【2025年最新版】学生向けクレジットカード完全ガイド!学生は「経済圏」で選ぶ時代

学生にとって、はじめてのクレジットカードは将来の資産形成にも関わる大切な1枚です。最近では、ポイント還元率や特典だけでなく、カード会社が提供する「経済圏」を意識して選ぶことが重要視されています。

経済圏とは、クレジットカード・銀行口座・電子マネー・投資口座などが一体となり、日常生活で効率的にポイントを貯めて使える仕組みのことです。しかしその仕組みが複雑ゆえに悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。

本記事では、学生がクレジットカードを選ぶ際に知っておくべき基礎知識から、経済圏を踏まえた長期的な選び方、目的別のおすすめカードまで徹底解説します。

はじめての1枚で迷っている学生は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 学生向けクレジットカードの選び方と基本ポイント
  • 経済圏を意識した長期的なクレジットカード選びのコツ
  • 学生限定・年齢制限付きクレジットカードの特徴と注意点
  • 通学・留学・ショッピングなどの目的別おすすめカード
  • 2枚目のクレジットカードを作るタイミングと活用法
  • 学生がクレジットカードを安全に使うための注意点
  • NISA口座や銀行口座との一体活用で得られるメリット
目次

選んで間違いない!学生におすすめの年会費無料クレジットカード5選

学生の初めての1枚は、年会費無料と日常で貯まる還元力、使い勝手が決め手。ここでは年会費無料ながらコンビニやネット、公共料金まで無理なく活躍する定番の5枚を厳選していきます。

  1. 楽天カード
  2. リクルートカード
  3. エポスカード
  4. JCB CARD W
  5. 三井住友カード(NL)

楽天カードアカデミー:使い勝手抜群!楽天モバイルから資産形成まで一気通貫した日本最大級の楽天経済圏

楽天カードのメリット
  • よく使うお店での安定した1.0%の還元率&SPU達成で最大18%
  • 楽天学割が自動で付帯
  • 卒業後はカード番号はそのままで楽天カードへの移行が可能
楽天カードのデメリット
  • 限度額が30万円と低め
  • SPU達成の条件ハードルは厳しめ
  • 楽天経済圏を利用しないユーザーには持ち腐れになる可能性がある

楽天カードアカデミーは、18~28歳までの学生専用に設計された年会費無料のクレジットカードです。通常の楽天カードと同様に100円につき1ポイント。さらに自動で付帯される楽天学割によって、楽天市場や楽天BOOKSでは水曜日は12倍になったり、楽天トラベルの高速バス予約でポイント3倍になったりします。

楽天カードアカデミーの強みは、学生専用に作られているため安心して使える点です。卒業後も同じカード番号で自動的に一般カードへ切り替わるため、長期的な利用にも便利です。また、楽天ペイや楽天モバイルとの連携で、貯めたポイントを日常的に活用できる利便性も魅力です。

一方で、限度額が最大30万円と低めで、キャッシング機能や海外旅行保険は付帯していません。還元率も通常利用では0.5%と控えめなため、日常の買い物は楽天サービス中心のユーザーに特におすすめです。楽天カードとの違いは、楽天学割が標準搭載されている点で、学生ならではの特典を自動的に受けられる点が大きなポイントです。

リクルートカード:シンプルに高還元。生活費の集約に最適な1枚

楽天カードのメリット
  • 光熱費の支払いも1.2%と高還元率
  • 楽天学割が自動で付帯
  • 卒業後はカード番号はそのままで楽天カードへの移行が可能
楽天カードのデメリット
  • 限度額が30万円と低め
  • SPU達成の条件ハードルは厳しめ
  • 楽天経済圏を利用しないユーザーには持ち腐れになる可能性がある

リクルートカードは、年会費無料で常時1.2%還元という、学生でも持てる高還元カードの代表格です。コンビニやスマホ料金、サブスクはもちろん、電気・ガス・水道といった公共料金の支払いでも1.2%還元が受けられるのが大きな強み。生活費をこの1枚にまとめるだけで、他カードよりも着実にポイントが貯まります。

貯まったリクルートポイントは、「じゃらん」や「ホットペッパーグルメ・ビューティー」の予約に使えるほか、Amazonギフト券の購入や、Pontaポイント・dポイントへの交換を通じて街中でも幅広く活用可能。ポイントの消化にも困りません。

一方で、海外旅行保険は「利用付帯」であり、旅行代金をカード払いしないと保険が適用されない点には注意が必要です。学生向け特典は特に用意されておらず、Visa/MastercardブランドではETCカードの新規発行時に1,100円の手数料がかかります(JCBブランドは無料)。

エポスカード:カラオケやスパが割引に!学生にうれしい特典が豊富なクレジットカード

楽天カードのメリット
  • 年4回のマルコとマルオの10%OFFでマルイ・モディ・マルイのネット通販が10%OFF
  • カラオケやスパ施設での優待
  • tsumiki証券でエポスポイントを100ポイント=100円として投資が可能
楽天カードのデメリット
  • 還元率は通常0.5%と一般的
  • 国際ブランドがVISAのみ
  • マルイ系列を使わない人にはメリットを感じにくい

エポスカードは、学生でも発行しやすく、日常から旅行まで幅広く活用できる特典重視型の万能カードです。年会費は永年無料。基本のポイント還元率は0.5%と控えめですが、マルイ系店舗での「マルコとマルオの10日間」では10%オフになるなど、買い物好きの学生には嬉しい特典が充実しています。

提携レストラン・カラオケ・映画館などの優待サービスは全国約10,000店舗以上。とくに「友人とのランチや遊び」「ちょっとしたお出かけ」に頻繁にカードを使う学生との相性が抜群です。

エポスカードの優待対象店舗一覧
出典:EPOSカード公式サイト

さらに、海外旅行保険が3,000万円と高額なのも大きな魅力。旅行代金や交通費をエポスカードで支払えば、持っているだけで補償が受けられます。ただし、旅行に行く予定がない学生にとってはやや過剰とも言える保険内容です。

