セゾンコバルトと三井住友カード ビジネスオーナーズを比較!年会費無料の2枚はどっち?

「年会費無料の法人カードならどれも同じ」と思われがちですが、セゾンコバルトとビジネスオーナーズは、還元率が上がる条件がまったく違います。

セゾンコバルトはAWSやマネーフォワードなど対象のWebサービスで還元率2%、ビジネスオーナーズは三井住友カードの個人カードとの2枚持ちで対象加盟店1.5%。どちらの条件が自分の経費に当てはまるかで、選ぶべき1枚が決まります。

この記事では、還元率の仕組み・ポイントの貯め方・付帯保険・追加カードの枚数まで、11本の比較記事と両社の公式情報をもとに徹底比較します。

この記事の結論
  • 高還元の条件:コバルトは対象10サービスで2%、オーナーズは個人カード2枚持ち+対象加盟店で1.5%(口座設定で実質2%)
  • 国際ブランド:コバルトはアメックスのみ、オーナーズはVisa/Mastercard
  • 付帯保険:オーナーズは海外旅行保険(最高2,000万円・利用付帯)、コバルトは一切なし
  • 追加カード:オーナーズ最大18枚、コバルト最大9枚(新規3枚)
  • どちらも年会費無料。IT・Web系ならコバルト、三井住友経済圏・従業員配布ならオーナーズ
目次

セゾンコバルトとビジネスオーナーズの違いを一覧で比較

まず全体像です。共通点は「年会費無料」「本人確認書類だけで作れる」「最短3営業日発行」の3つで、それ以外はほとんどの項目で違います。


セゾンコバルト・ビジネス・アメックス

三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費(本会員)永年無料永年無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレスVisa/Mastercard
カード番号券面に記載券面に記載なし
(Vpassアプリで確認)
ポイント永久不滅ポイント
(有効期限なし)
Vポイント
(有効期限あり)
基本還元率0.5%0.5%
高還元の率と条件2%
(対象10サービスでの利用)
1.5%
(対象個人カードと2枚持ち+対象加盟店)
追加カード無料・最大9枚(新規入会時3枚)無料・最大18枚
ETCカード無料・最大5枚翌年550円(年1回利用で無料)・最大18枚
海外旅行傷害保険なし最高2,000万円
(利用付帯)
ショッピング保険なしなし
支払いサイクル最長56日個人カードに準じる
利用限度額公式に記載なし
(審査で設定)
〜500万円
(個人カードと共通枠)
融資サービスビジネスサポートローン
最大950万円
—
申込書類本人確認書類のみ本人確認書類のみ
発行スピード最短3営業日最短3営業日

ポイントの貯め方の違い|対象サービスか、2枚持ちか

2枚とも基本は「1,000円ごとに5円分」の0.5%です。差が出るのは高還元を狙うときのやり方で、コバルトは「どこで使うか」、オーナーズは「どのカードと組み合わせるか」で決まります。

セゾンコバルト:対象10サービスで還元率2%になる

次の10サービスの支払いに使うと、永久不滅ポイントが4倍(還元率2%相当)になります。2枚持ちなどの条件はありません。

  • Amazon Web Services(AWS)
  • エックスサーバー
  • さくらインターネット
  • お名前.com
  • かんたんクラウド(MJS)
  • マネーフォワード クラウド
  • クラウドワークス
  • サイボウズ(cybozu.com)
  • モノタロウ(事業者向けサイトのみ)
  • Yahoo!ビジネスサービス

サーバー・ドメイン・クラウド会計・クラウドソーシングが並んでいて、IT・Web系の事業者ほど恩恵が大きい構成です。なお、AdobeやSlack、Zoom、Salesforceを対象に含めている解説記事がありますが、これらは現在の公式の対象リストには入っていません。

ポイントは「月間の利用合計」で計算されるため、1回ごとの端数切り捨てが起きにくいのも特徴です。海外での利用は還元率1%(ポイント2倍)になります。

ビジネスオーナーズ:個人カードとの2枚持ちで1.5%になる

ビジネスオーナーズ単体の還元率は0.5%です。還元率が上がるのは、三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)といった対象の個人カードと2枚持ちした場合だけです。

  • 対象の個人カードと2枚持ちする(三井住友カード(NL)、ゴールド(NL)など)
  • 対象の加盟店・ETCで利用すると、基本0.5%+2枚持ち1.0%=1.5%になる
  • 対象の例:対象道路事業者のETC、対象の航空券(ANA・JALの直接購入)、Amazonなど
  • 決済口座を三井住友銀行に設定すると、さらに0.5%上乗せで実質2.0%相当

貯まったVポイントは個人カードのVポイントと合算でき、カード代金への充当や他社ポイント交換に使えます。すでに三井住友カードの個人カードを使っているなら自然な組み合わせですが、持っていない場合は個人カードも別に作る必要があります。

貯めたポイントの使い道の違い

永久不滅ポイント(コバルト)Vポイント(オーナーズ)
有効期限なしあり(最終利用から一定期間)
カード代金への充当できるできる
交換レート交換先による(1P=約4.5〜5円)1P=1円が基本
マイル交換ANA・JALマイルANAマイルなど
他社ポイントPonta・dポイント・nanacoなど他社ポイントへ交換可
個人カードとの合算—個人カードのVポイントと合算できる

