個人事業主向けガソリンカードおすすめ6選|審査・経費管理・給油割引を徹底比較【2026年版】

車での移動が多い個人事業主にとって、ガソリン代は毎月必ず出ていく固定費です。給油量が多いほど、リットルあたりのわずかな割引が年間では大きな差になります。

とはいえ「個人事業主に向いているガソリンカードはどれか」は、法人向けカードの情報に埋もれてしまい、意外とわかりにくいテーマです。

そこで本記事では、個人事業主向けガソリンカードを3つのタイプに整理したうえで、審査のしやすさ・給油割引・経費管理のしやすさという3つの軸から、実力派5枚を選んで解説します。

目次

結論:自分に合うガソリンカードはこう選ぶ

先に結論からお伝えします。選ぶ基準は「よく使うSSブランド」と「クレジット審査を受けられる状況かどうか」の2点です。この2点さえ決まれば、選択肢は自然と1〜2枚に絞られます。

それぞれの根拠は、次の章から順番に説明していきます。

ガソリン代に限らず、事業の支払い全体に使うカードを選ぶなら、個人事業主向けのクレジットカードの選び方もあわせて参考になります。

個人事業主向けガソリンカードの3タイプ

ガソリンカードは大きく3つのタイプに分かれます。どれが自分の事業スタイルに合うかを先につかんでおくと、あとの比較がぐっとラクになります。

  • クレジット決済型:経費をまとめてポイントも貯めたい人向け
  • 給油専用・クレジットなし型:とにかく発行のハードルを下げたい人向け
  • 法人・ビジネス特化型:複数台の車両管理を効率化したい人向け

①クレジット決済型:経費をまとめてポイントも貯めたい人向け

クレジット機能を持ちながら、給油に特化した優待が付くタイプです。給油代を含む事業経費全般を1枚に集約でき、確定申告の際もカード明細を会計ソフトに取り込むだけで仕分けが済みます。

帳簿作業の手間を減らしたい方や、車両1台で移動系の経費を一本化したい方に向いています。apollostation THE GOLDや三井住友カード ビジネスオーナーズが、このタイプの代表例です。

②給油専用・クレジットなし型:とにかく発行のハードルを下げたい人向け

クレジット機能を持たず、給油専用の決済ツールとして使うタイプです。最大のメリットは、クレジット審査が不要なケースが多いことにあります。独立したばかりで事業実績が少ない方や、過去のクレジット利用に不安がある方でも申し込みやすいのが特徴です。

月ごとの一括請求になるため、現金払いに比べて資金繰りの見通しも立てやすくなります。ENEOS BUSINESSやETC協同組合ガソリンカードがこのタイプに当てはまります。

③法人・ビジネス特化型:複数台の車両管理を効率化したい人向け

法人格を持たない個人事業主でも申し込める、法人・ビジネス向けカードです。複数台の事業用車両を抱えている場合や、今後スタッフを雇う予定がある場合に力を発揮します。

車両ごとにカードを分けて明細を管理したり、月次請求を経理担当と共有したりと、小規模事業者の管理ニーズに応える機能が揃っています。

給油代の割引そのものより、管理効率を高めたい方向けのカテゴリーです。apollostation BUSINESSやENEOS FC(フリートカード)が代表例で、複数台管理が中心の事業主に向いています。

社用車が複数台ある場合に使える法人ガソリンカード(出光Bizカード・ENEOS FC・コスモ プロカードなど12枚)の違いは、次の記事で比べています。

個人事業主向けガソリンカードの比較ポイント2つ

自分にぴったりのガソリンカードを選ぶためには、スペックを比較する前に知っておくべき重要な判断基準があります。それが「よく使うガソリンスタンドの環境」と「割引の仕組み」です。

後悔しないカード選びのために、まずはこの2つのポイントを確認しておきましょう。

  • よく使うSSの店舗数で選ぶ
  • 「店頭値引き」か「一律割引」かで選ぶ

よく使うSSの店舗数で選ぶ

ガソリンカードの割引効果を最大限活かすには、普段の行動圏内にあるSSブランドを選ぶことが最優先です。いくら割引率が高くても、近くに店舗がなければ節約効果は期待できません。

