楽天ANAマイレージクラブカードのメリット・デメリット!ANAカードや楽天カードとの違いから活用法まで徹底解説!

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天ポイントとANAマイルを2重で貯められるユニークなクレジットカード。楽天経済圏の恩恵を受けつつ、効率的にマイルを貯められるのが最大のメリット。

ただし、年会費や還元条件には注意点もあり、使い方次第では損をすることもあります。

そこで本記事では、楽天ANAマイレージクラブカードの特典・メリット・デメリットをはじめ、他のANAカードやJALカードとの違い、マイルの上手な使い方、2枚持ちの戦略までを網羅的に解説!

楽天ANAマイレージクラブカードの申し込みを検討中の方は必見です。

目次

結論:楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイルのライト層におすすめ

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天経済圏とANAマイルのいいとこ取りができる優秀な1枚です。楽天市場や楽天トラベル、楽天モバイルなどを日常的に利用している方は、楽天ポイントとANAマイルの二重取りによって高い還元効率を実現できます。

また、ANA航空券の購入でもマイルがしっかり貯まり、ライト層でも気軽にマイル生活を始められるのが魅力です。ただし、JAL派やAmazon中心のユーザー、完全無料を求める方には不向きな面も。自分の利用スタイルに合えば、年会費以上の価値が見込めるおすすめカードです。

このように、自分のライフスタイルや購買傾向と合っていないと、楽天ANAマイレージクラブカードの強みを十分に活かしきれない可能性があります。選ぶ際は、日常の買い物や旅行スタイルとの相性をチェックしておきましょう。

楽天ANAマイレージクラブカード は、楽天ポイントの利便性とANAマイルへの交換機能を両立した、柔軟性の高いクレジットカードです。年会費は初年度無料、2年目以降も年1回の利用で550円(税込)が無料になるため、コストを抑えて運用できます。楽天市場での買い物ではポイント最大3倍以上の還元が狙え、楽天経済圏との相性も抜群です。

「ANAマイルコース」では、通常のショッピング利用で200円=1マイルが自動加算され、「楽天ポイントコース」では楽天ポイントが貯まり、必要に応じて2ポイント=1マイルで交換も可能。ライフスタイルに合わせて、ポイントとマイルを切り替えて使える柔軟さが魅力です。ANAマイレージクラブ機能も一体型で、フライトによるマイル加算にも対応。低コストでマイルを貯めたい方に最適な一枚です。

楽天ANAマイレージクラブカード

年会費:550円

家族カード:年会費無料
(初年度無料、年1回の利用で翌年無料)

  • マイル還元率:0.5%(200円=1マイル)
  • ポイント還元率:1.0%(100円=1ポイント)
  • 国内旅行保険:なし
  • 海外旅行保険:最高3,000万円
ボーナスマイル

ボーナスマイルはありませんが、楽天ポイントは利用すれば有効期限が延長されるため長期間にわたってコツコツ貯められます。

東京ー沖縄(9,000マイル)

マイル換算(0.5%)では180万円の利用が必要です。とはいえ楽天市場や楽天カード決済でのポイント付与率次第では、実質還元率は4%以上にもなります。

おすすめの人

日常的に楽天サービスを使う人で、飛行機よりもネット通販・旅行予約でポイントを貯め、必要に応じてANAマイルに交換したい人におすすめです。年会費の心配がなく、お得にマイルを始めたい初心者にも良いでしょう。

おすすめできない人

楽天のサービスをほとんど使わない人。楽天ポイントからの移行でマイル還元率は0.5%と低めなので、飛行機搭乗メインでマイルを稼ぎたい人には向きません。

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楽天ANAマイレージクラブカードのスペック

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードとANAの提携によって発行されているマイル特化型クレジットカード。基本スペックは以下のとおりです。

項目内容
年会費初年度無料
2年目以降550円(税込)*
国際ブランドVISA / JCB
還元対象ANAマイル / 楽天ポイント
家族カード年会費:無料
最大2枚まで発行可能
ETCカード年会費550円(税込)
1枚のみ発行可能
付帯保険海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
*年1回の利用で翌年年会費無料

