイントと年会費の差】
| 年間利用額 | ポイント (ボーナス込み) | ポイント−年会費 |
|---|---|---|
| 100万円 | 8,000ポイント | 約−25,000円 |
| 300万円 | 26,000ポイント | 約−7,000円 |
| 400万円 | 35,000ポイント | 約+2,000円 |
| 500万円 | 44,000ポイント | 約+11,000円 |
出典:JCB「J-POINTボーナス」
ポイントだけで年会費を上回るのは、年400万円前後の利用からです。それより少ない利用額なら、ラウンジ・コンシェルジュ・グルメ・ベネフィット・保険の価値で差を埋めることになります。
1年目は、入会月を含む3か月後の月末までに90万円以上使うと72,000ポイント(45万円以上なら27,000ポイント)がもらえます。年会費33,000円の2倍以上で、1年目は使い方しだいで年会費を大きく上回れます。
JCBゴールド法人カードとの違い
ゴールド法人カードとの年会費の差は22,000円(33,000円−11,000円)です。ポイントのたまり方とJ-POINTボーナスは同じなので、差額で増えるのは特典と補償だけです。
【JCB法人カード3ランクの違い】
| 項目 | ![]() JCB一般法人カード | ![]() JCBゴールド法人カード | ![]() JCBプラチナ法人カード |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 1,375円 初年度無料 | 11,000円 初年度無料 | 33,000円 |
| 使用者カード | 1,375円* | 3,300円* | 6,600円 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 家族特約あり |
| 国内旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 家族特約あり |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港・ホノルル | 国内主要空港・ホノルル +プライオリティ・パス |
| コンシェルジュ | なし | なし | 24時間365日 |
| グルメ・ベネフィット | なし | なし | あり |
| サイバーリスク保険 | 50万円 | 75万円 | 100万円 |
| ポイントの有効期限 | 2年 | 3年 | 5年 |
出典:JCB「JCB法人カード 一般」、JCB「JCBプラチナ法人カード」、JCB「J-POINTの有効期限」
海外出張でプライオリティ・パスを使う、会食でグルメ・ベネフィットを使う、家族の旅行保険もまとめたい、のいずれかに当てはまるならプラチナの差額22,000円に意味があります。国内出張が中心でラウンジと保険があれば十分なら、ゴールド法人カードで足ります。

JCB CARD Biz プラチナとの違い
名前が似た「JCB CARD Biz プラチナ」も、年会費33,000円でプライオリティ・パスとコンシェルジュが付くプラチナカードです。違いは、申し込みの条件と従業員用カードの費用です。
【JCBプラチナ法人カードとJCB CARD Biz プラチナの違い】
| 項目 | ![]() JCBプラチナ法人カード | ![]() JCB CARD Biz プラチナ |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 33,000円 | 33,000円 |
| 申込対象の年齢 | 18歳以上 | 25歳以上 |
| 法人の本人確認書類 | 必要 | 不要 |
| 従業員用カード | 使用者カード 1枚6,600円 | パートナーカード 1枚目無料・2枚目から3,300円 |
| 旅行保険の家族特約 | 配偶者・同居の両親・未婚の子 | 19歳未満の子 |
| MyJCB Pay | 使えない | 使える |
25歳以上で、登記簿謄本などを用意せずに作りたい、従業員用カードを安く配りたいならJCB CARD Biz プラチナが向いています。配偶者や親まで含めた家族特約、空き巣などの見舞金を重視するならJCBプラチナ法人カードです。

JCBプラチナ法人カードの申し込み方法
申し込みはWebで行い、審査のあとに書類を郵送で返します。
公式サイトの入会申込画面に、法人と代表者の情報を入力します。受付完了と審査結果はメールで届きます。
審査に通ると「入会申込書(自署・捺印届)」が届きます。記入・捺印し、法人と代表者の本人確認書類を同封して返送します。
申込書がJCBに届いてから1週間程度で、代表者の自宅などに契約確認書類が届きます。
契約確認書類の受領が確認されてから1週間程度で、カードが届きます。
審査の基準や年収の目安は公表されておらず、JCBプラチナ法人カード独自の基準で審査されます。インビテーション(招待)が無くても申し込めます。

JCBプラチナ法人カードの入会キャンペーン
2027年3月31日までの申し込みで、次の3つのキャンペーンが使えます。いずれも参加登録が必要なものがあります。
【JCBプラチナ法人カードで使えるキャンペーン】
| キャンペーン | 条件 | 特典 |
|---|---|---|
| 新規入会 | 入会月を含む3か月後の月末までに45万円/90万円以上 | 27,000/72,000ポイント |
| ETCスルーカードNの利用 | 新規入会し、入会月を含む3か月にETCを利用 | 利用額の20%(最大30,000ポイント) |
| 使用者カードの追加 | 使用者カードを追加して参加登録 | 1名3,000円分のJCBギフトカード(最大10名) |
JCBプラチナ法人カードのよくある質問
まとめ:JCBプラチナ法人カードは、海外出張・接待と年400万円の利用で選ぶ
JCBプラチナ法人カードは、ポイントの還元率ではなく、プライオリティ・パス・コンシェルジュ・グルメ・ベネフィットと、家族特約つき1億円の旅行保険やプラチナだけの見舞金で選ぶカードです。ポイントだけなら年400万円前後で年会費を上回り、1年目は入会キャンペーンでさらに有利になります。
- 海外出張でプライオリティ・パスを使うのは代表者か
- 会食・接待でグルメ・ベネフィットを使う機会があるか
- カードの利用額が年400万円前後あるか
- 法人の書類を用意でき、2〜3週間待てるか
国内出張が中心ならゴールド法人カード、書類なしで作りたいならJCB CARD Biz プラチナも比べてみましょう。他社のプラチナとの比較や、JCB法人カード全体の違いは次の記事にまとめています。


三井住友・セゾン・アメックスなど他社も含めた法人プラチナカード7枚の年会費と申込対象は、次の記事で比べています。







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