  • ENEOS:全国最多の店舗数。地方や高速道路をよく使う方向け
  • 出光・apollostation:都市部や主要な幹線道路をよく使う方向け
  • 給油場所がバラバラな方:どのSSでも還元が受けられるクレジットカード決済型がおすすめ
石油会社ブランド全国SS数(概算)特徴
ENEOS約27,000か所国内最大。高速道路SAにも多数展開
出光・apollostation約7,000か所都市部・幹線道路に集積
コスモ石油約3,000か所全国にほぼ均等分布
シェル(出光グループ)約1,200か所旧昭和シェルのネットワーク

「店頭値引き」か「一律割引」かで選ぶ

割引方式は大きく2タイプあり、コスト管理のしやすさに違いが出ます。事業のスタイルに合わせて選びましょう。

  • 一律割引型
    常に「◯円/L引き」と定額で割り引く方式。ガソリン代の見積もりが立てやすく、経費管理や確定申告の計算がラクになります。(例:apollostation THE GOLD)
  • 店頭値引き型
    市況に応じた会員価格や契約価格で給油する方式。節約額は相場に左右されますが、市況次第では大きな還元が期待できます。(例:ENEOS BUSINESS、apollostation BUSINESS)

個人事業主向けガソリンカード6枚の比較表

ここまでの内容を踏まえ、5枚のスペックを一覧にまとめました。軽油対応の有無は、トラックやバンを使う事業主にとって特に重要な項目です。

カード名対応SSガソリン割引方式軽油クレジット機能年会費(税込)審査
apollostation THE GOLDapollo/出光常時2円/L引き〜対応あり11,000円個人審査
三井住友カード ビジネスオーナーズ全国のSS0.5〜1.5%還元対応あり永年無料個人審査(登記簿不要)
ENEOS BUSINESSENEOS全国店頭クレジット価格対応なし無料契約審査
ETC協同組合ガソリンカード提携SS組合価格対応(提携SS次第)なし無料〜組合加入審査(クレジット審査なし)
apollostation BUSINESSapollostation/出光店頭価格対応ハウスカード(SS限定)永年無料法人・個人事業主審査
apollostation PLATINUM BUSINESSapollo/出光いつでも値引きなし対応外あり22,000円法人・個人事業主審査

おすすめ6枚を徹底解説

ここからは5枚それぞれの強みを、個人事業主の視点で詳しく見ていきます。年会費やメリット・デメリットは下の比較ボックスにまとまっているので、ここでは「その数字の中身」や「実際どう使うか」に絞って解説します。

apollostation THE GOLD:車移動が多い事業主の固定費削減に

apollostation THE GOLD(アポロステーション ザ・ゴールド)は、年間200万円の利用で翌年分のカード年会費が無料になる上位カードです。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するのが特徴で、空港ラウンジや宿泊優待、旅行傷害保険なども付いた、日常使いにも強い1枚です。

apollostation THE GOLD(アポロステーション ザ・ゴールド)は、年間200万円の利用で翌年分のカード年会費が無料になる上位カード。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するのが特徴。また空港ラウンジやレンタカーの優待、旅行傷害保険など日常遣いにもお得が満載のクレジットカードです。

カード年会費11,000円(税込)
年間200万円以上の利用で次年度無料
還元率1.0%
発送スピード最短3営業日
海外・国内付帯保険国内(利用付帯):最大5,000万円
海外(自動付帯):最大5,000万円

apollostation THE GOLD のメリット

  • ガソリン・軽油代が最大10円/L割引の「ねびきプラス」が無料付帯
  • 200万円の利用で翌年カード年会費無料
  • Visa、JCB、AMEXから選べる
  • 旅行傷害保険や出光ロードサービスなどの特典が豊富

