出光カードとアポロステーションカードの違い|年会費1,375円と無料、値引き単価を利用額別に比較【乗り換えの判断】

「出光カード」とapollostation card(アポロステーションカード)は、名前が変わっただけの同じカードではありません。apollostation cardの前身は「出光カードまいどプラス」で、「出光カード」と「出光ゴールドカード」は今も別のカードとして使われています。

出光カードの年会費は1,375円、apollostation cardは永久無料です。一方でガソリンの値引き額は、月の利用額や給油する燃料によってどちらが大きいかが変わります。ここからは、手元のカードの見分け方、年会費・値引き・ポイントの違い、乗り換えるべきかをみていきましょう。

目次

出光カードとapollostation cardは別のカード

2021年4月、出光興産のSSブランド「apollostation」の展開に合わせて、出光カードまいどプラスの後継カードとしてapollostation cardが登場しました。手元のカードによって、今の扱いは次のように分かれます。

【手元のカード別の扱い(2026年10月時点)】

手元のカード今の扱い手続き
出光カードまいどプラス
(ワインレッドの券面)
apollostation cardとして利用中不要
出光カード別のカードとして利用可。
新規受付は停止
乗り換えるなら新規申込
出光ゴールドカード別のカードとして利用可。
新規受付は停止
乗り換えるなら新規申込
出典:2021年4月 新カードをリリースいたします、出光クレジット よくあるご質問(カードの色)、同(年会費)

ワインレッドの券面(旧:出光カードまいどプラス)は、今はapollostation cardとして扱われ、再発行や更新のあともワインレッドのまま届きます。まいどプラスを持っている人は、すでにapollostation cardの会員なので、切り替えの手続きは必要ありません。

一方、「出光カード」「出光ゴールドカード」は、apollostation cardとは別のカードです。新規の申込は受け付けていませんが、持っている人は今も使えます。年会費・値引き・ポイントの仕組みがapollostation cardと違うため、乗り換えるかどうかは次の比較で判断できます。

出光カードとapollostation cardの違い【年会費・値引き・ポイント】

出光カードとapollostation cardの主な違いは、年会費と、ガソリン値引き・ポイントの仕組みです。

【出光カードとapollostation cardの比較】

項目出光カードapollostation card
年会費(本人)1,375円永久無料
家族カード440円
(初年度無料)
無料
ETCカード無料無料
値引きの仕組みね〜びきコース*1いつでも2円/L
+
ねびきプラス*2
値引きの上限ガソリン・軽油10円/L
ハイオク20円/L
ガソリン・軽油10円/L
ポイントた〜まるコース:100円で1ポイント*11,000円で5ポイント
新規申込停止受付中
*1 出光カードは「ね〜びき」「た〜まる」のどちらか一方を選ぶ。*2 ねびきプラスは年550円(入会時に同時登録・初年度無料)。
出典:出光クレジット よくあるご質問(年会費)、出光カード ね〜びきコース、た〜まるコース、ねびきプラスサービス

出光カードの「ね〜びきコース」は、月の請求額1万円ごとに1ポイントの「ね〜びきポイント」が付き、翌月の給油でレギュラー・軽油・灯油は1ポイント0.5円/L、ハイオクは1ポイント1.0円/L値引きされる仕組みです(月20ポイントまで)。apollostation cardの「いつでも2円/L引き」のような、使わなくても付く値引きはありません。

apollostation cardは、給油するだけでガソリン・軽油が2円/L引き(灯油1円/L)になり、ねびきプラスに登録すると、月3万円以上の利用から1万円ごとに1円/Lずつ上がって最大10円/Lになります。出光カードはねびきプラスに登録できません。

ポイントを選ぶ場合、出光カードの「た〜まるコース」は月の請求額100円ごとに1ポイントで、年2,000ポイント以上でボーナスが付きます。apollostation cardのポイントは1,000円で5ポイントです。ただし出光カードはね〜びきとた〜まるのどちらか一方しか選べず、値引きとポイントを両方受けることはできません。

出典:出光カード ね〜びきコース、た〜まるコース

ガソリン値引きは月の利用額でどちらが大きい?