還元率の観点では、ネット通販やサブスク決済中心の学生にはやや物足りなさがあるため、高還元カードとの2枚持ちも視野に入れるとよいでしょう。

新規入会で3,000ポイントGET!
\年会費無料で優待多数の学生向けカードの決定版♪/

JCB CARD W:Amazonやスタバでポイントが貯まる!高還元が魅力の年会費無料カード

JCB CARD Wのメリット
  • 対象店舗の利用でポイント還元率最大21倍
  • いつでもポイントが2倍(通常0.5%)
  • ポイント交換先が豊富で使い勝手が良い
JCB CARD Wのデメリット
  • ポイント交換先によっては実質還元率が0.4%程度に下がることがある
  • ポイントアップ対象店舗を利用しない人には不向き

JCB CARD W(ダブル)は、18〜39歳限定で申し込める年会費無料の高還元カード。通常の還元率は1.0%と一般的なカードの2倍で、Amazonやスターバックスでは最大21倍といったポイント優遇が魅力です。

JCBオリジナルシリーズパートナー店舗でのポイントアップ

Apple PayやGoogle Payにも対応しており、学食・コンビニ・カフェなどでも非接触でスマートに支払いが可能。カード利用通知や不正利用補償も備えており、初めて持つ学生にも安心の設計です。

ただし国際ブランドがJCBに限定されているため、海外利用やマイナーな店舗では使いづらいケースも。海外渡航が多い学生や、将来長く使いたい人は注意が必要です。

三井住友カード(NL):コンビニ・外食で圧倒的高還元!ナンバーレスで安心のクレジットカード

三井住友カード(NL)のメリット
  • 対象のコンビニや飲食店で最大7%の還元率
  • ナンバーレス設計でセキュリティ面も安心
  • 最短10秒の即時発行が可能
三井住友カード(NL)のデメリット
  • 還元率は通常0.5%と一般的
  • カード番号はアプリからでしか確認できない

三井住友カード(NL)は、日常使いに強く、学生や社会人問わず人気のクレジットカードです。最大の魅力は、セブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどの対象店舗でタッチ決済を利用すると最大7%還元が受けられる点。

三井住友カードのタッチ決済ポイントアプ対象店舗
出典:三井住友カード公式サイト

普段の昼食やドリンク代、日々のお買い物をこのカードにまとめるだけで、効率よくポイントが貯まるのはメリットです。

また、カード番号の印字がないナンバーレス設計でセキュリティ面も安心。専用アプリ「Vpass」を使えば、利用通知や明細をリアルタイムで確認できるため、家計管理や使いすぎ防止にも役立ちます。初めてクレジットカードを作る学生でも安心して利用できる設計です。

一方、優遇店舗以外での還元率は0.5%と低め。ネット通販や海外利用が多い人にはやや物足りないかもしれません。さらに、海外旅行保険は利用付帯のため、旅行代金をカードで支払わないと補償が適用されない点には注意が必要です。普段の利用シーンを想定し、メリットが活かせるかを考えて選びましょう。

学生のクレジットカード選びの基本3つ

学生のはじめてのクレジットカード選びは年会費無料なだけでなく、ポイント還元率が高くて使い勝手の良いものを選びましょう。

特典が豊富なクレジットカードは魅力的な一方で、コストの割に使いこなすことが大変な側面もあり要注意です。

年会費がかからない

学生がクレジットカードを選ぶうえで、年会費無料は絶対条件といえます。固定費がかからないため、利用が少ない月でも損をせず、家計管理が安定します。初めての1枚としても安心して使い始められるでしょう。

なかには「○○円以上の利用で無料」など条件付き無料のカードもありますが、毎年その条件を達成できるか、生活スタイルに合っているかを事前に確認しておきましょう。また、将来的にゴールドカードへの招待を狙うなら、まずは年会費無料の一般カードでクレヒスを積むのが堅実なルートです。

なお、「学生専用カード」は在学中は無料でも卒業後に年会費が発生するケースがあるため、継続利用を前提にするならこの点も事前にチェックしておくことが大切です。

ポイント還元率が高い

クレジットカードの魅力は、何といってもポイント還元。だからこそ選ぶ際には「最大◯%」などのキャンペーン的な数値ではなく、日常使いでもポイントが安定して貯まるかどうかを重視しましょう。基本還元率が1.0%以上あるカードであれば、コンビニやスーパー、サブスクなどの固定支出で確実にポイントを積み上げることができます。

ただし、高還元をうたうカードでも、実際には「特定店舗のみ」「ポイントアップモール経由必須」「月間の上限あり」などの条件が付くことが多く、実利用での還元率は想定より下がることもあります。そのため、自分がよく使うシーンで実際にどれだけ貯まるかを見極めることが重要です。

さらに、貯めたポイントが何に使えるかも忘れずに確認しましょう。請求額に充当できるか、電子マネーに交換できるか、有効期限が短すぎないかなど、使い道の柔軟さもカード選びの決め手になります。

使い勝手の良さ

クレジットカードを長く使う上で、ポイント還元や特典だけでなく「使いやすさ」は非常に重要な判断軸です。特典が豊富なカードほど魅力的に映りますが、実際には使いこなせずに宝の持ち腐れになるケースも少なくありません。日常生活に自然に組み込めるかどうかが、満足度を左右します。

まず注目したいのが、カード発行のスピードと柔軟性。最短即時発行やナンバーレス対応で、申し込み当日からスマホで使えるカードは利便性が高く、急な出費にも対応できます。次に、Apple PayやGoogle Payといったタッチ決済への対応。コンビニや学食などでのスムーズな会計は、日常の小さなストレスを減らしてくれます。

