apollostationのクレジットカードは、個人向け3種類と法人向け1種類の合計4種類があります。どれもガソリン代がお得になるカードですが、年会費もポイント還元率も、そして給油値引きの有無まで違います。
選び方はシンプルで、「年間いくらカードを使うか」と「ガソリン値引きが必要か」の2軸で決まります。年間200万円未満なら年会費無料の一般カード、200万円以上ならTHE GOLD、300万円以上ならTHE PLATINUMが基本線です。
ただし、多くの比較サイトが触れていない条件がいくつかあります。たとえば「最大10円/L引き」は無条件ではありませんし、法人向けのapollostation PLATINUM BUSINESSにはそもそも給油値引きが付きません。
まずは4種類の違いを早見表で確かめ、申し込んでから「思っていたのと違う」とならないための条件までみていきましょう。
apollostationのクレジットカードは4種類|まずは早見表で全体像をつかむ
出光クレジットが発行するapollostationブランドの主要カードは4種類です。年会費が0円から22,000円まで幅がありますが、上位カードほど年間利用額の条件を満たせば年会費が無料になる仕組みになっています。
まずは4種類の違いが一目でわかる比較表で全体像をつかんでください。
【4種類の主な違い】
| 項目 | ![]() apollostation card | ![]() THE GOLD | ![]() THE PLATINUM | ![]() PLATINUM BUSINESS |
|---|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 永久無料 | 11,000円 | 22,000円 | 22,000円 |
| 年会費無料の条件 | 無条件 | 年200万円以上 | 年300万円以上 | 年300万円以上 |
| ポイント付与 | 1,000円 につき5P | 1,000円 につき10P | 1,000円 につき12P | 0.8% |
| いつでも値引き | ガソリン・軽油 2円/L | ガソリン・軽油 2円/L | ガソリン・軽油 2円/L | なし |
| ねびきプラス | 初年度無料 2年目から年550円 | 自動付帯 | 自動付帯 | なし |
| ロードサービス | 年825円で任意加入 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
| 海外旅行傷害保険 | なし | 自動付帯 (最高5,000万円) | 自動付帯 (最高1億円) | 利用付帯 (最高1億円) |
| 国内旅行傷害保険 | なし | 利用付帯 (最高5,000万円) | 利用付帯 (最高5,000万円) | 利用付帯 (最高5,000万円) |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港・ハワイ | 国内主要空港+PP | 国内主要空港+PP |
| 国際ブランド | AMEX・JCB・VISAから選択 | AMEX・JCB・VISAから選択 | AMEXのみ | VISAまたはAMEX |
| 申込資格 | 18歳以上 (高校生を除く) | 25歳以上 安定収入 | 25歳以上 安定収入 | 個人事業主 経営者など |
| 入会特典 | 4,000P | 20,000P | 40,000P | 40,000P |
表を見てまず気づくのは、法人向けのPLATINUM BUSINESSだけ「いつでも値引き」の欄が空いている点です。ここは他サイトでも誤って紹介されていることがあるため、後ほど詳しく説明します。
入会特典(4,000〜40,000ポイント)の条件は、カードごとに利用額が異なります。THE PLATINUMの特典は、次の記事で詳しく解説しています。

申込資格はapollostation cardが18歳以上、THE GOLD・THE PLATINUMが25歳以上・安定収入です。審査の流れや信用情報の扱いまで詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

なお出光クレジットは、上記4種類のほかにバイク用品店とのコラボカード「ウェビック apollostation card」や、宇佐美SS向けの「Usappy Card プラス+」なども発行しています。ただし利用シーンが限定されるため、本記事では主要4種類に絞って比較します。
旧「出光カード」を持っていて、apollostation cardに乗り換えるか迷っている方は、年会費と値引き単価を利用額別に比べた次の記事が判断材料になります。