値引き単価を月の利用額ごとに並べると、燃料の種類で結果が分かれます。apollostation cardはねびきプラス150(値引き重視のコース)、出光カードはね〜びきコースで比べます。

【月の利用額別の値引き単価(1Lあたり/出光カード→apollostation card)】

月の利用額レギュラー・軽油ハイオク灯油
1万円0.5円
→2円
1円
→2円
0.5円
→1円
3万円1.5円
→3円
3円
→3円
1.5円
→1円
5万円2.5円
→5円
5円
→5円
2.5円
→1円
10万円5円
→10円
10円
→10円
5円
→1円
20万円10円
→10円
20円
→10円
10円
→1円
出光カードは月150L(灯油300L)まで。apollostation cardはねびきプラス150で月150Lまで(灯油はいつでも値引きのみ・月300L)。
出典:出光カード ね〜びきコース、ねびきプラスサービス

レギュラー・軽油は、どの利用額でもapollostation cardの値引きが出光カードと同じか大きくなります。月5万円使う人なら、出光カードは2.5円/L、apollostation cardは5円/Lで、値引きは2倍の差です。

一方、ハイオクは月10万円を超えると出光カードが上回り、月20万円では出光カード20円/L・apollostation card 10円/Lです。灯油は、月3万円以上使うと出光カードのほうが値引きが大きくなります(apollostation cardの灯油はいつでも値引きの1円/Lのみ)。

年会費を差し引いた1年間の値引き額で比べると、次のとおりです(apollostation cardは2年目以降のねびきプラス年会費550円を差し引いた額)。

【年会費を差し引いた1年間の値引き額(想定ケース)】

想定ケース
出光カード

apollostation card
月5万円・レギュラー月50L125円2,450円
月10万円・レギュラー月100L4,625円11,450円
月20万円・ハイオク月150L34,625円17,450円

月5万円・レギュラー月50Lの人は、出光カードの値引き1年分(1,500円)が年会費1,375円にほぼ消えてしまいます。反対に、月20万円使ってハイオクを月150L入れる人は、出光カードのほうが年間で約17,000円多く値引きを受けられます。

乗り換えたほうがよい人・出光カードのままでよい人

出光カードを持っている人は、次の3つの質問に答えると、乗り換えるかどうかを判断できます。「詳しくみる」を押すと、それぞれの解説へ移動できます。

apollostation cardに乗り換えたほうがよい人

レギュラー・軽油が中心で、カードの利用が月10万円前後までの人は、年会費0円のapollostation cardに乗り換えると、年会費がなくなり、値引き単価も同じか大きくなります。月5万円の利用なら、値引きは2.5円/Lから5円/Lに上がります。

apollostation cardは入会と同時にねびきプラス(1年目無料・2年目から550円)に登録されます。値引きを重視するなら「ねびきプラス150」、ポイントも貯めたいなら「ねびきプラス100」を選びましょう。新規で申し込むため、2026年11月30日までの申込なら入会キャンペーンの対象にもなります。

apollostation cardは、出光クレジットが発行する年会費無料のガソリンカードです。全国のapollostationでガソリン・軽油を給油するたびにリッター2円引きが受けられ、家族カードやETCカードも無料で発行できます。さらに、オプションの「ねびきプラス」を活用すれば、カードの月間利用額に応じて最大10円/Lの割引が可能で、家庭や事業用の車を持つユーザーに大きな節約効果をもたらします。一方で、ポイント還元率は0.5%と平凡なため、日常利用では他の高還元カードとの併用が望ましい点もあります。

apollostation cardのおすすめポイント

  • 常時2円/L割引&ねびきプラスで最大10円/L
  • 年会費無料&家族カード・ETCカードも無料
  • 給油分は請求時に自動で値引きされるわかりやすさ
  • 出光ロードサービスが年会費825円(税込)で利用可能
年会費無料
ねびきプラス:初年度無料、2年目以降550円(税込)
還元率0.5%
発送スピード最短3営業日
追加カード家族カード:年会費無料(最大4枚)
ETCカード:年会費無料