また、アプリの使いやすさもポイントです。利用通知や上限設定、明細の確認、紛失時の再発行依頼までスマホ1つで完結できるカードは、管理のしやすさも抜群。公共料金や交通系ICとの相性や、明細反映の速さも見逃せません。結局のところ、自分の生活動線にぴったり寄り添うシンプルで直感的に使える1枚が、最もストレスフリーで活用しやすいカードといえるでしょう。

学生のクレジットカード選びの落とし穴

学生のクレジットカード選びでは、派手な還元や特典だけで選ぶと失敗しがちです。ここでは、特典の実用性の見極め方、クレジットカード付帯保険の限界、卒業後の年会費化など見落としやすい罠と回避策を解説していきます。

学生特典の実用性を見極める

学生向け特典や割引は一見お得に見えますが、実際に使う機会が少なければその価値は限定的です。対象となる店舗や曜日、支払い方法の縛り、利用上限やエントリー要否、ポイントの有効期限など、条件の多さには注意が必要です。

通学中に立ち寄るお店や、普段利用しているECサイト・サブスク・コンビニなど、自分の出費動線にマッチしているかを具体的にチェックしましょう。

入会キャンペーンのような一時的な特典よりも、日常的に恩恵を受けられるベースの還元率や継続特典の充実度を重視するのが、実用的で失敗しない選び方です。

海外旅行傷害保険はクレジットカードだけでは不十分

クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯していることが多く、「最高3,000万円補償」といった文言に安心してしまいがちです。しかし、これはあくまで「死亡・後遺障害」に対する上限額であり、実際の旅行中に重要となる治療費の補償とは大きく異なります

たとえば、年会費無料のクレジットカードでは「傷害治療費用」「疾病治療費用」の補償額が100万円〜300万円程度にとどまるのが一般的です。これでは、アメリカやヨーロッパなど医療費の高い国で入院・手術となった場合、全額をカバーできないリスクがあります。

外務省の「世界の医療事情」によれば、アメリカでは虫垂炎の手術で100万円以上、1週間の入院で500万円を超えることも。クレジットカードの保険だけでは、こうした高額な医療費には到底対応できません。

また、カード保険には「利用付帯」と「自動付帯」があり、旅行代金をカードで支払わないと保険が発動しない場合もあるため、条件の確認も必須です。

こうした背景から、海外旅行ではカードの保険を補助的なものと捉え、別途「海外旅行保険」に加入するのが現実的かつ安全な選択です。とくに留学や長期滞在、医療体制が整っていない国への渡航時には、カード保険だけに頼るのは非常に危険です。

卒業後に年会費が発生するクレジットカードに注意

学生専用のクレジットカードは、多くの場合「在学中のみ年会費無料」という条件付きです。卒業後は一般カードへ切り替わり、年会費が発生したり、還元率や付帯保険の内容がダウンしたりすることがあります。とくに学割優待や海外キャッシュバックなど、学生だけの特典が終了するケースが多いため注意が必要です。

卒業前にクレジットカード会社から届く案内は必ず確認しましょう。切替後の年会費やサービス内容をチェックした上で、自分の経済圏や生活スタイルに合う、年会費無料または条件付き無料のカードへ計画的に乗り換えるのが理想です。

ワンランク上の選び方!経済圏を意識した長期的なクレジットカード選び

クレジットカードを単なる支払い手段として選ぶ時代は終わりつつあります。通販やスマホ料金、投資、旅行など、生活のあらゆる支出を「経済圏」に集約することで、ポイント還元効率が高まり、家計の一元管理もラクに。

学生のうちから経済圏を意識してカードを選べば、卒業後もスムーズに資産形成やライフイベントに対応できます。この章では、経済圏とは何か、その仕組みやメリット、途中で経済圏を変更することのデメリットについて詳しく解説します。

クレジットカードの経済圏とは?

経済圏とは、クレジットカード・銀行口座・QRコード決済・通販・スマホ・電気・投資など、生活に関わるサービスをひとつのグループ企業でまとめ、共通ポイントや特典を横断的に活用できる仕組みです。

楽天や三井住友(Vポイント)、PayPayなどが代表例で、決済や口座引き落とし、公共料金、NISAの入金先まで集約するほど還元率が上乗せされ、日常の支出を効率よく「得」に変えられます。

学生のうちから経済圏の軸を定めておけば、就職・引越・結婚後などライフイベントが変わっても、一貫したポイント戦略と家計管理が可能になります。

経済圏を意識することで得られるメリット

学生のうちから経済圏を意識することで、日常の支払いで効率よくポイントを貯められるだけでなく、支出の流れを一元管理できるようになります。

また、将来的にNISAやクレジット積立を始めるとき、最初に選んだ口座やカードの選択が、その後の資産形成スピードや利便性に大きく影響することも考えられます。

あとから経済圏を変更するのは面倒で、口座や支払先、ポイント移行の設定変更に時間と手間がかかります。だからこそ、大学生の時点で「長く使える軸」を選ぶことが重要なのです。

経済圏を意識して選ぶメリット
  • 生活に必要な支払いをひとまとめにできる(家賃、スマホ、光熱費、EC、サブスクなど)
  • ポイントの還元率が累積的にアップ(カード×銀行×証券で連携ボーナス)
  • 支出の可視化・家計管理がしやすくなる(アプリやWeb明細で一元管理)
  • 上位カードのインビテーションが届きやすくなる(実績が分散しない)
  • NISAや投資への導線を早くから作れる(クレカ積立や証券口座連携)
  • ポイントの失効が減る・活用の選択肢が広がる(グループ内で有効活用)
  • 卒業後も同じ経済圏で生活を最適化できる(転職・引越し後も使い続けられる)
MASA

このように、学生のクレジットカード選びは「今得かどうか」だけでなく、「将来を見据えた基盤づくり」の第一歩です。

経済圏を後から変えるデメリット

経済圏の乗り換えは「思い立ったらすぐ」とはいかず、実際には多くの手間と見えにくいコストを伴います。クレジットカードや銀行口座、証券口座、公共料金、スマホ決済、NISA、投資積立、サブスクなどを一体化しているほど、それらの変更作業は煩雑です。