結論|あなたが選ぶべきapollostationカードはこれ
4種類の選び分けは、年間のカード利用額でほぼ決まります。年会費が高いカードほどポイント付与率も特典も上がりますが、利用額が条件に届かないと年会費が純粋なコストとして残るためです。
ここからは、使い方ごとに向いている1枚をみていきましょう。
- 年会費をかけずにガソリン値引きだけ欲しいなら apollostation card
- 年200万円以上使い、車によく乗るなら apollostation THE GOLD
- 年300万円以上使い、旅行や出張も多いなら apollostation THE PLATINUM
- 法人・個人事業主で経費を集約したいなら apollostation PLATINUM BUSINESS
年会費をかけずにガソリン値引きだけ欲しいなら apollostation card
年間のカード利用額が200万円に届かないなら、年会費が永久無料のapollostation cardが基本の選択肢になります。給油の値引きだけを目的にするなら、この1枚で足ります。
apollostation cardは、出光クレジットが発行する年会費無料のガソリンカードです。全国のapollostationでガソリン・軽油を給油するたびにリッター2円引きが受けられ、家族カードやETCカードも無料で発行できます。さらに、オプションの「ねびきプラス」を活用すれば、カードの月間利用額に応じて最大10円/Lの割引が可能で、家庭や事業用の車を持つユーザーに大きな節約効果をもたらします。一方で、ポイント還元率は0.5%と平凡なため、日常利用では他の高還元カードとの併用が望ましい点もあります。

apollostation cardのおすすめポイント
- 常時2円/L割引&ねびきプラスで最大10円/L
- 年会費無料&家族カード・ETCカードも無料
- 給油分は請求時に自動で値引きされるわかりやすさ
- 出光ロードサービスが年会費825円(税込)で利用可能
| 年会費 | 無料 ねびきプラス:初年度無料、2年目以降550円(税込) |
|---|---|
| 還元率 | 0.5% |
| 発送スピード | 最短3営業日 |
| 追加カード | 家族カード:年会費無料(最大4枚) ETCカード:年会費無料 |
*ねびきプラスは年会費550円(税込)、2年目以降特に申し出がない場合は自動継続となり年会費が発生します。
apollostation cardの気になるポイント
- ポイント還元率は0.5%と平凡(給油分は割引優先でポイント付与なし)
- ねびきプラスは自動加入→2年目以降は年会費550円が発生
- 値引きはapollostationでの給油が対象(一部SSは対象外)。ねびきプラスの上乗せはガソリン・軽油のみで、灯油はいつでも1円/L引き
\公式サイトで詳細を確認する/
apollostation cardの入会キャンペーン(2026年11月30日までの申込で最大6,000ポイント、JCBなら入会後1ヶ月10円/L引き)の条件は、次の記事で解説しています。


ただし給油量が少ないと、還元率1%のカードのほうが得になる場合もあります。apollostation cardのメリット・デメリットと、月の給油量で得な使い方は次の記事で解説しています。

年200万円以上使い、車によく乗るなら apollostation THE GOLD
年間200万円以上を使う見込みがあり、車に乗る頻度も高いならTHE GOLDです。一般カードでは有料のねびきプラスとロードサービスが、どちらも自動付帯に変わります。
年200万円に届けば年会費11,000円が翌年度無料になり、ポイントは1,000円につき10ポイントと一般カードの2倍です。海外旅行傷害保険(最高5,000万円)も自動付帯で付きます。
apollostation THE GOLD(アポロステーション ザ・ゴールド)は、年間200万円の利用で翌年分のカード年会費が無料になる上位カード。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するのが特徴。また空港ラウンジやレンタカーの優待、旅行傷害保険など日常遣いにもお得が満載のクレジットカードです。

| カード年会費 | 11,000円(税込) 年間200万円以上の利用で次年度無料 |
|---|---|
| 還元率 | 1.0% |
| 発送スピード | 最短3営業日 |
| 海外・国内付帯保険 | 国内(利用付帯):最大5,000万円 海外(自動付帯):最大5,000万円 |
apollostation THE GOLD のメリット
- ガソリン・軽油代が最大10円/L割引の「ねびきプラス」が無料付帯
- 200万円の利用で翌年カード年会費無料
- Visa、JCB、AMEXから選べる
- 旅行傷害保険や出光ロードサービスなどの特典が豊富
apollostation THE GOLD の気になるポイント
- ゴールド特典を使いこなすにはある程度の活動量が前提になる
- 年会費免除のハードルは200万円と高め
\apollostation THE GOLDの詳細を確認する/