通常の楽天カードに比べて年会費が発生する点が異なりますが、年間1回でもカードを利用すれば、翌年の年会費が無料になるため、実質無料で持ち続けることも可能です。

また、ANAマイルへの自動移行機能があることも、通常の楽天カードとの大きな違いになります。

楽天ポイントとANAマイル2つのコースから選べる

楽天ANAマイレージクラブカードでは、「ANAマイルコース」または「楽天ポイントコース」のいずれかを選択できます。

それぞれの還元率と特徴は以下のとおりです。

コース名還元内容おすすめの人
ANAマイルコース200円=1マイル(還元率0.5%)ANA航空券の購入が多い人向け
楽天ポイントコース100円=1ポイント(還元率1.0%)楽天市場などを頻繁に利用する人向け

どちらのコースも、あとから自由に切り替えが可能です。ライフスタイルや使い道に応じて、最適なコースを選ぶのがポイントです。

なお、楽天ポイントは50ポイント=25マイルに交換ができます。換算すると結果的には0.5%の還元率になります。ANAマイルコースを選んでいると直接マイルが貯まるため、最低ポイントを気にすることがないのがメリットです。

通常の楽天カードとの違い

楽天ANAマイレージクラブカードと通常の楽天カードは似ていますが、微妙に異なります。

項目楽天ANAマイレージクラブカード楽天カード
年会費550円(年1回利用で無料)永年無料
ポイント還元楽天ポイント+ANAマイル楽天ポイントのみ
マイル自動移行機能あり(楽天ポイント→ANAマイル)なし
国際ブランドVISA / JCBVISA / MasterCard / JCBなど
ラウンジ・保険などの付帯海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯)海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯)

最大の違いは、ANAマイルが直接貯まるかどうか。通常の楽天カードでは、楽天ポイントを貯めて、それをマイルに交換するには手動の手続きが発生します。

その点、楽天ANAマイレージクラブカードは、初めからマイル特化の設計となっており、ANAマイラーにとっては効率的にマイルが貯まる1枚といえるでしょう。

MASA

クレジット機能と楽天ポイント機能、ANAマイレージカードが一体となっているためお財布の中のカードを減らせるのは嬉しいポイント。

楽天ANAマイレージクラブカードのメリット

楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルを効率的に貯めたい方に向けた特化型カードとして、多くのメリットを備えています。

とくに、楽天市場でのポイントアップや航空券購入時のマイル優遇、さらには楽天ポイントとの二重取りができる点は、他のANAカードにはない独自の魅力です。ここでは楽天ANAマイレージクラブカードの代表的なメリットを4つに分けて紹介します。

メリット:①ANAマイル還元率はコスパに優れる

ANAマイルを効率よく貯めたいなら、交換条件の有無は見逃せないポイントです。

一般的な年会費無料カードでは、一定数のポイントを貯めないとANAマイルに交換できませんが、楽天ANAマイレージクラブカードなら少額の利用でも自動でマイルが付与されます。交換手続きも不要です。

カード名年会費マイル還元率ANAマイル交換の最低条件
楽天ANAマイレージクラブ550円0.5%
(200円=1マイル)
自動でマイル付与
JCBカードW永年無料0.6%
(1,000円=2ポイント、1ポイント=3マイル)
500 OkiDokiポイント〜
ANAカード(一般)2,200円1%(200円=1マイル)自動でマイル付与

マイルが自動で貯まるためポイントが無駄になりにくい点は楽天ANAマイレージクラブカードならではの強み。また年会費の無料条件も容易に達成可能なのもうれしいポイントです。

メリット:②ANAマイルと楽天ポイントの二重取りが可能

楽天ANAマイレージクラブカードは、条件を満たせば「ANAマイル」と「楽天ポイント」の二重取りができます。具体的には、「ANAマイレージモール」を経由して楽天市場で買い物をすると、ANAマイルと楽天ポイントの二重取りが可能です。

ANAマイレージモールをうまく活用すれば、日常使いでも効率よくマイルやポイントを貯められるため、陸マイラーにも人気があります。

メリット:③空港ラウンジや旅行保険などの付帯特典

楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルを効率よく貯められるだけでなく、旅行関連の付帯特典も魅力のひとつです。うまく活用すれば、旅先での安心感や快適さを得られるだけでなく、カードの価値をさらに高められるでしょう。