とくに1人1口座しか作れないNISA口座は、一度作ってしまうと変更にかなりの手間がかかるため要注意。学生のうちは「まだ本格的に使っていないから」と軽視しがちですが、一度ルートを作ったあとの切替は、情報の再登録や紐づけ直しが非常に大変になります。

また、積み上げてきた利用実績や会員ランク、優遇条件もゼロからやり直しになるのもデメリットです。そのため、学生の1枚目こそ「数年先まで使い続けられる経済圏かどうか」を軸に選ぶのが賢い選択といえます。

一度決めた経済圏を変えるのは、単なる「カードの変更」ではなく、「生活インフラの全面移行」と言っても過言ではありません。だからこそ、学生のうちから未来を見据えた選択が、あとから効いてきます。

代表的な経済圏と学生におすすめのクレジットーカード

ここからは、主要な経済圏である「楽天」「Vポイント(三井住友)」「PayPay(ヤフー)」について、それぞれの仕組みと学生と相性の良いクレジットカードを紹介します。

どこで買い物をし、どう支払うかを一貫させることで、ポイント還元と家計管理がグッと効率化。比較しながら自分に合う経済圏を選びましょう。

楽天経済圏:楽天カード

楽天経済圏とは、楽天が展開するサービスを集中的に利用することで、楽天ポイントを効率的に貯め、使い、資産形成まで一体で行える経済圏です。

楽天経済圏の最大の特徴はとにかく幅広いサービスにあり、ショッピングにスマホ、銀行、証券口座まで全てが経済圏内で完結します。

楽天経済圏のサービス
  • 楽天市場
  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • 楽天証券
  • 楽天トラベル
  • 楽天モバイル
  • 楽天ペイ

そして、利用するサービスが多いほどポイント倍率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」によってポイント還元率が最大18倍にアップするのが特徴です。

貯めた楽天ポイントは、コンビニやショッピングセンターなどの楽天以外の様々なシーンでも利用できるのもメリット。買い物・旅行・投資に充てることができ、学生でも実質的な節約+資産形成が可能です。

一方で、楽天サービスをあまり使わない人には恩恵が少ないのがデメリット。SPUの条件が年々やや複雑になっており、「楽天モバイル契約」「楽天ひかり契約」など高還元にはコストや手間がかかるケースもあります。

とはいえ、ネット通販が多い/投資を早く始めたい/お得に旅行したいと考えている学生には、将来まで見据えた「一貫したお金の流れ」を作りやすい経済圏です。

*1楽天会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員の方は無料となります。
楽天カードのメリット
  • 楽天キャッシュへのチャージを経由して楽天Payで決済すると最大1.5%還元にアップ
  • ポイントを使えるお店が多く困らない
  • 新規入会特典やキャンペーン開催が多く、使い方次第でポイントを一気に増やせる
楽天カードのデメリット
  • 公共料金・税金などの固定費支払いでのポイント還元率は0.25%と低め
  • SPU達成の条件ハードルは厳しめ
  • 楽天経済圏を利用しないユーザーには持ち腐れになる可能性がある

ショッピングから投資まで完全制覇!
\高還元率カードなら楽天カード/

Vポイント経済圏:Olive フレキシブルペイ

Vポイント経済圏は、三井住友カード・三井住友銀行・SBI証券を中心に形成され、決済・貯金・資産形成を一括管理できるのが最大の魅力。とくに「Olive(オリーブ)フレキシブルペイ」は、クレジット・デビット・プリペイド機能を1枚に統合できる新世代カードで、学生にも導入しやすい設計です。

この経済圏では、SBI証券×Oliveカードでの投信積立に最大3%のVポイントが付与されるほか、セブン-イレブン・ローソン・マクドナルドなどの対象店でタッチ決済すると最大7%還元など、日常の支払いを高効率に回す仕組みが整っています。

Olive フレキシブルペイのタッチ決済ポイントアップ対象店舗
出典:三井住友銀行公式サイト

また、貯まったVポイントは、クレカ請求額への充当/投資信託の買付/コンビニ払い/スマホ決済のチャージなど使い道が非常に柔軟。Vポイントアプリや三井住友銀行アプリから簡単に操作できるため、日々の残高・支出管理もスムーズです。

ただし、「最大還元」にはタッチ決済/対象店舗/事前エントリー/特定アプリの使用など細かい条件があるため、仕組みを理解して使わないとメリットが半減する点には注意が必要。また、キャンペーンや付与率の変動が多いため、定期的な条件チェックが必須です。

Olive フレキシブルペイのメリット
  • クレジット・デビット・ポイント払い・キャッシュカード機能が1枚にまとまる
  • 対象店舗とVポイントアッププログラム適用で最大20%還元
  • ナンバーレス&アプリ管理でセキュリティ・家計管理安心
Olive フレキシブルペイのデメリット
  • 通常還元率は0.5%と低め
  • カード発行には三井住友銀行口座が必須で口座の切替が必要になる場合がある

若年層からの支持が強い!
\日常のポイント還元率の高さとSBI証券での将来設計が合わさった1枚/

ヤフー経済圏:PayPayカード

ヤフー経済圏は、PayPay・Yahoo!ショッピング・LINEヤフー系サービスを中心に、コード決済とオンラインモールを軸とした経済圏です。

【ヤフー経済圏のサービス】

ショッピングサイトYahoo!ショッピング
LOHACO by ASKUL
クレジットカードPayPayカード
スマホ決済PayPay
モバイルSoftBank
Y!mobile
ネット回線SoftBank光
SoftBank Air
インフラソフトバンクでんき
ソフトバンクガス
銀行・証券PayPay銀行
PayPay証券
飲食店ネット予約PayPayグルメ
フリマYahoo!フリマ
旅行Yahoo!トラベル
電子書籍ebook japan