年300万円以上使い、旅行や出張も多いなら apollostation THE PLATINUM
年間300万円以上を使い、旅行や出張の機会も多いならTHE PLATINUMです。ただし給油の値引き条件はTHE GOLDと同じなので、差が出るのはポイント付与率と旅行・ラウンジ系の特典になります。
年300万円で年会費22,000円が翌年度無料になり、1,000円につき12ポイント、プライオリティ・パス(無料は年5回)とコンシェルジュが使えます。300万円に届かない場合はTHE GOLDのほうが手元に残るため、後半の比較で利用額ごとの差を確かめてください。
apollostation THE PLATINUM(アポロステーション ザ・プラチナ)は、年間300万円の利用で翌年のカード年会費が無料になる上位カードです。ガソリン・軽油代が最大10円/L値引きになる「ねびきプラス」が無料で付帯するほか、プライオリティ・パス(2026年8月改定で年5回無料)やコンシェルジュデスク、出光スーパーロードサービス、ホテル・ダイニングの優待「オントレ」など、車移動と旅行の両方で使える特典が揃っています。基本ポイント還元率は1.2%とプラチナカードの中でも高水準です。

おすすめポイント3選
- ガソリン・軽油代が最大10円/L引きの「ねびきプラス」が無料付帯
- 年会費22,000円は年間300万円の利用で翌年無料に
- プライオリティ・パス・コンシェルジュ・出光ロードサービスなど手厚いサポート
| 年会費 | 22,000円(税込) *ショッピングご利用金額累計が年間300万円以上で次年度年会費無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | American Expressのみ |
| ポイント還元率 | 1.2% |
| 付帯保険 | 国内(利用付帯):最大5,000万円 海外(自動付帯):最大1億円 |
| 追加カード | 3,300円(税込) 本会員無料時は家族も無料 |
| 発送スピード | 最短3営業日 |
申し込み前に知っておきたいポイント
- 年会費無料条件は年間300万円とハードルがやや高い
- プライオリティ・パスは2026年8月の改定で年5回に縮小(6回目以降は1回US$35)
\新規入会キャンペーン詳細を確認する/

法人・個人事業主で経費を集約したいなら apollostation PLATINUM BUSINESS
法人代表者・個人事業主向けの1枚で、事業の経費決済を集約したい方に向いています。ただしこのカードにガソリンの値引きは付きません。
その代わり、ポイントはapollostationでの給油分も含めて0.8%(1,000円につき8ポイント)で、年300万円の利用で年会費22,000円が翌年度無料になります。値引きが無い理由と、代わりの仕組みは次でみていきましょう。
apollostation PLATINUM BUSINESSは、法人・個人事業主向けに設計された高還元のビジネスカードです。通常利用でも0.8%還元(海外は1.0%)と法人カードの中でも高水準に加え、出張・経費決済でも効率よくポイントを貯められます。さらに、年間300万円以上の利用で年会費22,000円が翌年度無料となるため、経費決済を集約できる事業者ほどメリットが大きくなります。保険・コンシェルジュ・ラウンジなど付帯特典も充実しており、コスト管理と利便性を両立したい方に適した1枚です。