主な旅行関連特典
  • 海外旅行傷害保険(利用付帯):最高2,000万円(死亡・後遺障害など)
  • 楽天カードラウンジ(ハワイ):無料で利用可能
  • 空港ラウンジサービス:楽天ゴールドカード以上のみ対象
  • カード盗難補償・ネット不正利用保険
  • 楽天トラベル利用時のポイントアップ

とくに海外旅行傷害保険は、旅先でのケガや病気に備えられる心強いサポートです。

補償を受けるには「旅行代金の一部をカードで支払う」などの条件がありますが、ANA便やツアーとの相性がよく、マイルを貯めながら保険も活用できるのは大きなメリットです。

メリット:④スキップサービスを使える

楽天ANAマイレージクラブカードは、ANA国内線の「スキップサービス」の利用が可能です。チェックインカウンターを省略し、直接保安検査場に進めるため、出張や旅行もこれまで以上にスムーズに済みます。

利用方法は以下のとおりです。

  1. 事前にウェブかモバイルで席と座席指定を完了
  2. 当日、保安検査場のRFリーダーに楽天ANAマイレージクラブカードをタッチ
  3. そのまま保安検査場へ

スキップサービスを利用すれば、空港での搭乗手続き待ち時間を大幅に省略可能です。ビジネスや旅行で時間を節約したい人にとっては、地味ながらも価値のある特典といえます。ただし、利用は国内線限定である点には注意が必要です。

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マイルがあと少し足りない時に活躍する

楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルへの交換ハードルが低く、細かい調整に非常に便利です。たとえば、楽天ポイントは50ポイント(=25マイル)から交換可能。対して、他の高還元カードでは最低交換単位が500~1,000ポイントと高めに設定されています。

カード名最低交換単位備考
楽天ANAマイレージクラブカード50ポイント(=25マイル)少額から交換でき、マイル調整に最適
JCBカードW500ポイント(=300マイル)Oki Dokiポイント→マイル
オリコカード ザ ポイント1,000ポイント(=500マイル)ANAマイル交換まで時間がかかりがち

「あと少しのマイルで特典航空券に届くのに…」という場面でも、楽天ANAマイレージクラブカードならすぐに補填できるのが大きな魅力です。サブカードとしても優秀な存在といえるでしょう。

MASA

楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイルコースを選択しても、楽天市場でのポイントアップ分は楽天ポイントで貯まる仕組みです。日々貯まる楽天ポイントをいざという時に、ANAマイルに交換できる柔軟性の高さはマイラーとしては見逃せません。

楽天ANAマイレージクラブカードのデメリットや注意点

楽天ANAマイレージクラブカードには多くのメリットがありますが、使い方やライフスタイルによってはデメリットに感じるポイントも存在します。

年会費の発生やラウンジ利用の制限、他の楽天カードとの比較で見劣りする点など、注意すべき点を事前に把握しておくことが重要です。

SPU対象は楽天ポイントで貯まる

楽天ANAマイレージクラブカードで「ANAマイルコース」を選んだ場合でも、楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)対象分は楽天ポイントとして付与されます。

具体的には、楽天市場での基本ポイント1%、楽天カード利用分1%、さらに特典分2%の計3%は楽天ポイントとして獲得可能。一方、カード決済で得られる通常分(0.5%)だけがANAマイルで付与される仕組みです。

つまり、SPUによるポイントアップはANAマイルの対象外ですが、楽天ポイントを後からANAマイルへ交換する必要があります。交換には手間がかかるものの、楽天市場ユーザーにとっては効率良く二重取りできるのが、楽天ANAマイレージクラブカードの強みといえるでしょう。

マイル→楽天ポイント交換には10,000マイルが必要

楽天ANAマイレージクラブカードでは、ANAマイルを楽天ポイントに交換できますが、最低でも10,000マイルが必要と、かなり高いハードルです。

しかも、交換レートは10,000マイル=4,000楽天ポイント。楽天ポイントからANAマイルへは「2ポイント=1マイル」なので、逆方向の方が価値が下がるのは気になるポイントです。

つまり、「ポイントを使いたいからマイルを交換しよう」と考えても、実際は4割程度の価値に目減りしてしまうのが現実。日常の支払いに楽天ポイントを使いたい方は、最初から楽天ポイントコースを選んだ方が合理的です。