失効を気にせず長く貯めたいならコバルトの永久不滅ポイント、個人カードと一体で使いたいならオーナーズのVポイントが向きます。

付帯保険はビジネスオーナーズだけにある

セゾンコバルトには旅行保険もショッピング保険も一切付いていません。ビジネスオーナーズには海外旅行傷害保険が付きます。

保険セゾンコバルト・ビジネス・アメックス三井住友カード ビジネスオーナーズ
海外旅行傷害保険なし最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険なしなし
ショッピング保険なしなし
カード不正利用の補償ありあり

ビジネスオーナーズの海外旅行傷害保険は利用付帯です。公共交通機関の運賃や旅行代金をビジネスオーナーズで支払った場合に、補償期間は1回の旅行につき最長3か月で適用されます。

補償額の2,000万円は、治療費用が数百万円かかる海外の医療事情を考えると手厚いとは言えません。出張が多いなら、この保険を当てにせず、補償が手厚いカードの併用か、都度の海外旅行保険への加入を前提にします。セゾンコバルトを使う場合は、保険は完全に別手配になります。

従業員に配るならビジネスオーナーズ、ETCの数ならセゾンコバルト

カードを複数発行したいときの上限が違います。

セゾンコバルト・ビジネス・アメックス三井住友カード ビジネスオーナーズ
追加カード(従業員用)最大9枚(新規入会時は3枚まで)最大18枚
追加カードの年会費無料無料
ETCカード最大5枚・完全無料最大18枚・翌年550円(年1回利用で無料)

従業員が数名以上いて全員にカードを配りたいなら、新規で3枚までのコバルトより、最初から18枚まで作れるビジネスオーナーズが現実的です。

一方、ETCカードはコバルトが5枚まで完全無料なのに対し、ビジネスオーナーズは翌年から1枚あたり550円かかり、年1回の利用がないと無料になりません。車両ごとにETCを分けたいが利用頻度に波がある、という使い方ならコバルトが有利です。

会計ソフト連携と支払いサイクル

経費管理の面では、どちらも主要なクラウド会計ソフトに対応しています。

  • どちらもfreee・マネーフォワード クラウド・弥生などと利用明細を連携できる
  • セゾンコバルトは支払いサイクルが最長56日で、資金繰りに余裕を持たせやすい
  • ビジネスオーナーズの締め日・支払い日は、紐づける個人カードの設定に準じる

マネーフォワード クラウドを使っているなら、その支払い自体がセゾンコバルトのポイント4倍対象になるため、会計ソフト代の分だけでも還元差が出ます。

国際ブランドの違い|アメックスかVisa/Mastercardか

加盟店の広さで選ぶならビジネスオーナーズ(Visa/Mastercard)です。セゾンコバルトのアメックスは、一部の店舗や自治体の支払いで使えないことがあります。

ただし、年会費無料でアメックスブランドを持てるカードは少なく、アメックスの優待プログラム「アメリカン・エキスプレス・コネクト」も使えます。ブランドにこだわりがなく「経費の支払いで確実に使えること」を優先するならビジネスオーナーズ、年会費ゼロでアメックスを持ちたいならセゾンコバルトです。

セゾンコバルトが向いている人

  • AWS・レンタルサーバー・クラウド会計など、対象10サービスの支出が多い
  • IT・Web・クリエイティブ系のフリーランス/個人事業主
  • ポイントの有効期限を気にせず貯めたい
  • ETCカードを複数枚、完全無料で持ちたい
  • 年会費無料でアメックスブランドを持ちたい
  • 三井住友カードの個人カードを持っていない・作りたくない

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)は、アメックスブランドのビジネスカードでありながら、個人事業主やフリーランスでも申し込み可能な年会費無料の1枚。マネーフォワードやクラウドワークスなど対象10サービスでのポイント4倍還元や、レンタカー優待といったビジネス特化の特典が充実しています。ポイントは有効期限なしで、長期的に利用してもしっかり貯められるのが魅力。旅行保険は付帯されていないものの、固定費ゼロでビジネス決済を集約できる利便性が高く、初めての法人・個人事業主向けカードにもおすすめです。

年会費年会費永年無料
還元率0.5%〜2.0%*1
追加カード無料
最大9枚(新規入会時は3枚まで)
ETCカード無料
最大5枚

*1Amazon Web Services、Xserver、お名前.com、かんたんクラウド、クラウドワークス、cybozu.com、さくらインターネット、マネーフォワード、モノタロウ、ヤフービジネスサービスの利用でポイント還元率4倍(2%還元)

<セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)のメリット>

  • 年会費・追加カードともに無料で導入コストゼロ。
  • ポイントに有効期限がない
  • AWSやエックスサーバーなど特定店舗で4倍のポイント還元率
  • かんたんクラウド(会計・給与)が2ヵ月無料、エックスサーバーは初期費用を割引
  • オリックス・ニッポン・トヨタの各レンタカー優待が付帯

