dカードは、年会費永年無料で基本還元率1.0%という、NTTドコモが発行する定番の1枚です。ドコモを契約していなくても申し込める汎用性の高さが魅力ですが、2026年3月31日をもって旅行保険とお買物あんしん保険の提供が終了しており、この変更を反映していない情報も少なくありません。
この記事では、公式サイトの最新情報をもとに、dカードのメリット・デメリット、dカード GOLD Uとの違い、審査の目安まで解説します。
dカードの基本スペック
まずは基本情報を確認しましょう。
dカードは、NTTドコモが発行する年会費永年無料で基本還元率1.0%のクレジットカードです。マツモトキヨシやスターバックスなどの特約店ではさらに還元率が上がり、d払いと組み合わせるとポイントの二重取りも可能です。ドコモを契約していない方でも申し込め、年会費のデメリットなく持てる1枚です。

おすすめポイント3選
- 年会費永年無料で基本還元率1.0%
- マツモトキヨシ・スターバックス等の特約店で還元率アップ
- d払いとの組み合わせでポイント二重取り
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 基本ポイント還元率 | 1.0%(100円につき1ポイント) |
| ケータイ補償 | 最大3万円 |
| ETCカード | 初年度無料。 2年目以降は年1回利用が無いと550円(税込) |
| 対象年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
申し込み前に知っておきたいポイント
- 旅行保険・お買物あんしん保険は2026年3月31日で終了済み
- ドコモの携帯料金支払いに特別な優遇は無い
dカードのメリット・デメリットを一覧表で確認してから、それぞれ詳しく見ていきましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 年会費永年無料で基本還元率1.0% | 旅行保険・お買物あんしん保険が2026年3月末で終了済み |
| マツキヨココカラ・スタバ等の特約店でさらに還元率アップ | ドコモ携帯料金の支払いに特別な優遇は無い |
| d払いとの組み合わせでポイント二重取り | ETCカードは年1回未使用だと2年目以降550円 |
| ケータイ補償が最大3万円まで自動付帯 | 上位カードのdカード GOLDに比べ特典は薄い |
| ドコモを契約していなくても申し込める | − |
dカードのメリット
dカードのメリットは、主に次の5つです。それぞれ詳しく解説します。
- ①年会費永年無料で基本還元率1.0%
- ②特約店でさらに還元率アップ
- ③d払いとの組み合わせでポイント二重取り
- ④ケータイ補償が最大3万円まで自動付帯
- ⑤ドコモを契約していなくても申し込める
①年会費永年無料で基本還元率1.0%
最大の強みは、NTTドコモ公式サイトによれば年会費が永年無料でありながら基本還元率が1.0%と、無料カードの中では高水準である点です。特約店を使わなくても、日常の買い物だけで確実にポイントが貯まります。たとえば毎月3万円をdカードで支払うだけで、単純計算で年間3,600円相当のdポイントが貯まります。
投資をしている方には、マネックス証券の「クレカ積立」との組み合わせも見逃せません。dカードで投資信託の積立を設定すると、積立金額に対して1.0%相当のdポイントが還元されます。毎月5万円を積み立てた場合、単純計算で年間6,000円相当のポイントが貯まる計算です。
②特約店でさらに還元率アップ
dカードには、基本の決済ポイント1.0%に加えてさらにポイントが上乗せされる「dカード特約店」という仕組みがあります。マツモトキヨシ・ココカラファインでは合計最大3%、スターバックスの「Starbucks eGift」購入では合計3%のdポイントが還元されます(dカード公式「マツキヨココカラ」、dカード公式「スターバックス特約店ポイント還元率変更のお知らせ」)。
| 特約店 | 還元率(決済ポイント込み) |
|---|---|
| マツモトキヨシ・ココカラファイン | 最大3% |
| スターバックス(Starbucks eGift購入分) | 3% |
なお、スターバックスの還元率は2025年5月1日に4%から3%へ引き下げられており(dカード公式)、特約店の還元率・対象条件は随時見直されます。利用前に公式サイトで最新の条件を確認しておくと安心です。
③d払いとの組み合わせでポイント二重取り
d払いの支払い元にdカードを設定すると、d払い決済分の基本ポイント0.5%とdカード設定ポイント0.5%が合算され、最低でも1.0%相当が還元されます。店舗でdポイントカードを提示すれば、そこにさらに店舗ごとのポイントが加わり、条件次第では最大4%程度まで積み上がります(d払い公式サイト)。
ただし、上乗せ分の一部はdポイントクラブの会員ランクによって変動します。またd払い公式サイトによれば、2026年9月1日から、d払いのボーナスポイントに月間200ポイントの上限が設けられ、還元分の一部が期間・用途限定ポイントに変わる予定です。制度変更後は現在より上乗せ分が目減りする可能性があるため、最新情報を公式サイトで確認してください。