ゴールドにしないとラウンジ特典が物足りない

楽天ANAマイレージクラブカードには、国内空港ラウンジなどの利用特典が一般カードには付帯していません。ラウンジ利用や充実した旅行保険を希望する場合は、楽天 ゴールド カードへの切り替えが必要となるのはデメリットです。

比較項目楽天ANAマイレージクラブカード楽天ゴールドカード
空港ラウンジ利用ハワイ楽天カードラウンジのみ利用可能国内主要空港
ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港
海外旅行傷害保険利用付帯:最大2,000万円利用付帯:最大3,000万円
年会費(税込)550円2,200円

なお、楽天ゴールドカードはラウンジ利用ができるものの、年間2回までと条件付きです。頻繁に出張や旅行に出かける方は、さらに上位ランクの楽天プレミアムカードや他社ゴールドカードを検討すると良いでしょう。

使わないとマイル失効のリスクも

楽天ANAマイレージクラブカードを使わずに放置していると、ポイントやマイルが失効してしまうリスクがあります。注意したいのはANAマイルの有効期限です。ANAマイルは積算から3年で失効し、延長もできません。

一方で楽天ポイントは、通常ポイントなら最終ポイント獲得日から1年となり、楽天カードを使っていれば延長可能です。しかし「ANAマイルコース」を選択している場合、獲得分の一部はマイルとして積算されるため、有効期限の管理がより重要になります。

旅行機会が減ったり、カードを使わない期間が続いたりすると、せっかくの年会費を払いながらメリットを享受できない状態になりかねません。そのような場合には、ANAマイルコースから楽天ポイントコースへと、変更しておくのがおすすめです。

ボーナスマイルが貰えない

楽天ANAマイレージクラブカードには、フライト時に加算される搭乗ボーナスマイルが付きません。これはANAの一般カード以上に備わっている特典で、飛行機を頻繁に利用する方には大きな差となります。

以下に、ANAカードの種類別にボーナスマイルの付与率をまとめました。

カード種別入会/継続ボーナス搭乗ボーナスマイル
ANA一般カード各1,000マイル区間基本マイル+10%
ANAワイドカード各2,000マイル区間基本マイル+25%
ANAワイドゴールドカード各2,000マイル区間基本マイル+25%
ANAスーパーフライヤーズ各2,000マイル区間基本マイル+35%〜
楽天ANAマイレージクラブカードなしなし

このように比較すると、楽天ANAマイレージクラブカードは日常の支払いでマイルを貯めるのに特化しているといえます。フライトによる加算は期待できないため、搭乗機会が多い方はANA一般カードやゴールドカードとの併用でボーナスを逃さず貯めるのが賢い選択です。

MASA

楽天カードでポイントコースにしておけば、有効期限も使う分だけ伸びるので、必要なときにマイルに交換できます!また、楽天ポイントは汎用性が高く様々なシーンで使えるのもうれしいポイントですね。

楽天ANAマイレージクラブカード vs 他のANAカード・JALカード比較

楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイルが貯まるカードの中でも、「楽天ポイントとの二重取り」や「楽天経済圏での活用」に強みがあります。

しかし、ANA一般カードやJALカード(普通カード)と比較すると、年会費や特典内容、還元率には違いが見られます。ここからは、他のマイル系カードとの違いを具体的に比較し、自分に合ったカード選びに役立ててください。

楽天ANAマイレージクラブカードとANA一般カードの比較

楽天ANAマイレージクラブカードとANA一般カード(VISA/Mastercard)は、いずれもANAマイルを効率よく貯められるカードですが、目的や生活スタイルによって向き不向きが分かれます。

項目楽天ANAマイレージクラブカードANAカード(一般)
年会費550円(税込)2,200円(税込)
マイル移行手数料無料年6,600円(10マイルコース)
マイル還元率0.5%(200円につき1マイル)0.5%〜1%(1,000円につき5マイル)
付帯保険海外旅行傷害保険(利用付帯)海外旅行傷害保険(自動付帯)

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天サービスを基本にANAマイルが貯まるカード。日常使いでのポイント効率を重視する人に向いています。一方、ANA一般カードは飛行機の搭乗頻度が高く、ANAマイルに特化したい人におすすめです。

また、ANAカード(一般)はマイルを移行するのに別途年会費6,600円がかかります。搭乗ボーナスや区間マイルで稼げない人にとっては、ネックとなるでしょう。

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ANA一般カードの基本還元率も同じ0.5%ですが1,000円以下の利用ではマイルが貯まりません。つまり、200円ごとに1マイルが貯まる楽天ANAマイレージクラブカードの方が、マイルを貯めやすい仕組みといえますね。

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ANAカードの中でどれが一番マイルが貯まりやすい?