apollostation THE GOLD の気になるポイント

  • ゴールド特典を使いこなすにはある程度の活動量が前提になる
  • 年会費免除のハードルは200万円と高め

\apollostation THE GOLDの詳細を確認する/

「ねびきプラス」で割引単価が上がる仕組み

割引は常時2円/Lが基本ラインで、そこにカードのショッピング利用額に応じて単価が上乗せされていきます。月間の利用額と割引単価の対応は、次のとおりです。

月間のカード利用額割引単価
〜29,999円2円/L
30,000円〜3円/L
40,000円〜4円/L
50,000円〜5円/L
60,000円〜6円/L
70,000円〜7円/L
80,000円〜8円/L
90,000円〜9円/L
100,000円〜10円/L(上限)
  • 月10万円のカード利用で、割引単価が上限の10円/Lに到達
  • 年200万円(月平均約17万円)の利用で、翌年度の年会費が無料に

割引の上限と年会費無料は、別々の条件です。給油代だけでこの金額に届かせるのは難しいですが、通信費や仕入れ代金など他の経費もこのカードにまとめれば、無理なく届く水準になります。

三井住友カード ビジネスオーナーズ:登記簿不要で作れる多機能ビジネスカード

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料で持てる法人・個人事業主向けカードです。三井住友カード(NL)と2枚持ちすると、対象の支払いで還元率が最大1.5%まで上がります。クラウド会計との連携やVpassアプリでの管理機能も充実していて、フリーランスや副業ワーカーの最初の1枚におすすめです。

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料で利用できる法人・個人事業主向けのカード。三井住友カード(NL)と2枚持ちするとAmazonなどの支払いで最大1.5%の還元が可能です。クラウド会計との自動連携やVpassアプリでの切替機能など、業務効率を高める機能が豊富で、フリーランスや副業ワーカーにもおすすめの1枚です。

年会費年会費永年無料
還元率0.5%
追加カード無料
最大18枚
ビジネス向け特典クラウド会計ソフトとの連携、請求書支払い代行サービス

三井住友カードビジネスオーナーズのメリット>

  • 年会費無料
  • 2枚持ちで還元率1.5%にアップ
  • 会計ソフトと連携で経費精算も効率化
  • 最大18枚まで追加カードの発行が可能

\年会費永年無料!初めてのビジネスカードにおすすめ/

還元率1.5%になる対象と、給油明細を仕訳に使うコツ

2枚持ちで還元率が上がるのは、日々の買い物すべてではなく、次のような対象取引に限られます。

  • ANA・JAL航空券の購入
  • ETCの利用分

これ以外の支払いは基本の0.5%還元になるので、その点は事前に押さえておきましょう。給油代の仕分けは、WEB明細をCSVで書き出して利用先名でフィルタリングすると、freeeやマネーフォワードクラウドへの取り込みがスムーズになります。

ENEOS BUSINESS:審査のハードルが低く全国で使える定番カード

ENEOS BUSINESSは、トヨタファイナンスとENEOSが発行する法人・個人事業主向けの給油専用カードです。従業員個人ではなく、会社が所有する車両ごとにカードが発行される仕組みで、ガソリン・軽油をあらかじめ取り決めた契約価格で給油できます。

ENEOS BUSINESSは、トヨタファイナンスが発行する法人・個人事業主向けの給油専用カードです。お店や会社の業務車両向けのカードで、ガソリン・軽油をあらかじめ取り決めた契約価格で給油できます。ポイント還元はありませんが、年会費無料で車両ごとの経費管理を効率化したい方に向いています。

おすすめポイント3選

  • 年会費無料で車両単位に発行できる
  • ガソリン・軽油を発券店と取り決めた契約価格で給油できる
  • 紛失・盗難時は60日前までさかのぼって補償される
年会費無料
対象車両表示積載量4t未満(4t以上の大型車両には発行不可)
ポイント付与なし
給油価格契約価格(発券店とあらかじめ取り決めた価格)
利用可能店舗全国のENEOSサービスステーション(一部除く)
ETCカード発行手数料無料/年会費550円(税込・1枚につき)
紛失・盗難補償お届け日から60日前までさかのぼり損害額を補償
申込方法ENEOS SSに来店のうえWEBで申込(書類はSSへ持参)

