東急カードと楽天カードは、還元率の仕組みがまったく違います。東急カードは東急沿線や東急グループの施設で高還元、楽天カードは全国どこでも一律の還元率です。
結論から言うと、PASMOオートチャージに対応しているのは東急カードだけです。東急沿線に住んでいるか、それとも全国どこでも使うカードを探しているかで、答えは変わります。
この記事では、還元率の条件・年会費・ポイントの扱いを数値で比較し、どちらを選ぶべきか、両方持つならどう使い分けるかを整理します。
- PASMOオートチャージは東急カードだけが対応。楽天カードは非対応
- 東急ポイントと楽天ポイントは同時に貯めることはできても、交換はできない
- 東急カードの年会費は利用の有無にかかわらず発生。楽天カードは永年無料
- 東急沿線に住むなら東急カード、それ以外は楽天カードが基本の考え方
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東急カードと楽天カードの違いは「還元率の条件」と「使える場所」
東急カードの1.0%は、東急グループの施設に限った話ではありません。東急グループ外の一般加盟店でも1.0%で、東急百貨店や東急ストアではさらに高い還元率が上乗せされます。
一方、楽天カードは還元率が全国一律です。東急沿線かどうかに関係なく、どこで使っても1.0%。楽天市場ではSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たすと還元率が大きく跳ね上がります。
| 比較軸 | 東急カード | 楽天カード |
|---|---|---|
| 還元率が上がる条件 | Web明細登録(未登録だと0.5%に半減) | 条件なし。常に1.0% |
| 高還元になる場所 | 東急百貨店・東急ストアなど施設限定 | 楽天市場など楽天サービス限定 |
| ポイントの交換先 | JALマイル・ANAマイルのみ | 多数の提携先(楽天ポイントのまま使うのが基本) |
| 東急ポイント⇔楽天ポイントの交換 | できない | できない |
東急カードにはWeb明細という見落としやすい条件があります。Web明細に登録していないと、還元率は1.0%ではなく0.5%に半減します。
この条件を明示している比較記事はほとんどなく、紙の明細のまま使い続けている人は、知らないうちに半分の還元率で使っている可能性があります。楽天カードにはこうした条件はありません。
また、「二重取りできる」と紹介されることが多い組み合わせですが、東急ポイント(TOKYU POINT)を楽天ポイントに交換することはできません。
TOKYU POINTの交換先は、公式にはJALマイルとANAマイルの2つだけです。貯めるところまでは同時にできても、貯めたあとの使い道は別々に管理することになります。
年会費の違い|東急カードは利用の有無にかかわらず発生する
多くの提携カードには「年1回の利用で年会費無料」という特典が付いています。東急カードにはこの特典がなく、2年目以降は使っても使わなくても1,100円(税込)がかかります。
| 項目 | 東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB) | 楽天カード |
|---|---|---|
| 年会費(本会員) | 初年度無料、2年目以降1,100円(税込) | 永年無料 |
| 年会費(家族カード) | 330円(税込) | 永年無料 |
| 年会費が無料になる条件 | なし(利用有無にかかわらず発生) | —(もともと無料) |
| ETCカード | 年会費については個別確認が必要 | 条件付きで無料。通常は550円(税込) |
楽天カードのETCカードは、楽天ゴールドカード以上を持っているなどの条件を満たさないと年会費がかかります。年会費だけを比べると単純ではありませんが、本カード自体の年会費は楽天が明確に有利です。
還元率を数値で比較|東急カードと楽天カードの一覧表
シーン別に並べると、得意分野の違いがはっきりします。東急グループの施設に強いのが東急カード、それ以外の全国の店舗に強いのが楽天カードです。
| シーン | 東急カード | 楽天カード |
|---|---|---|
| 一般加盟店(Web明細登録時) | 1.0% | 1.0% |
| 一般加盟店(紙明細) | 0.5% | —(条件なし) |
| 東急百貨店 | 3%(食品・レストラン等は1.5%) | 1.0% |
| 東急ストア | 最大13%(会員ランク等の条件あり) | 1.0% |
| 楽天市場 | — | SPU条件達成で最大18倍相当 |
| 公共料金・税金など | 条件による | 0.2%に低下 |
| PASMOオートチャージ | 1.0% | 対応外 |
東急グループの外では両者とも1.0%で並びますが、楽天カードは楽天市場という別枠の高還元が使えます。東急カードにはこれに相当する「東急沿線以外での上乗せ」はありません。
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PASMOオートチャージができるのは東急カード
通勤・通学でPASMOを使う人にとって、ここが最大の分かれ目です。楽天カードはPASMOのオートチャージに対応していません。
モバイルPASMOへの通常のチャージ自体は楽天カードでも可能ですが、その場合は楽天ポイントが付与されません。オートチャージで自動的にポイントを貯めたいなら、選択肢は東急カード(1.0%還元)に絞られます。
| 東急カード | 楽天カード | |
|---|---|---|
| PASMOオートチャージ | 対応・1.0%還元 | 非対応 |
| モバイルPASMO/Suicaへの通常チャージ | 対応 | 対応(ポイント付与なし) |
| 定期券の購入 | 最大3.5%還元 | 条件なし(通常還元のみ) |
東急線を日常的に使うなら、この1点だけでも東急カードを持つ理由になります。
東急ストアで東急ポイントと楽天ポイントを二重取りする方法
東急沿線に住んでいて楽天ポイントも使っているなら、東急ストアでの買い物は二重取りの好機です。ここからは、その仕組みと注意点を確認します。
レジで東急カードの提示(またはTOKYU POINT CARD on LINE)と楽天ポイントカードの提示を両方行うと、1回の買い物で東急ポイントと楽天ポイントの両方が貯まります。
東急ストア・プレッセでは、毎月19日・29日の「とくふく感謝デー」(5%キャッシュバック)や「ポイント5倍の日」もあり、これらと組み合わせるとさらに効率が上がります。
ただし、貯めるところまでは両方できても、支払いに充てるときは別です。ポイントを使う場合、東急ポイントと楽天ポイントを同じ会計で併用することはできません。
これはTOKYU CARD スマート払いのポイント利用条件と同じ考え方です。その回の会計でどちらを消化するか、都度選ぶことになります。