マイルを効率よく貯めたい人にとって、最も気になるのが「ANAマイルが貯まりやすいカードはどれか」という点です。

カード名年会費(税込)マイル還元率特徴・向いている人
ANA一般カード2,200円0.5%飛行機利用が多いANAユーザー
楽天ANAマイレージクラブカード550円
(1回の利用で翌年無料)
0.5%楽天経済圏×ANAマイルを活かしたい人
ANAワイドゴールドカード15,400円1.0%出張・旅行でANA便をよく使うビジネス層向け

結論として、ANA便を頻繁に利用し、高額決済が多い人にはANAワイドゴールドカードが有利です。また、ANA一般カードやANAワイドゴールドカードはボーナスマイルも貯まる、空マイラー必携のクレジットカードといえます。

楽天ANAマイレージクラブカードは初年度無料、年1回の利用で翌年も無料で利用できるため、所有コストを抑えつつ、普段のお買い物でマイルを貯められるのが強みです。

飛行機の利用ではANA一般カードなどのボーナスマイルが貯まるクレジットカードを利用し、楽天ANAマイレージクラブカードは日常使い用として2枚持ちするのも良いですね。

マイルが貯まるクレジットカードに興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください!

楽天ANAマイレージクラブカードの賢い使い方・活用術

楽天ANAマイレージクラブカードは、ただ持っているだけでは真価を発揮しません。日常生活の中で意識的に使いこなすことで、ANAマイルと楽天ポイントの両方を効率よく貯めることができます。

ここからは、普段の支払いや楽天市場、航空券購入、キャンペーン活用といった具体的な場面ごとに、おすすめの使い方を解説します。

日常の出費を集約させて効率よくポイントを獲得する

楽天ANAマイレージクラブカードは、日々の支払いをカードに集約するだけで、ANAマイルが自動で貯まるのもメリットです。マイルコースを選択しておけば、楽天市場や街の加盟店での支払い200円ごとに1マイルが自動的に付与されます。

具体的な支払い例
  • 公共料金(電気・ガス・水道)
  • スマホやインターネットなどの通信費
  • サブスクリプション(動画・音楽)
  • 食料品や日用品の購入
  • 楽天モバイル、楽天トラベルなど楽天系サービス

楽天ANAマイレージクラブカードを持つことで、いつもの生活費をそのままANAマイルに変えることができるようになります。わざわざ意識しなくても、支払いを重ねるほどに自然と旅の資金が貯まっていくのが楽天ANAマイレージクラブカードの魅力のひとつです。

家族カードを活用して漏れなく貯める

楽天ANAマイレージクラブカードでは、家族カードを年会費無料で発行可能です。本会員と同じ還元率で楽天ポイントが貯まり、生活費の多くを1枚のカードグループにまとめることで、マイル獲得効率が大幅にアップします。

たとえば、夫婦それぞれが日常の買い物・公共料金・交通費などを家族カードで支払えば、利用額がすべて本会員に集約され、ポイントも一元管理可能。貯まった楽天ポイントはANAマイルへの交換も可能なため、家族全体でマイルを貯めて旅行資金にすることも現実的です。

また、家族カードの利用明細も本会員側で管理できるため、支出の見える化にも役立ちます。楽天経済圏の活用を家族単位で最適化するなら、家族カードの発行は必須ともいえるでしょう。

楽天市場でのSPU活用

楽天ANAマイレージクラブカード最大のメリットは、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアッププログラム)によるポイント増加です。楽天ANAマイレージクラブカードで決済すれば、以下のようなSPU特典が得られます。

条件ポイント倍率
楽天ANAマイレージクラブカードで決済+2倍
楽天モバイル契約+4倍以上
楽天ブックス・楽天Koboの利用各+0.5倍
楽天市場アプリ経由での買い物+0.5倍