*ねびきプラスは年会費550円(税込)、2年目以降特に申し出がない場合は自動継続となり年会費が発生します。

apollostation cardの気になるポイント

  • ポイント還元率は0.5%と平凡(給油分は割引優先でポイント付与なし)
  • ねびきプラスは自動加入→2年目以降は年会費550円が発生
  • 値引きはapollostationでの給油が対象(一部SSは対象外)。ねびきプラスの上乗せはガソリン・軽油のみで、灯油はいつでも1円/L引き

\公式サイトで詳細を確認する/

乗り換えた後の使い方(給油専用にするか、買い物も集めるか)で、得になる金額が変わります。apollostation cardのメリット・デメリットは次の記事で解説しています。

出光カードのままのほうがよい人

ハイオク車で給油量が多く、カードを月10万円を超えて使う人は、出光カードのね〜びきコースのほうが値引きが大きくなります。月20万円使えばハイオクは20円/L引きで、apollostation cardの上限10円/Lの2倍です。

冬に灯油を多く買う家庭も、月3万円以上カードを使うなら出光カードのほうが灯油の値引きが大きくなります(月5万円で2.5円/L、apollostation cardは1円/L)。出光カードは新規申込を受け付けていないため、一度解約すると作り直せません。迷う場合は、apollostation cardを追加で作って両方持つこともできます。

出光ゴールドカードを持っている人

出光ゴールドカードの年会費は11,000円で、ね〜びきコースは月30ポイントまで(レギュラー・軽油は最大15円/L、ハイオクは最大30円/L、月200Lまで)です。apollostation THE GOLDも年会費11,000円ですが、年200万円以上使うと翌年の年会費が0円になり、ポイントは1,000円で10ポイント付きます。

月30万円以上使い、ガソリンを月200L近く入れる人は、出光ゴールドカードの値引き(レギュラー15円/L)がTHE GOLDの上限10円/Lを上回ります。それ以外で年200万円以上使う人は、年会費が0円になるTHE GOLDのほうが負担を抑えられます。apollostation card(月の利用が少ない人)とTHE GOLD(年200万円以上の人)のどちらにするかも、利用額で決まります。

apollostation THE GOLD(アポロステーション ザ・ゴールド)は、年間200万円の利用で翌年分のカード年会費が無料になる上位カード。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するのが特徴。また空港ラウンジやレンタカーの優待、旅行傷害保険など日常遣いにもお得が満載のクレジットカードです。

カード年会費11,000円(税込)
年間200万円以上の利用で次年度無料
還元率1.0%
発送スピード最短3営業日
海外・国内付帯保険国内(利用付帯):最大5,000万円
海外(自動付帯):最大5,000万円

apollostation THE GOLD のメリット

  • ガソリン・軽油代が最大10円/L割引の「ねびきプラス」が無料付帯
  • 200万円の利用で翌年カード年会費無料
  • Visa、JCB、AMEXから選べる
  • 旅行傷害保険や出光ロードサービスなどの特典が豊富

apollostation THE GOLD の気になるポイント

  • ゴールド特典を使いこなすにはある程度の活動量が前提になる
  • 年会費免除のハードルは200万円と高め

\apollostation THE GOLDの詳細を確認する/

出典:出光ゴールドカード ね〜びきコース、apollostation THE GOLD

乗り換えの手順と注意点

出光カードからapollostation cardやTHE GOLDへは、切り替えではなく新しいカードとして申し込みます。手順は次のとおりです。

STEP
apollostation card(またはTHE GOLD)に新規で申し込む

出光クレジットのウェブサイトから申し込みます。出光カードを持っている人は「かんたん申し込み」も使えます。

STEP
新しいカードで支払い先を切り替える

公共料金・携帯電話などの支払い先と、ETCカードを新しいカードに切り替えます。

STEP
出光カードのポイントを使い切る

出光カードのポイントは新しいカードへ移せないため、交換や請求額への充当で使い切ります。

STEP
不要になった出光カードを解約する

両方持つこともできます。不要なら、出光カード会員サービスデスクで解約の手続きをします。

乗り換えの注意点
  • ポイント・付帯サービスは引き継がれない
  • 出光カードは解約すると作り直せない(新規受付停止)
  • 出光カードから上位カードへの同番ランクアップはできない