中核となる「PayPayカード」は、PayPayアプリと連携することで、コンビニやドラッグストア、大学周辺の中小店舗まで日常決済を一元化できる点が魅力です。

カードをPayPayアプリに紐づけ、「あと払い」を有効化すれば、リアルでもネットでもPayPay残高不要で即時決済が可能。Yahoo!ショッピングやLOHACO、ebookjapanなどの対象モールでの買い回りキャンペーンや5のつく日セールと組み合わせることで、日用品・学用品・娯楽の購入でポイント効率が一気にアップします。

また、貯まったPayPayポイントは1ポイント=1円でそのまま決済に使える即効性の高さが強み。残高の消化に悩むことがなく、アプリから利用履歴や上限設定も簡単に行えるため、家計のリアルタイム管理にも優れています。

一方で、ポイント還元には「対象店舗・支払い方法・エントリー条件・付与上限」などが複雑に絡むため、仕組みを理解せずに使うと最大限のメリットは得にくい点に注意。また、QR決済非対応の実店舗や、残高チャージ経由など一部取引は還元対象外になることもあるため、サブカードとしてタッチ決済カードを持っておくとカバー範囲が広がります。

*1:PayPayクレジットでの支払い時に最大1.5% *2:Google Payのタッチ決済はJCB非対応
PayPayカードのメリット
  • 基本1%還元がPayPayポイントで貯まり、そのままPayPayで使える
  • ナンバーレス&24時間365日安心のモニタリング体制でセキュリティも安心
  • カード到着前からデジタル発行で利用可能
PayPayカードのデメリット
  • 旅行保険・ショッピング保険が標準付帯しない
  • ポイント付与は200円ごとの計算で、少額決済は端数切り捨ての取りこぼしが出やすい。


PayPayユーザーならこれ!
\スマホ決済との好相性とセキュリティ万全で安心の1枚/

学生でも持ちやすい!年齢制限付きクレジットカード

学生限定カードは、在学中のみ申し込み可能な特別なクレジットカードです。年会費無料やポイント優遇、海外旅行保険の自動付帯など、学生生活を支える特典が多数用意されています。

一方、卒業後の年会費やサービス条件の変更には注意が必要です。以下に、選ぶ際のポイントと注意点をまとめました。

選び方のポイント・注意点
  • 年会費は在学中無料が基本:卒業後は一般カードへ切り替わり、年会費が発生する
  • 学生向け特典が豊富:海外旅行保険、ポイント優遇、キャッシュバックなどが付帯
  • 卒業後の条件を確認:年会費・還元率・付帯保険が変わる可能性がある

学生専用ライフカード:留学・海外ECに強い安心設計の一枚

学生専用ライフカードのメリット
  • 卒業後は学生カードからゴールドカードへの切り替えも狙える
  • 海外利用時は4.0%のキャッシュバック
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
学生専用ライフカードのデメリット
  • 通常還元率は0.5%と一般的
  • ポイントは交換前提で汎用性は低め

学生専用ライフカードは、短期留学や海外通販を予定している学生に特におすすめのカードです。

海外でのショッピング利用に対して4.0%のキャッシュバックが付くため、現地での決済やAmazon.comなど海外ECサイトでの支払いで実質的な割引効果が得られます。

また、誕生月はポイントが3倍になる特典もあり、パソコンや教科書など大きな買い物をまとめて行うと効率的にポイントを貯められます。

ただし、通常のポイント還元率は0.5%と標準的で、国内の日常決済においてはJCB CARD W や リクルートカードといった高還元カードに比べて見劣りする場面もあります。

また、カードの利用は卒業と同時に自動的に切り替わるため、卒業後の年会費やサービス内容の変更点も事前に把握しておく必要があります。

海外旅行や留学に頼れる1枚!
\今なら新規入会で最大2万円プレゼント/

JALカード navi:国内線利用が多い学生に最適なマイル育成カード

 JAL カード navi(学生専用)のメリット
  • 半分のマイルで旅行ができる
  • 通常年会費4,950円のJALカードショッピングマイル・プレミアムが無料付帯
  • 継続ボーナスとして毎年1,000マイル付与
 JAL カード navi(学生専用)のデメリット
  • 学生限定カードで卒業後は一般カードへ切替(年会費発生)
  • JALを利用しない学生には不向き

JALカード navi(学生専用)は、学生だけが持てる特別なクレジットカードで、マイルを効率よく貯めてお得に旅行ができる一枚です。最大の魅力は、国内線特典航空券を通常の半分のマイルで交換できること。

たとえば、東京⇔那覇(片道/普通席)なら通常9,500マイルが、わずか4,750マイルで搭乗可能です。

さらに、年会費無料で利用でき、通常は有料の「JALショッピングマイル・プレミアム」が無料で付帯し、常時100円=1マイル、特約店なら100円=2マイルの積算率でマイルが貯まります。ゼミ遠征、帰省、旅行など、飛行機を使う機会が多い学生にはコスパ抜群の内容です。

JALカード navi(学生専用)のポイントアップ特約店
出典:JAL CARD公式サイト

卒業後は「JAL普通カード(年会費2,200円)」に切り替わりますが、同時に継続特典として2,000マイルがもらえるのもポイント。学生期間中に貯めたマイルを効率的に使えるため、早めに申し込んでマイルを計画的に育てておくと、旅行や帰省がよりお得に楽しめるでしょう。

ただし、フライトやJAL便を使わない人には恩恵が少なくなります。限度額が低めで、日常使いが中心の場合、特約店が近くにないと高還元率を活かしづらいです。

また、卒業後は年会費が発生するほか、JALカードショッピングマイル・プレミアムを継続する場合4,950円(税込)がかかるため使い続ける前提なら切り替え後のコストを見込んでおく必要があります。