このようにSPU条件を組み合わせれば、最大10倍以上のポイント獲得も可能です。貯まった楽天ポイントをANAマイルに移行することで、実質的に「楽天市場=マイル貯金箱」として機能します。

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さらに、キャンペーン活用で獲得マイルを大幅アップ可能です。楽天市場やANAの特典企画は事前エントリーが必要な場合もあるため、アプリやメルマガで最新情報をチェックしましょう。


楽天カードのSPUについてはこちらの記事も参考にしてください!お得に楽天カードを活用する方法をご紹介しています。

貯まったANAマイルの交換方法と活用術

楽天ANAマイレージクラブカードで貯めたANAマイルは、航空券の予約だけでなく、さまざまな用途に活用できます。特典航空券への交換が代表的ですが、楽天ポイントへの移行やホテル・商品との交換も可能です。

ただし、それぞれに必要マイル数や手続き方法、注意点があるため、使い道を把握しておくことが重要です。

特典航空券に交換する方法と注意点

ANAマイルの王道的な使い道は、ANA便または提携航空会社の「特典航空券」への交換です。5,000マイルから交換することができます。

交換方法(ANA国内線の場合)
  1. ANAマイレージクラブにログイン
  2. 特典航空券の空席検索ページから便を選択
  3. 必要マイル数を確認し、予約手続きへ

たとえば、東京(羽田)〜大阪(伊丹)の片道特典航空券には、5,000〜7,500マイル程度が必要です(シーズンにより変動あり)。国際線は距離と座席クラスに応じて必要マイル数が大きく変わります。

  • 東京〜福岡:6,000〜9,000マイル
  • 東京〜札幌:6,000〜9,000マイル
  • 東京〜那覇:7,000〜10,500マイル
  • 東京〜大阪:5,000〜7,500マイル

ANAマイルの交換先は?

ANAマイルは、航空券だけでなく電子マネーや共通ポイントなどにも交換可能。交換は10,000マイルからとハードルが高いものの、旅行に行けない時期でも無駄なく使える魅力的な選択肢といえるでしょう。

  • 楽天Edyにチャージ
  • Marriott Bonvoyポイント
  • 京急プレミアポイント
  • タカシマヤポイント
  • nanacoポイント

また、航空券への交換に比べてインパクトは小さいものの、マイル失効の防止やちょっとした節約手段としては十分な価値があります。

楽天ゴールドカードに切り替えるべき?

楽天ANAマイレージクラブカードには、ゴールドカードの選択肢がありません。そのため補償やラウンジ利用などの物足りなさをカバーするには楽天ゴールドカードが検討対象になります。

ここからは、楽天ANAマイレージクラブカードと楽天ゴールドカードの特典や違いについてみていきましょう。

楽天ゴールドカードの特典と違い

楽天ゴールドカードは特典が充実した上位カードです。とくに、楽天市場でのポイントアップ(SPU+2倍)と、空港ラウンジサービスの無料利用が魅力です。

比較項目通常カードゴールドカード
年会費550円(税込)11,000円(税込)
楽天市場SPU+2倍+2倍
空港ラウンジなし国内空港+一部海外空港で利用可
旅行傷害保険海外のみ/最高2,000万円海外・国内/最高2,000万円
ETCカード年会費550円(税込)無料

楽天ゴールドカードのメリットはラウンジ利用程度ですが、それもラウンジ利用は年間2回までと物足りない印象です。SPUでは最大ポイント還元率18倍になりますが、カード所有でのポイントアップは+2倍と通常の楽天カードと変わらないため、年会費分のメリットを享受するのはやや難しいでしょう。

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頻繁に旅行や出張がある人よりもたまに家族で旅行する人など向けの特典と考えられますね。

楽天ANAカードを利用するか、またはさらに上位カードの楽天プレミアムカードを検討する方が良いでしょう。楽天プレミアムカードについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

切り替え方法と注意点

楽天ANAマイレージクラブカードからゴールドへの切り替えは、楽天e-NAVI(会員専用サイト)から手続き可能です。ただし、「切り替え」ではなく「新規申込扱い」となるため、いくつか注意が必要です。以下のステップで進めましょう。