申し込み前に知っておきたいポイント

  • ポイント還元やマイル還元はない
  • ENEOSサービスステーション専用で、他店舗では使えない
  • 申込前にENEOS SSへの来店が必要で、表示積載量4t以上の大型車両には発行できない

家事按分の根拠資料として使うときのポイント

  • 明細に記録されるのは事業用車両の燃料費のみ
  • 走行距離の記録と組み合わせると按分の根拠が強くなる
  • 確定申告時の説明資料としてそのまま使える

給油専用カードならではの強みで、プライベートの支出と混ざらないぶん、按分計算の説明がしやすくなります。

ETC協同組合ガソリンカード:独立直後でも申し込みやすい組合制カード

ETC協同組合ガソリンカードは、クレジット審査ではなく組合への加入審査で発行される給油専用カードです。組合員として申し込む形になるため、設立したばかりの事業や決算実績が浅い個人事業主でも申し込みやすいのが特徴です。

ETC協同組合のガソリンカードは、クレジット審査が不要で、設立間もない法人や独立直後の個人事業主でも申し込みやすいのが特徴です。全国約6,400店舗のアポロステーション・出光&昭和シェルSSで利用でき、年会費・カード手数料は無料。加入時に出資金1万円が必要ですが、退会時に返金されます。

ETC協同組合ガソリンカードのおすすめポイント

  • クレジット審査がなく、独立直後でも申し込みやすい
  • 年会費・カード手数料が無料
  • 全国均一価格で、地域差の影響を受けにくい
年会費無料
カード手数料も無料
出資金10,000円
退会時返金
対象SSアポロステーション・出光&昭和シェル
全国約6,400店舗
価格方式全国均一の組合価格
高速道路上のSSは価格が異なる

ETC協同組合ガソリンカードの気になるポイント

  • 使えるのはアポロステーション・出光系のSSに限られる
  • 出資金1万円が別途必要(退会時返金)
  • 高速道路上のSSでは価格が異なる

\申し込みはこちら/

こんな人におすすめ

  • クレジット審査に通る自信がない人
  • 独立直後で決算実績がまだない人
  • 審査の結果を待つより発行スピードを優先したい人

ガソリン価格は組合価格として毎月算出され、後払い方式で請求されます。都度の現金払いがなくなるため、資金繰りにも余裕が生まれます。

apollostation BUSINESS:複数台の車両管理をシンプルにしたい人に

apollostation BUSINESSは、出光クレジットが発行する法人・個人事業主向けの給油専用カードです。クレジット決済機能を持たず、社用車の給油や整備代を口座引き落としで一括管理できるのが特徴です。

apollostation BUSINESSは、出光クレジットが発行する法人・個人事業主向けの給油専用カードです。クレジット決済機能は持たず、社用車の給油や整備代を口座引き落としで一括管理できるのが特徴です。カードを車両ごとに分けて発行すれば車両別に利用明細を確認できるため、社用車が複数ある会社の経費事務処理を効率化したい方に向いています。

おすすめポイント3選

  • 年会費無料で発行できる
  • 全国のapollostationでサインひとつで給油・点検整備ができる
  • カードを車両ごとに分ければ明細で車両別に管理できる
年会費無料
クレジット機能なし(口座引き落とし・給油専用)
ポイント付与なし
PLATINUM BUSINESSのポイント加算サービスに登録すると1,000円につき5ポイント
利用可能店舗全国のapollostation(一部除く)
利用明細帳票電子閲覧サービスでウェブ閲覧・ダウンロード可
ETCカード年会費550円(税込・1枚につき)
お支払いサイクル毎月末日締め・翌々月7日引き落とし
申込方法apollostationで直接、または申込書を取り寄せてSSへ持参

申し込み前に知っておきたいポイント

  • クレジット決済ができず、ポイントも貯まらない
  • 車両番号は登録できない(車両ごとの管理はカードを分けて行う)
  • 支払いは1回払いのみで、分割払いは使えない