カード番号のまま上位カードへ切り替えられる「同番ランクアップ」は、apollostation card(American Express)とTHE GOLD(American Express)だけが対象です。出光カードからTHE GOLDにする場合も、新規の申込になります。

2026年11月30日までにapollostation cardへ申し込むと、1回の利用で2,000ポイント、入会後約2ヶ月で10万円以上の利用などの条件達成で4,000ポイントがもらえます(出光カードを持っている人の扱いは公表されていません)。

出典:出光クレジット よくあるご質問(上位カードへの切替)、同(カードは何枚まで)

出光カードとapollostation cardに関するよくある質問

出光カードまいどプラスを持っています。切り替えの手続きは必要ですか?

必要ありません。出光カードまいどプラスは2021年4月からapollostation cardとして扱われ、ワインレッドの券面のまま、再発行や更新のときもワインレッドで届きます。いつでも2円/L引きやねびきプラスなど、apollostation cardのサービスが使えます。

出光カードはこれからも使えますか?

出光カードは新規申込を停止していますが、持っている人は使えます。年会費は本人1,375円(税込)で、無料になる条件はありません。apollostation cardを追加で作って両方持つこともできます。

出光カードのポイントはapollostation cardに移せますか?

移せません。出光クレジットのポイントはカードごとに付与され、ほかのカードのポイントと合算・移行はできません。乗り換える前に、出光カードのポイントを交換や請求額への充当で使い切りましょう。

出光カードからapollostation THE GOLDにランクアップできますか?

できません。THE GOLDやTHE PLATINUMへは新規の申込が必要で、ポイントや付帯サービスは引き継がれません。カード番号のまま上位へ切り替えられるのは、apollostation card(American Express)とTHE GOLD(American Express)だけです。

出光カードでもねびきプラスに登録できますか?

登録できません。ねびきプラスはapollostation card会員のサービスで、出光カード(個人用)・出光ゴールドカード・法人カードの会員は登録できません。出光カードの値引きは、ね〜びきコース(月の請求額1万円ごとに1ポイント)で決まります。

ETCカードの年会費は違いますか?

出光カード・出光ゴールドカード・apollostation cardとも、個人カード会員向けのETCカードは年会費無料です。

まとめ:レギュラー中心ならapollostation card、ハイオク・灯油を多く使うなら出光カードも有利

出光カードとapollostation cardの違いの要点は次のとおりです。

  • まいどプラスはすでにapollostation card(手続き不要)
  • 出光カードは年会費1,375円、apollostation cardは永久無料
  • レギュラー・軽油の値引きはapollostation cardが同じか大きい
  • ハイオクで月10万円超・灯油で月3万円以上なら出光カードが有利
  • 乗り換えは新規申込で、ポイントは引き継げない

レギュラーガソリンや軽油が中心なら、年会費のかからないapollostation cardへ乗り換えるのが基本です。ハイオク車で月10万円を超えて使う人や、灯油を多く買う人は、出光カードを解約せずに残すか、apollostation cardと両方持って使い分けましょう。

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このサイトを運営している人

「クレカの賢人」運営者のMASAです。これまでに発行してきたクレジットカードは累計20枚以上。ライフスタイルに合わせて様々なクレジットカード選びをしてきました。また、NISAでの資産運用も続けながら、日々の暮らしをクレカでお得にする情報を発信しています。掲載記事はすべて自分で執筆し、実際に使った経験をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直にお伝えします。

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