\JALユーザーの学生なら必携。帰省もお得になる1枚/

ANA JCBカード<学生用>:マイルを貯めて賢く旅行したいANAユーザー向けカード

ANA JCBカード<学生用>のメリット
  • マイル移行手数料が無料(JCBブランド)
  • 25歳以下限定「スマート U25」利用時でもマイル積算100%
  • 継続ボーナスとして毎年1,000マイル付与
ANA JCBカード<学生用>のデメリット
  • 空港ラウンジは使えない
  • ポイント有効期限は2年と短め

ANA JCBカード<学生用>は、学生が効率よくANAマイルを貯められる特化型クレジットカードです。年会費は在学中無料で、ショッピングや公共料金の支払いで貯まるOki Dokiポイントは1ポイント=10マイルで、手数料なし・有効期限なしで交換可能。日常生活からゼミ遠征、旅行、帰省まで幅広く活用でき、学生時代から計画的にマイルを貯めることができます。

特筆すべきは、ANA便搭乗時のマイル積算率が優遇される点です。通常は区間基本マイレージの50%積算ですが、ANAカード<学生用>を持っていれば、スマートU25利用時でも100%積算となり、マイルが2倍貯まります。さらに、区間ボーナスマイル10%も自動付与され、マイル効率は抜群です。

また、海外旅行傷害保険が自動付帯しており、卒業旅行や短期留学でも活躍するでしょう。ANA機内販売やANAトラベルの割引など、航空会社系ならではの優待も充実しています。

一方で、基本還元率は0.5%と高還元カードには劣るため、日常の買い物やサブスク決済は別カードと併用するのがおすすめ。卒業後は一般カードに自動切り替えされ、2,000マイルが贈呈される特典もあるので、継続利用も視野に入れて検討すると良いでしょう。

ANAユーザならお得が盛りだくさん!
\年会費無料で旅行も日常もお得にマイルがまる。/

MASA

VisaとMastercardも選べますが、この2ブランドでポイント2倍コースを利用する場合は、年会費6,600円(税込)が必要となるので要注意です。

JCB CARD W:年会費無料&ポイント高還元!若年層に人気の1枚

JCB CARD Wのメリット
  • 対象店舗の利用でポイント還元率最大21倍
  • いつでもポイントが2倍(通常0.5%)
  • ポイント交換先が豊富で使い勝手が良い
JCB CARD Wのデメリット
  • ポイント交換先によっては実質還元率が0.4%程度に下がることがある
  • ポイントアップ対象店舗を利用しない人には不向き

JCB CARD Wは、18〜39歳の人が対象で、年会費永年無料&高還元が魅力のクレジットカードです。通常のポイント還元率は1.0%で、Amazon・セブン‐イレブン・スターバックスなど「JCBオリジナルシリーズパートナー」店舗ならポイントが最大21倍にアップ。

JCBオリジナルシリーズのポイントアップ対象店舗一覧
出典:JCB公式サイト

さらに、JCBのモバ即サービスで申し込むと最短5分でカード番号が発行され、オンライン決済ですぐに使える点も見逃せません。海外旅行傷害保険(利用付帯)やショッピング保険などの付帯サービスも備えており、Amazonやdポイントなどのポイント交換先も豊富です。

ただし、このカードにはいくつか注意点もあります。まず、年齢制限(18〜39歳)のため、それ以上の年齢になると新規申込できません。高還元率を活かすには、特約店を利用することが前提となり、通常店では他のカードに劣る可能性があります。

付帯保険やラウンジ利用などの豪華特典はほぼないため、特典重視のユーザーには物足りないことも。また紙の請求明細がないため、紙媒体で管理したい人には不便です。

このカードが向いているのは「ネット通販やコンビニを頻繁に使う若年層」「オンライン決済を重視する人」。逆に、「特典やサービスの豪華さ」「年齢制限を気にする人」には別のカードを検討した方が満足度が高いでしょう。

常時ポイント2倍のお得感!
\JCB独自のキャンペーンも豊富に揃ったエンタメ重視の1枚/

目的別おすすめカード【通学・留学・優待】

学生がクレジットカードを選ぶときは、「日常使い」「優待活用」「海外利用」「ネットショッピング」など、使うシーンによって最適なカードが変わります。

はじめて持つ1枚はもちろん、2枚目として併用することで、還元率や特典を最大化できるのがポイントです。ここからは、通学や旅行・留学、ショッピングなどのシーンに分けて、最適なカードの選び方をご紹介します。

通学でポイントが貯まるクレジットカード

通学に電車を使う学生にとって、交通系クレジットカードは2枚目の選択肢として非常におすすめです。理由はシンプルで、普通のクレジットカードでは貯まらない「乗車ポイント」や「オートチャージ設定」によるポイント還元が得られるから。

とくにSuicaやPASMOなどICカードとの連携により、改札タッチ時のオートチャージを通じて自然にポイントが貯まる仕組みは、通学のついでに効率よく還元が受けられます。

選び方も難しくありません。自分が普段使う路線に対応したカードを選べばOKです。特別な条件を求める必要はなく、ICカード対応、オートチャージ機能、そして通学ルートで使えるかの3点を満たせば十分。年会費が発生するカードもありますが、金額は抑えめで、定期券購入だけでも回収しやすいのが一般的です。

さらに、保護者が本会員の場合は家族カードを年会費無料で持てるケースもあり、利用上限や通知設定ができるなど、保護者にとっても管理面で安心です。

1枚目の高還元カードと組み合わせて、交通費だけは鉄道系カードでポイントを逃さず貯める。このシンプルな使い分けが、学生生活におけるキャッシュレス最適化の近道です。

【対象カード一覧】

首都圏・Suica/PASMO 系JRE CARD(ビューカード)
ビュー・スイカカード
To Me CARD Prime(東京メトロ)
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(東急)
小田急 OP クレジット(PASMO)
京王パスポート PASMO カード
京急プレミアポイント PASMO カード
相鉄カード(PASMO)
関西・ICOCA/PiTaPa 系J-WEST カード(JR西日本)+ SMART ICOCA
STACIA カード(阪急阪神・PiTaPa)
KIPS クレジットカード(近鉄・PiTaPa)
南海カード系 PiTaPa(南海電鉄)
中部・名古屋エリア名鉄ミューズカード(μSTAR・manaca)
九州エリアJQ CARD(JR九州・SUGOCA)
nimoca クレジットカード(西日本鉄道・nimoca)