出光の法人カードには、BUSINESSのほかに、いつものSSと単価を決めて給油する出光Bizカード ワン・プラスなどもあります。5種類の違いは次の記事で比べています。

他のカードと役割分担するという選択肢

  • 代表者本人はapollostation THE GOLDで割引を受ける
  • 社用車やスタッフの給油はapollostation BUSINESSでまとめて管理する

割引よりも管理のしやすさに強みがあるカードなので、給油量が多く割引額を重視するなら、同じ出光・apollostation系のTHE GOLDと役割を分けて使うのも一案です。

apollostation PLATINUM BUSINESS:給油割引より上質な特典を優先したい事業主に

apollostation PLATINUM BUSINESSは、出光クレジットが発行する法人・個人事業主向けの最上位カードです。「いつでも値引き」のような給油の値引きは付かない代わりに、プライオリティ・パスやコンシェルジュなど、他の5枚にはない特典が揃っています。

apollostation PLATINUM BUSINESSは、法人・個人事業主向けに設計された高還元のビジネスカードです。通常利用でも0.8%還元(海外は1.0%)と法人カードの中でも高水準に加え、出張・経費決済でも効率よくポイントを貯められます。さらに、年間300万円以上の利用で年会費22,000円が翌年度無料となるため、経費決済を集約できる事業者ほどメリットが大きくなります。保険・コンシェルジュ・ラウンジなど付帯特典も充実しており、コスト管理と利便性を両立したい方に適した1枚です。

おすすめポイント3選

  • 年間300万円以上の利用で年会費が翌年度無料になる
  • 法人カードとしては高水準の0.8〜1.0%還元
  • 旅行保険・ラウンジ・コンシェルジュなど特典が充実
年会費22,000円(税込)
※年間300万円利用で翌年無料
国際ブランドVisa / American Express
ポイント還元率0.8%〜1.0%
付帯保険国内・海外旅行傷害保険(利用付帯)
ショッピング保険
サイバー保険
追加カード追加会員:3,300円(税込)
*最大9枚
対象法人・個人事業主
発行スピード数日

申し込み前に知っておきたいポイント

  • 年間300万円未満の場合は年会費22,000円がかかる
  • 即日発行には対応しておらず発行まで数日必要
  • 旅行保険は自動付帯ではなく利用付帯

\詳細は公式サイトで!/

給油はポイント加算サービスで拾う

年会費は22,000円(税込)で、年間300万円以上の利用で翌年度無料になります。

給油代そのものの値引きはありませんが、apollostationでの給油分も、ほかの支払いと同じ1,000円につき8ポイント(0.8%)の対象です。さらに、apollostation BUSINESSや宇佐美ビジネスカードを登録する「ポイント加算サービス」に申し込むと、それらのカードの利用分にも1,000円につき5ポイントが、PLATINUM BUSINESS側に加算されます。値引きではなく、ポイントで還元を受ける設計です。

こんな人におすすめ

出張や商談での移動が多く、空港ラウンジやプライオリティ・パスの価値を実感できる事業主向けです。給油の割引額よりも、年間の利用額に応じた付帯サービスの充実を重視するなら、この1枚が候補になります。追加カードは最大9枚(新規入会時は3枚まで)、ETCカードは最大5枚まで無料で発行できます。

導入で得られる3つの実務メリット

ガソリンカードの価値は、給油代の割引だけにとどまりません。実務面でのプラスの影響を3つの視点から整理します。

確定申告が楽になる

  • 手入力の手間を削減
  • 確定申告の証拠になる
  • 家事按分がスムーズになる

ガソリンカードを導入すると、毎月の帳簿付けや確定申告の手間を大幅に削減できます。利用明細が自動で記録されるため、会計ソフトと連携すれば給油日や金額の仕訳も簡単です。明細には「日時・場所・給油量・金額」が正確に残るため、レシートと同等の証拠能力を持ちます。