クレカ積立の還元率は東急カードの方が高い
投資信託の積立でカードを使う場合、意外な逆転が起きます。東急カードのクレカ積立(SBI証券)は最大2.5%で、楽天カード(楽天証券)の0.5〜1.0%を上回ります。
| 東急カード | 楽天カード | |
|---|---|---|
| 対象の証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 |
| 還元率 | 最大2.5%(5万円超の部分は0.25%) | 0.5%〜1.0%(信託報酬率により変動) |
| 積立上限額 | 毎月100円〜100,000円 | 条件により異なる |
| 家族カードの利用 | 登録不可 | — |
ただし東急カードの2.5%は、半期ごとのエントリーが条件です。エントリーを忘れると通常の還元率に戻るため、積立目的で使うなら手続きを忘れないようにします。
東急カードと楽天カード、どっちを選ぶべき?
ここまでの違いをふまえると、判断はシンプルです。東急沿線に住んでいるか、通勤で東急線・PASMOを使うかが分かれ目です。
東急沿線に住む・働くなら東急カード
- 通勤・通学でPASMOオートチャージを使う
- 東急ストア・東急百貨店・渋谷ヒカリエなどをよく利用する
- ロマンスカーや東急線の定期券を購入する
- SBI証券でクレカ積立をしている
これらに当てはまる人は、東急カードの高還元をフルに活かせます。年会費1,100円は、東急グループでの利用だけで十分に回収できます。
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東急沿線に住んでいないなら楽天カード
- 東急沿線に住んでいない、東急グループの施設をほとんど使わない
- 楽天市場や楽天モバイルなど楽天サービスをよく使う
- 年会費がかかるカードを増やしたくない
- 全国どこでも同じ還元率で使いたい
東急カードは、東急グループ外では楽天カードに対する優位性がありません。沿線居住者でなければ、無理に持つ理由は少なくなります。
両方持つならこう使い分ける
東急沿線に住んでいて、楽天市場もよく使う人には、両方持ちが向いています。東急線・東急グループ施設は東急カード、それ以外は楽天カードという役割分担が基本です。
| 支払いの場面 | 使うカード | 理由 |
|---|---|---|
| PASMOオートチャージ | 東急カード | 楽天カードは非対応 |
| 東急ストア・東急百貨店 | 東急カード(+楽天ポイント提示) | 施設内の高還元を活かせる |
| 楽天市場でのネットショッピング | 楽天カード | SPUで還元率が跳ね上がる |
| それ以外の全国の店舗 | 楽天カード | 条件なしで1.0% |
| 投資信託の積立 | 東急カード(SBI証券) | 楽天より還元率が高い |
東急カードをPASMOと東急グループ専用、楽天カードをそれ以外の生活費全般に使うと、それぞれの高還元シーンを取りこぼしません。

東急カードと楽天カードのよくある質問
まとめ|沿線居住者は東急カード、それ以外は楽天カードが基準
東急カードと楽天カードは、そもそも設計の思想が違うカードです。東急カードは沿線生活に特化した高還元、楽天カードは全国どこでも使える汎用性が強みです。
- PASMOオートチャージに対応しているのは東急カードだけ
- 東急ポイントと楽天ポイントは同時に貯められるが、交換はできない
- 東急カードの年会費は利用有無にかかわらず発生。楽天カードは永年無料
- 東急沿線に住む・働くなら東急カード、それ以外は楽天カードが基本
- 両方使うなら、東急グループは東急カード、それ以外は楽天カードと役割を分ける
年会費が発生する東急カードは、沿線での利用があってはじめて価値が出るカードです。まずは自分の生活が東急沿線でどれだけ完結しているかを基準に選ぶと、判断がぶれません。
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楽天カードは、年会費が永年無料で、楽天ポイントを効率よく貯められるクレジットカードです。基本のポイント還元率は1.0%と高水準で、楽天市場での買い物ではポイント倍率が上がりやすく、ネット通販をよく利用する新社会人と相性が良い1枚といえます。楽天モバイルや楽天銀行などの関連サービスを併用することで、ポイント還元の恩恵を受けやすい点も特徴です。また、タッチ決済や電子マネーにも対応しており、日常の支払いをスムーズに行えます。楽天経済圏を中心に使う人にとって、メインカードとして選びやすいクレジットカードです。

おすすめのポイント
- 楽天市場でのポイント還元率は最大18倍
- 電子決済を利用すれば日常的な利用でも2.5%は狙える
- 基本還元率が1.0%と高い
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
| 基本還元 | 1.0〜18.0% |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 カード盗難保険 |
| 追加カード | 家族カード:無料 ETCカード:550円* |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| 発行スピード | 1週間から10日 |
申し込み前に知っておきたいポイント
- コンビニなどの通常利用では楽天ペイなど組み合わせで最大2.5%ほどに落ち着く
- ETCカードは年会費550円(税込)がかかる
- 楽天経済圏で使わなければ通常の高還元率カードを検討すべき
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