④ケータイ補償が最大3万円まで自動付帯
dカード公式サイトによれば、dカード会員が対象機種を購入後1年以内に紛失・盗難・修理不能な破損に遭った場合、同一機種・同一カラーの新端末購入費用が年間最大30,000円まで、追加の保険料なしで自動的に補償されます。
- 補償期間:購入後1年以内
- 利用回数:年2回まで
- 自己負担額:1回につき15,000円(補償額が15,000円以下の場合は自己負担なし)
上位カードのdカード GOLDでは補償期間が3年・上限12万円まで拡大されますが、無料カードのdカードでも追加の保険料なしでこの補償が自動付帯しているのは、年会費無料カードとしては手厚い部類です。
⑤ドコモを契約していなくても申し込める
dカードは、au・ソフトバンクなど他社の携帯電話を使っている人でも申し込める汎用カードです。ドコモユーザー限定の特典(携帯料金でのポイント上乗せ等)は無いものの、還元率や特約店での優遇はドコモの契約有無に関わらず同じ条件で受けられます。
dカードのデメリット
一方で、申し込み前に知っておきたいデメリットは次の4つです。
- ①旅行保険・お買物あんしん保険が2026年3月31日で終了済み
- ②ドコモの携帯料金支払いに特別な優遇は無い
- ③ETCカードは年1回利用しないと2年目以降550円かかる
- ④上位カードのdカード GOLDに比べると特典の厚みは劣る
①旅行保険・お買物あんしん保険が2026年3月31日で終了済み
以前は29歳以下の会員に旅行保険が付帯していましたが、2026年3月31日でこの制度自体が終了しました。現在ネット上には変更前の情報が残っている記事も多いため注意が必要です。詳しい経緯は次の章で解説します。
②ドコモの携帯料金支払いに特別な優遇は無い
dカード公式サイトによれば、ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金を支払っても、dカード(年会費無料)の還元率は基本の1.0%のままです。一方、年会費11,000円(税込)の上位カード「dカード GOLD」であれば対象料金1,000円(税抜)につき10%相当のポイントが還元されるため、ドコモ料金の支払いが多い人ほど、GOLDとの還元額の差が大きくなります。
③ETCカードは年1回利用しないと2年目以降550円かかる
dカード公式によれば、ETCカードの初年度年会費は無料ですが、年1回以上の利用がないと2年目以降は550円(税込)の年会費がかかります。高速道路をほとんど使わない人は、発行前にこの条件を確認しておきましょう。
④上位カードのdカード GOLDに比べると特典の厚みは劣る
ドコモ料金の還元率アップ(10%)や空港ラウンジといった特典は、いずれもdカード GOLD限定です。dカードは「無料で基本性能だけを確保したい人」向けの位置づけであり、特典の手厚さそのものを求める人には、年会費11,000円(税込)のdカード GOLDの方が向いています。詳しい違いは後述の比較表で解説します。
2026年3月、旅行保険とお買物あんしん保険が終了
dカード(年会費永年無料)には、以前は29歳以下の本会員・家族会員を対象に国内・海外旅行保険が、全会員を対象にお買物あんしん保険が付帯していました。しかしdカード公式サイトの発表により、これら3つの保険は2026年3月31日の旅行出発分・購入分をもって提供が終了しています。
現在ネット上には、この変更前の情報(29歳以下は保険付帯、というもの)がそのまま残っている記事も見られるため注意が必要です。なお、この終了はdカード(年会費永年無料)のみが対象で、dカード GOLD U・dカード GOLD・dカード PLATINUMの付帯保険に変更はありません。旅行保険を重視する方は、上位カードへの切り替えを検討する価値があります。
終了前の旅行保険は、海外での治療費用や持参した携行品の損傷費用などを補償するもので、若年層が別途保険に加入せずに旅行できる後押しになっていました。現在この保険が無くなったことで、dカード(年会費永年無料)で海外旅行に行く場合は、別途海外旅行保険への加入を検討する必要がある点を押さえておきましょう。
dカード GOLD Uとの違い、どちらを選ぶべきか
当サイトでは、22歳以下(学生)向けの上位カード「dカード GOLD U」も詳しく解説しています。年齢と保険の有無で選び方が変わります。
| 項目 | dカード | dカード GOLD U |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 実質無料(22歳以下・条件あり) |
| 基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
| 旅行保険 | 付帯なし(2026年3月末で終了) | 付帯あり |
| 対象年齢 | 18歳以上 | 22歳以下 |
22歳以下で条件を満たせるなら、旅行保険が付帯するdカード GOLD Uの方が総合的にお得です。23歳以上の方や、GOLD Uの条件を満たせない方は、シンプルに年会費無料で使えるdカードが選択肢になります。基本還元率自体はどちらも1.0%で差が無いため、この判断はほぼ年齢と保険の要否だけで決まります。


dカードの審査は厳しい?