留学や海外旅行におすすめのクレジットカード

海外渡航時には、カード付帯の海外旅行傷害保険が大きな安心材料になります。

重要なのは、ケガや病気の治療費補償(傷害治療・疾病治療)や、キャッシュレス診療対応の有無、日本語サポート対応の有無です。保険が自動付帯か、旅行代金をカードで払うことで発動する「利用付帯」かも見逃せません。

ただし、外務省の「世界の医療事情」によると、アメリカのニューヨークでは、「1回の入院や手術で数百万円〜1,000万円を超える医療費が請求されることもある」とされており、カード付帯の保証だけではカバーしきれないケースもあるので、保険には別途加入するのが原則です。また、持病による医療費は補償対象外となるので注意しましょう。

【海外旅行傷害保険が手厚い代表カード】

スクロールできます
カード名条件海外旅行時の補償内容保証期間その他のサービス

学生専用ライフカード
自動付帯傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
傷害治療費用:最高200万円
疾病治療費用:最高200万円
救援者費用等:最高200万円
個人賠償責任保険:最高2,000万円
携行品損害:最高20万円
日本出国日から3か月後の午後12時まで・海外ショッピング5%キャッシュバック
・24時間(年末年始休)でのトラブルサポート
・キャッシュレス診療対応
・付保証明の発行が可能

エポスカード
利用付帯海外旅行傷害保険:最高3,000万円
傷害治療費用:最高200万円
疾病治療費用:最高270万円
賠償責任:最高3,000万円
救援者費用:最高100万円
携行品損害:最高20万円
旅行開始日から90日間・付保証明の発行が可能
・キャッシュレス診療対応
・日本語による24時間年中無休救急サービス

JALカード navi
利用付帯傷害死亡:最高1,000万円
傷害後遺障害:40万~1,000万円
傷害治療費用:50万円
疾病治療費用:50万円
賠償責任:2,000万円
携行品損害:1旅行につき15万円限度/年間累計額100万円限度
救援者費用:最高100万円
日本を出国した日の翌日から数えて90日間・付保証明の発行が可能
・キャッシュレス診療対応
・日本語による24時間年中無休救急サービス

ANA JCBカード<学生用>
自動付帯海外旅行傷害保険:最高1,000万円
救援者費用:最高100万円
日本を出国した日の翌日から数えて90日間付保証明の発行が可能
MASA

基本的に保証期間は3ヶ月とみていいでしょう!最大の違いは付帯条件(利用・自動)と金額にあります。海外旅行傷害保険はあくまでもサブ要素が強いので、海外旅行傷害保険は別途加入することを前提に、日頃の使いやすさで選ぶのがおすすめです。

ショッピングにおすすめのクレジットカード

日常の買い物先が決まっている学生ほど、「施設系クレジットカード」の恩恵は大きくなります。館内店舗での常時割引やポイント上乗せ、セール優待や駐車特典など、その場で効く特典が豊富に揃っており、固定支出の最適化に直結します。

たとえば、ららぽーとを日常的に使うなら「三井ショッピングパークカード」、駅ビルで通学・買い物をまとめるなら「ルミネカード」など、利用施設とライフスタイルを軸に選ぶのが鉄則です。

Suicaとの交通連携があるルミネカードなら、定期券購入やオートチャージでもポイントが貯まり、移動と消費を一体管理できます。一方で、対象施設の利用頻度が低いと、年会費や還元の恩恵が薄れるリスクも。年会費がかかる場合は、「年会費 ÷ 上乗せ還元率(%)」で、年間どのくらい使えば元が取れるか計算してみましょう(例:年会費1,100円、1%上乗せ→年11万円の利用で回収)。

実際の運用は、施設系カードをピンポイント特化で使い、JCB CARD Wやエポスカードなどの高還元カードを日常の汎用枠として持つ2枚体制が現実的です。学内・学外・オンラインの支出を可視化し、「ここは施設系」「それ以外は汎用カード」と分担することで、無理なくお得を最大化できます。

カード名主な対象店舗・サービス主なメリット

三井ショッピングパークカード
年会費:無料
・ららぽーと
・ラゾーナ川崎
・三井アウトレットパーク
・対象施設でポイント還元率2.3%

・ポイントに有効期限なし
・館内優待や駐車場サービス

ルミネカード
年会費:1,048円(税込)
・ルミネ
・ニュウマン
・JRE関連の駅ビル
・ルミネで常時5%OFF
・年4ルミネ10%OFFに参加できる
・Suicaオートチャージ対応
・JRE POINTが貯まる

エポスカード
年会費:無料
・マルイ・モディ
・全国1,000以上の店舗で優待
・年会費無料で全国優待多数
・ゴールド招待の期待

Amazon Mastercard
年会費:無料
・Amazon
・コンビニ
・Amazonの利用で最大2%の還元率
・セブン‐イレブンで最大7%の還元率
・その他のコンビニでは通常1.5%の還元率
・Amazon以外では基本1%の還元率

学生がクレジットカードを作る際の注意点

初めてのクレジットカードは、使い方を間違えると信用情報に傷がつく恐れも。ここでは、リボ設定や支払い遅延、限度額の管理、不正利用対策など、学生が注意すべきポイントをコンパクトに解説します。

リボ払い設定はしない

クレジットカードによっては、初期設定でリボ払いが有効になっていることがありますが、学生のうちは必ず解除しましょう。リボ払いは支払い額を一定に保てる反面、年15%前後の高金利がかかり、返済が長期化しがちです。