【切り替え手順】
  1. 楽天e-NAVIにログイン
  2. 「カードの追加・切替」メニューを選択
  3. 「楽天ANAゴールドカード」を選び、申込フォームへ進む
  4. 必要情報を入力し、申込完了
  5. 審査後、ゴールドカードが郵送される(1〜2週間目安)

また、注意点は以下のとおりです。

  • カード番号が変更されるため、引き落とし先の再設定が必要
  • Edy残高は引き継がれないため、事前に使い切る
  • 公共料金の支払いに設定している場合は再設定が必要

楽天ANAマイレージクラブカードの申し込み方法

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カード公式サイトから簡単に申し込むことができます。一般的なクレジットカードと同様、申し込み後は所定の審査が行われますが、比較的ハードルは高くありません。

ここでは、申し込みの具体的な手順や必要書類、審査のポイントについてわかりやすく解説します。

申し込み手順と必要書類

楽天ANAマイレージクラブカードはオンラインで完結するため、申込みから発行までスムーズに進めば最短1週間程度で手元に届きます。以下は基本の申込手順と、審査通過・早期発行のためのポイントです。

STEP
公式サイトにアクセス

楽天ANAマイレージクラブカード専用ページから申し込みフォームへ。

STEP
必要事項の入力

氏名・住所・勤務先・年収・ANAマイレージクラブ番号などを正確に入力。

STEP
本人確認書類の提出

運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証+補足書類(住民票など)を画像でアップロード

STEP
審査・発行

最短で即日審査、カードは約5~7日で発送されます。

最短発行のコツ
  • 平日午前中に申し込む
  • 入力ミス・未記入に注意する
  • 本人確認書類は明るい場所で撮影

審査基準と通過しやすい人の特徴

楽天ANAマイレージクラブカードは、申し込みやすいカードとして知られています。過去に延滞歴などがなければ、安定した収入があれば発行されやすい傾向にあります。

通過しやすい人の特徴
  • 安定した職業(会社員・公務員・契約社員など)
  • 毎月の収入が一定している(アルバイトでも可)
  • 他社クレジットの延滞・滞納がない
  • 楽天グループの利用履歴があるとプラス材料に

また、楽天カードとの違いは「ANAマイレージクラブ番号の登録」など航空系要素が加わる点ですが、基本的な審査基準は大きく変わりません。

よくある質問(FAQ)

楽天ANAマイレージクラブカードは廃止されるの?

楽天ANAマイレージクラブカードの廃止予定は公式発表されていません。過去に一部カードの新規受付停止などはありましたが、本カードは現在も新規申込が可能です。

マイルが貯まらない・失効したときの対策

ANAマイルは3年で有効期限を迎えるため、定期的な交換や利用が必要です。失効前にANA SKY コインに交換するのがおすすめ。ANA SKY コインの有効期限は、マイルから交換した場合、交換月の12カ月後の月末までなので、ANAマイルの有効期限を実質延長させることが可能です。

家族カードやETCカードは発行できる?

楽天ANAマイレージクラブカードは家族カードやETCカードの発行が可能です。家族カードは年会費無料、ETCカードは年会費550円(税込)です。

解約時のマイル・ポイントの扱いは?

カード解約後、楽天ポイントは楽天IDに残りますが、マイルコースを選択していた場合、ANAマイルの積算は停止されます。解約前にマイルの残高を確認し、必要なら交換手続きをしておきましょう。

楽天ANAマイレージクラブカードは2枚持ちできる?

楽天ANAマイレージクラブカードはどのような組み合わせでも2枚目の楽天カードは発行できません

まとめ:楽天ANAマイレージクラブカードは「使い方次第」で真価を発揮する

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天ポイントとANAマイルを効率よく貯められる、ハイブリッドな1枚です。日常の買い物はもちろん、楽天市場や旅行の支払いに活用することで、驚くほどお得にマイルが貯まります。

ただし、JAL派や楽天を使わない人には向かないケースもあるため、自分のライフスタイルに合っているかを見極めることが重要です。

また、ANAマイルから楽天ポイントへの交換制度やゴールドへの切り替え制度など、柔軟性の高さも魅力のひとつ。

上手に活用すれば、年会費以上のリターンを得ることも十分可能。あなたの生活に「飛行機での旅行をもっと身近にする1枚」を加えてみませんか?

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