dカードは年齢条件(18歳以上)を満たせば申し込め、学生や主婦、フリーターの取得事例も報告されている、比較的間口の広いカードです。ただし、以下のような点があると審査に通りにくくなる可能性があります。
- 過去の支払い滞納・延滞履歴
- 他社からの借入れが年収に対して多い
- クレジットカードの利用実績が全く無い
- 短期間に複数のカードへ申し込んでいる
- 収入が不安定、または申告できる収入が無い
審査結果はWeb申込みなら最短5分で分かるとされていますが、カード自体の到着までは申し込みから1〜3週間程度かかる場合があります。急ぎで必要な場合は、余裕を持って申し込んでおきましょう。
dカードのお得な使い方
基本還元率1.0%だけでも十分ですが、以下を組み合わせるとさらに効率よくポイントを貯められます。
- 特約店(マツモトキヨシ・スターバックス等)を優先的に使う
- d払いの支払い元にdカードを設定する
- dポイント加盟店でdポイントカードとしても提示する
- ネットショッピングはdカード ポイントUPモール経由にする
これらは同時に併用できるため、特約店での買い物をd払いで済ませれば、基本還元率1.0%に加えて複数のポイントが積み重なります。難しい手続きは不要で、支払い方法を設定するだけで恩恵を受けられる手軽さも魅力です。
他の年会費無料カードと比較するなら
dカード以外にも、年会費永年無料で還元率1.0%前後のカードは複数あります。系列にこだわりが無い場合は、以下のカードも比較候補になります。
| カード | 基本還元率 | 特徴 |
|---|---|---|
| dカード | 1.0% | d払い・特約店との相性が良い |
| 楽天カード | 1.0% | 楽天市場・楽天経済圏との相性が良い |
| JCBカードW | 1.0% | 39歳以下限定、Amazon等でさらに上乗せ |
基本還元率はいずれも横並びのため、自分が普段よく使うサービス・経済圏との相性で選ぶのが実践的です。d払いやドコモ関連サービスを使っているならdカード、楽天市場をよく使うなら楽天カードが候補になります。


dカードがおすすめな人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、dカードが向いている人と、他のカードを検討した方がよい人を整理します。
- 年会費無料で1枚目のクレジットカードを持ちたい人
- d払い・dポイントをすでに使っている人
- マツモトキヨシやスターバックスをよく利用する人
一方で、海外旅行の機会が多く保険を重視する人や、ドコモの携帯料金・ドコモ光の支払いでより多くの還元を受けたい人には、dカード GOLDやdカード GOLD Uのような上位カードの方が適しています。
よくある質問(FAQ)
まとめ:年会費無料の底力はあるが、保険目当てなら上位カードを検討
dカードは、年会費永年無料で還元率1.0%という基本性能の高さが最大の魅力です。特約店やd払いを組み合わせれば、無料カードとして十分な還元を確保できます。一方で、2026年3月末で旅行保険・お買物あんしん保険が終了しており、以前の情報のまま「保険付き」と思って申し込むと期待外れになる点には注意してください。
旅行保険を重視するなら22歳以下対象のdカード GOLD U、それ以外の方でシンプルに年会費無料のカードを探しているならdカードが向いています。ご自身の年齢と、保険の必要性を基準に選んでみてください。


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