おすすめポイント3選
- 年間300万円以上の利用で年会費が翌年度無料になる
- 法人カードとしては高水準の0.8〜1.0%還元
- 旅行保険・ラウンジ・コンシェルジュなど特典が充実
| 年会費 | 22,000円(税込) ※年間300万円利用で翌年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa / American Express |
| ポイント還元率 | 0.8%〜1.0% |
| 付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険(利用付帯) ショッピング保険 サイバー保険 |
| 追加カード | 追加会員:3,300円(税込) *最大9枚 |
| 対象 | 法人・個人事業主 |
| 発行スピード | 数日 |
申し込み前に知っておきたいポイント
- 年間300万円未満の場合は年会費22,000円がかかる
- 即日発行には対応しておらず発行まで数日必要
- 旅行保険は自動付帯ではなく利用付帯
\詳細は公式サイトで!/

「最大10円/L引き」の前に知っておきたい5つの条件
apollostationカードの訴求でよく見る「最大10円/L引き」という数字は、条件を満たしたときの上限値です。値引き額だけを見て申し込むと、思ったほど安くならないと感じる可能性があります。
申し込む前に、次の5つを確認しておきましょう。
- ①「最大10円/L」は月10万円以上使った場合の上限
- ②一般カードだけ、ねびきプラスに年550円かかる
- ③ねびきプラス150を選ぶとショッピングのポイントが付かない
- ④値引きの上限は一般カード150L、ゴールド以上200L
- ⑤個人向け3種類は給油分がポイント対象外
①「最大10円/L」は月10万円以上使った場合の上限
カードを持っているだけで受けられるのは、ガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引きの「いつでも値引き」です。ここに上乗せされるのが「ねびきプラスサービス」で、ショッピングの月間利用額が3万円以上になると、1万円ごとに値引き単価が1円/Lずつ上がります。
10円/Lになるのは、月間利用額が10万円以上の場合です。判定の利用額にはapollostationでの給油も含まれますが、給油だけで月10万円に届く人は多くありません。給油以外の支払いをどれだけこのカードに集約できるかが鍵になります。
【月間利用額と値引き単価(いつでも2円/L引きを含む)】
| 月間 利用額 | GOLD PLATINUM | 一般 (150) | 一般 (100) |
|---|---|---|---|
| 3万円未満 | 2円/L | 2円/L | 2円/L |
| 3万円以上 | 3円/L | 3円/L | 3円/L |
| 5万円以上 | 5円/L | 5円/L | 5円/L |
| 8万円以上 | 8円/L | 8円/L | 8円/L(上限) |
| 10万円以上 | 10円/L | 10円/L | 8円/L |
出典:THE PLATINUM・THE GOLD 値引きサービス、ねびきプラスサービス(apollostation card)
なお、値引き単価には「いつでも2円/L引き」が含まれた金額が表示されます。2円と10円を単純に足した金額にはなりません。
②一般カードだけ、ねびきプラスに年550円かかる
ねびきプラスサービスは、apollostation card(一般カード)では年会費550円(税込)の有料サービスです。入会と同時に登録され、初年度は無料ですが、2年目以降は特に申し出がない限り自動継続となり、年550円(税込)がかかります。
一方でTHE GOLDとTHE PLATINUMは、ねびきプラスサービスが自動付帯されるため追加費用はかかりません。
【カードごとのねびきプラスの扱い】
| カード | ねびきプラスの扱い | 追加費用 |
|---|---|---|
![]() apollostation card | 入会と同時に登録 (初年度無料) | 2年目以降 年550円 |
![]() THE GOLD | 自動付帯 | なし |
![]() THE PLATINUM | 自動付帯 | なし |
![]() PLATINUM BUSINESS | 対象外 | — |
年会費無料のカードとして紹介されることが多い一般カードですが、値引きを最大限に使うなら年550円が実質的なコストになります。
たとえば月40Lを給油し、単価が5円/L(月間利用額5万円以上)になれば、いつでも値引きへの上乗せは3円×40L×12か月=年1,440円で、550円を上回ります。反対に月間利用額が3万円に届かない月が続くなら上乗せは0円なので、2年目の前に解約したほうが無駄がありません。