また、年間の利用総額を一目で把握できる点も魅力です。事業割合の計算根拠として活用できるため、家事按分もスムーズに行えるでしょう。

キャッシュレス化で不正利用を防ぎ、資金繰りも安定させる

  • 不正利用のリスクを防止
  • 小口現金のやり取りを削減
  • 資金繰りの見通しが立つ

従業員に現金を渡して給油させると、使途の曖昧さや不正利用のリスクが生じます。ガソリンカードを貸与すれば「誰が・いつ・どこで・いくら」使ったかが明細に自動記録されるため、確認の手間もかかりません。

また、月次一括払い型なら日々の小口現金を用意・精算する負担をなくせます。支払いが毎月1回にまとまることで、資金繰りの見通しも立てやすくなるでしょう。

車両管理の効率化で立替精算がなくなる

  • 立替精算の手間をゼロに
  • 車両ごとのコストを可視化
  • 車両更新の判断材料に

ガソリンカードを車両やスタッフごとに発行すれば、面倒な立替精算や確認作業をまるごと解消できます。

車両別にカードを分ければ「どの車にいくらガソリン代がかかっているか」も月次で把握可能です。走行距離などのデータと組み合わせれば精密なコスト管理を行え、車両更新の判断材料にも役立つでしょう。

個人事業主向けの法人カードに関するよくある質問

独立したばかりで実績がなくても審査に通るカードは?

独立直後でも申し込みやすいのは、ETC協同組合ガソリンカードとENEOS BUSINESSです。ETC協同組合はクレジット審査ではなく組合への加入審査となるため、事業実績や決算書がなくても申し込めるケースがほとんどです。ENEOS BUSINESSもクレジット機能を持たない契約型のカードで、一般的なクレジット審査に比べてハードルが低いと考えられるでしょう。

個人名義のゴールドカードを事業用の給油に使ってもいいか?

個人名義のカードを事業経費の支払いに使うこと自体は問題ありません。確定申告の際も、個人名義のカード明細から事業用の支出分を抽出して経費計上できます。ただし、プライベートの支出と事業の支出が同じ明細に混在するため、仕分け作業は煩雑になりがちです。可能であれば事業専用カードを別に用意し、プライベートと事業の支払いを分けておくと、税務調査の際の説明もしやすくなります。

家事按分が必要な場合、カード明細はどう活用すべきか?

自家用車を事業と私用の両方に使っている場合、ガソリン代は使用割合(按分比率)に基づいて事業経費分のみを計上します。

例えば事業利用が70%であれば、年間ガソリン代の70%を経費にできるという考え方です。カード明細は按分の根拠資料として使え、走行距離の記録(業務日誌やカーナビの履歴など)と組み合わせておくと、税務調査の際の説明もスムーズになります。

個人事業主におすすめのガソリンカードのまとめ

個人事業主向けのガソリンカードを選ぶ際は、以下の3点から総合的に判断することが大切です。

  • よく使うSS:普段の行動圏内にある店舗で選ぶ
  • 審査の状況:開業直後か実績があるかでタイプを選ぶ
  • 経費管理の方針:ポイント重視か、管理効率化か

ガソリンカードは単なる割引にとどまらず、毎月の帳簿付けや立替精算の手間を減らす強力なツールです。ご自身の事業スタイルに合った1枚を取り入れ、業務効率化とコスト削減を同時に実現させましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

このサイトを運営している人

「クレカの賢人」運営者のMASAです。これまでに発行してきたクレジットカードは累計20枚以上。ライフスタイルに合わせて様々なクレジットカード選びをしてきました。また、NISAでの資産運用も続けながら、日々の暮らしをクレカでお得にする情報を発信しています。掲載記事はすべて自分で執筆し、実際に使った経験をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直にお伝えします。

▼詳しいプロフィールはこちら
https://money-credit-card.com/profile/

更新ポリシー:本記事は公式サイトの情報を確認のうえ作成し、年会費・還元率・キャンペーン等の変更にあわせて随時見直しています。掲載内容は記事更新時点のものです。最新の条件は各カード会社の公式サイトをご確認ください。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次