\年会費永年無料!初めてのビジネスカードにおすすめ/

三井住友カード ビジネスオーナーズが向いている人

  • すでに三井住友カード(NL)やゴールド(NL)を持っている
  • メインの決済で確実に使えるVisa/Mastercardが必要
  • 従業員用のカードを4枚以上発行したい
  • Amazon・ETC・対象航空券など、対象加盟店の利用が多い
  • 海外出張があり、利用付帯でも旅行保険が欲しい
  • 決済口座を三井住友銀行にできる(還元率がさらに上がる)

三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費無料で利用できる法人・個人事業主向けのカード。三井住友カード(NL)と2枚持ちするとAmazonなどの支払いで最大1.5%の還元が可能です。クラウド会計との自動連携やVpassアプリでの切替機能など、業務効率を高める機能が豊富で、フリーランスや副業ワーカーにもおすすめの1枚です。

年会費年会費永年無料
還元率0.5%
追加カード無料
最大19枚
ビジネス向け特典クラウド会計ソフトとの連携、請求書支払い代行サービス

三井住友カードビジネスオーナーズのメリット>

  • 年会費無料
  • 2枚持ちで還元率1.5%にアップ
  • 会計ソフトと連携で経費精算も効率化
  • 最大19枚まで追加カードの発行が可能

\年会費永年無料!初めてのビジネスカードにおすすめ/

両方持ちも選択肢|年会費はどちらも無料

2枚とも年会費が永年無料なので、両方持ってもコストはかかりません。Web系サービスの支払いはセゾンコバルト、対象加盟店やAmazon・ETCはビジネスオーナーズ、と使い分ける手もあります。

ただし、経費のカードが2枚に分かれると、会計ソフトの連携も明細の確認も2枚分になります。ひとり事業で経費の種類が少ないなら、どちらか1枚に絞るほうが管理は楽です。

従業員がいて経費の量が多い、または「クラウド支出」と「店舗・ETC支出」がどちらもまとまってあるなら、2枚持ちで取りこぼしを減らす価値があります。

セゾンコバルトとビジネスオーナーズのよくある質問

還元率が高いのはどちらですか?

最大還元率はセゾンコバルトが2.0%、ビジネスオーナーズが1.5%(三井住友銀行の口座設定で実質2.0%相当)です。ただしコバルトの2%は対象10サービスの利用時、ビジネスオーナーズの1.5%は対象個人カードとの2枚持ちが前提です。自分の経費の使い先で変わります。

三井住友カードの個人カードがなくてもビジネスオーナーズは作れますか?

作れます。ただし還元率が上がるのは対象の個人カード(三井住友カード(NL)など)との2枚持ちが条件なので、個人カードがないと基本の0.5%にとどまります。

セゾンコバルトの対象サービスにAdobeやZoomは含まれますか?

含まれません。現在の公式の対象は、AWS・エックスサーバー・さくらインターネット・お名前.com・かんたんクラウド・マネーフォワード クラウド・クラウドワークス・サイボウズ・モノタロウ(事業者向け)・Yahoo!ビジネスサービスの10サービスです。

海外出張の保険はどちらが安心ですか?

ビジネスオーナーズには海外旅行傷害保険(最高2,000万円・利用付帯)が付きますが、コバルトには一切付きません。ただし2,000万円は治療費用まで含めると手厚いとは言えないため、どちらの場合も別途の海外旅行保険を前提にするのが現実的です。

開業したばかりでも審査に通りますか?

どちらも本人確認書類のみで申し込め、登記簿謄本や決算書は不要です。開業直後や副業規模でも申し込めますが、審査の可否はカード会社の判断になります。

両方作るデメリットはありますか?

年会費はどちらも無料なので費用面のデメリットはありません。ただし経費のカードが2枚に分かれると、会計ソフトへの連携や明細確認の手間が増えます。

まとめ|経費の使い先で選ぶ

セゾンコバルトとビジネスオーナーズは、どちらも年会費無料で始めやすいビジネスカードです。決め手は「高還元の条件」と、ブランド・ポイント・保険・追加カード枚数の違いにあります。

  • AWS・クラウド会計などWeb系サービスの支出が多いならセゾンコバルト(対象10サービスで2%)
  • 三井住友の個人カードを持っている/従業員に配りたいならビジネスオーナーズ
  • 確実に使えるブランドが必要ならVisa/Mastercardのビジネスオーナーズ
  • 海外旅行保険が要るならビジネスオーナーズ(ただし2,000万円は最低限)
  • 年会費はどちらも無料なので、経費の種類が多いなら両方持ちも損はしない

自分の経費が「クラウドサービス中心」か「店舗・Amazon・ETC中心」かを見極めると、選ぶ1枚が決まります。

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このサイトを運営している人

「クレカの賢人」運営者のMASAです。これまでに発行してきたクレジットカードは累計20枚以上。ライフスタイルに合わせて様々なクレジットカード選びをしてきました。また、NISAでの資産運用も続けながら、日々の暮らしをクレカでお得にする情報を発信しています。掲載記事はすべて自分で執筆し、実際に使った経験をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直にお伝えします。

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