「いつの間にか利息ばかり払っていた」という状況も珍しくありません。限られた収入で運用する学生にとって、リボ払いは使いすぎや借金の原因になります。

カードが届いたら「支払い方法の確認」と「リボの解除」を必ず実行し、一括払いで毎月返済するようにしましょう。

延滞・滞納を絶対に避ける

クレジットカードの支払いを延滞すると、信用情報に傷がつき、将来の住宅ローンや別のカード審査で不利になります。たとえ数日の遅れでも記録は残るため、とくに学生は注意が必要です。

支払日と締日をスマホで管理し、口座に十分な残高を用意しておくのが基本。残高不足による引き落とし失敗が多いため、リマインダーや家計簿アプリを活用しましょう。

支払いが難しい場合は、放置せずカード会社に連絡し、分割払いや猶予について相談するなどの誠実な対応が信用維持につながります。

限度額を超えない管理方法

学生が持てるクレジットカードの限度額は10〜30万円程度が一般的。数回の買い物や旅行代、サブスクの重なりなどで意外と早く上限に達することがあります。

限度額を超えると決済ができず、固定費の引き落としに失敗するリスクも。対策として、カード会社のアプリで利用残高をこまめに確認し、支払い先を複数カードに分けるなど工夫が必要です。

また、キャッシングやリボ払いは使いすぎの温床となるため、学生のうちは原則利用を避けましょう。「カードは現金と同じ感覚で使う」意識が、トラブルを防ぐ第一歩です。

不正利用対策

クレジットカードにはスキミングやフィッシングなどの不正利用リスクがあります。学生はカード利用に慣れていないことが多く、被害に遭いやすい点に注意が必要です。

対策としては、カード番号やセキュリティコードを他人に教えない、公共Wi-Fiでの決済を避ける、利用明細を毎月確認することが基本。

さらに、スマホアプリの通知機能を活用すれば、不正利用にすぐ気づけます。不正検知システムが備わったカードも多く、万一の際も迅速に対応可能です。日頃からセキュリティ意識を高く持ち、注意してカードを使いましょう。

よくある質問(FAQ)

学生でもクレジットカードは作れる?

はい、2022年4月の民法改正により、高校生を除く18歳以上の学生は親の同意なしでクレジットカードを作れるようになりました。収入がない場合でも、利用枠が30万円以下であれば、発行可能なカードが多く存在します。実際には、学生専用カードや年会費無料の一般カードなどが用意されており、多くの学生が1枚目のカードとして活用しています。

大学生のクレジットカード所持率は?

日本クレジット協会の統計によると、大学生の約61.1%がクレジットカードを保有しており、その多くは2年生〜3年生の間に初めて作成しています。最近では、入学時や就活前に備える形で、早期に1枚目を持つ傾向が強まっているといえるでしょう。また、そのうち自分名義のクレジットカードを持っている割合は8割にのぼります。

参照:「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)」結果報告書(一般社団法人日本クレジット協会)

大学生のクレジットカードの平均利用額は?

前述の日本クレジット協会の調査によると、大学生のクレジットカード利用額は、月に10,000円〜30,000円程度です。主な利用シーンはコンビニ、オンラインショッピング、交通費などの日常使いであり、利用限度額も低めに設定されているため、多くの場合限度額を超えるということはないでしょう。

学生専用カードは卒業後どうなるの?

学生専用カードは、卒業後に自動で一般カードへ切り替わるのが一般的です。カードのスペック(還元率・保険・特典)や年会費が変更されることもあるため、卒業前後での見直しが必要です。年会費が発生する場合もあるので、「継続するか」「別カードに切り替えるか」の判断を行いましょう。

NISA口座と同時に開設したほうがいい?

将来的にNISAでの資産形成に興味がある人は、経済圏と対応証券会社をセットで考えておくと効率的です。NISA口座は1人ひとつしか持てませんので、一度開設すると金融機関の変更が手間になります。そのため、「どこで作るか」は意外と重要です。まだ投資を始める予定がない人でも、対応するカード・経済圏を選んでおけば、将来スムーズに運用へ移行できます。

銀行口座をどこにするかで将来変わる?

基本的にはクレジットカードと同じグループの銀行口座を選ぶのがおすすめです。同一グループでまとめることで、ポイント還元率のアップや普通預金の金利優遇、ATM・振込手数料の無料化など、さまざまな特典が受けられます。また、アプリやWebでの一括管理がしやすく、家計の見える化にもつながります。将来的にNISAや資産運用を考えている場合も、グループ内で揃えると連携がスムーズです。

まとめ:クレジットカード選びが、学生生活と未来の資産形成を変える

学生にとってクレジットカードは、単なる決済手段ではありません。支出を可視化し、ポイントを効率よく貯めることで、家計管理の精度を高め、将来的な資産形成にも役立つ重要なツールです。

最近ではアプリで明細や利用通知をリアルタイムに確認できるため、無駄な出費を防ぎながら、還元の恩恵を日常的に享受することができます。

なかでも注目したいのが「経済圏」との連携です。楽天や三井住友(Vポイント)、PayPayといった大手グループでは、カード・銀行・証券・NISA・スマホ決済などをひとつにまとめることで、ポイント還元率のアップ、優遇金利、手数料の割引など多層的なメリットが受けられます。

将来を見据えた経済圏選びは、早いうちから始めるほど効果的。はじめてのクレジットカードこそ、今の生活とこれからの資産形成の両方にフィットする1枚を選びましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

このサイトを運営している人

当ウェブサイト「クレカの賢人」を運営しているMASAです。日々の暮らしをクレジットカードでお得に過ごすための情報を発信中!当ウェブサイトに掲載された記事を全て執筆しています。マーケティング、金融、法律、人材、教育などの幅広く担当する副業webライターとしても活動中!お仕事のご依頼は下記Googleフォームよりお待ちしております。
Googleフォーム:https://forms.gle/ZdBS7aaeYNNRfM7U7

コメント

コメントする

目次