③ねびきプラス150を選ぶとショッピングのポイントが付かない
ねびきプラスサービスには2つのコースがあり、どちらを選ぶかでポイントの扱いが大きく変わります。
値引き単価が高い「ねびきプラスサービス150」を選択した場合、利用内容にかかわらずショッピング利用分のプラスポイントが一切付与されません。つまり値引きを取るか、ポイントを取るかの二者択一になります。
【ねびきプラス150と100の違い(一般カード)】
| 項目 | ねびきプラス150 | ねびきプラス100 |
|---|---|---|
| 値引き単価の上限 | 10円/L (月10万円以上) | 8円/L (月8万円以上) |
| 値引きの対象 | ガソリン・軽油 合計150Lまで | ガソリン・軽油 合計100Lまで |
| ショッピングのポイント | 付かない | 1,000円につき5P |
| 年会費 | 550円(税込) | 550円(税込) |
出典:ねびきプラスサービス(apollostation card)、出光クレジット公式サイト(apollostation card)
MASA給油量が多い人は値引き重視、給油以外の支払いが多い人はポイント重視、と考えると選びやすいですよ。
どちらのコースが自分に合うかは、月間の給油量と給油以外のカード利用額の比率で決まります。コース変更や解約は、インターネット会員サービス「ウェブステーション」または出光カードアプリから手続きできます。


④値引きの上限は一般カード150L、ゴールド以上200L
ねびきプラスで上がった単価が適用される量には、月ごとの上限があります。THE GOLDとTHE PLATINUMはガソリン・軽油の合計200Lまで、一般カードはねびきプラス150が合計150L、ねびきプラス100が合計100Lまでです。上限を超えた分も、いつでも値引き(2円/L)はガソリン・軽油それぞれ月300Lまで受けられます。
1回の給油を40Lとすると、100Lは月2〜3回分、150Lは月3〜4回分、200Lは月5回分です。日常の使い方なら上限に当たることは少ないものの、営業車のように給油量が多い使い方では、上限の違いも選ぶ材料になります。
⑤個人向け3種類は給油分がポイント対象外
個人向けの3種類では、apollostationでのガソリン・軽油・灯油のカード利用分は、プラスポイントの対象外です。法人向けのPLATINUM BUSINESSは扱いが違い、apollostationでの利用分も1,000円につき8ポイントの対象になります。
個人向け3種類でポイントが貯まるのは、apollostationでの給油以外の利用と、デパート・レストラン・ホテルなど提携カード会社の加盟店での利用分です。キャッシング利用額や各種年会費・手数料も対象外になります。
つまり個人向け3種類は、給油では「値引き」を受け、それ以外の支払いで「ポイント」を貯めるという役割分担になっています。給油でポイントも二重に貯まるわけではないため、還元率を計算するときは給油分を除いて考えてください。
- カードだけで受けられる値引きは2円/L(灯油1円/L)
- 一般カードでねびきプラスを使うなら2年目から年550円
- ねびきプラス150はショッピングのポイントが付かない
- 値引きの上限は一般カード150L(100コースは100L)、ゴールド以上200L
- 個人向け3種類は給油分がポイント対象外
apollostation PLATINUM BUSINESSにガソリン値引きは付かない
法人向けのapollostation PLATINUM BUSINESSについて、「いつでも2円/L引き」が受けられると紹介している情報を見かけることがあります。しかし、このカードに給油値引きは付きません。
案内されているのは優待サービス・ポイント付与・補償サービス・経理管理・ラグジュアリーサービスの5分野で、個人向け3種類にある「いつでも2円/L引き」「最大10円/L引き」という項目自体がありません(出典:出光クレジット公式サイト)。
ねびきプラスサービスも対象外で、あとから加入することもできません。ガソリン代をその場で安くすることが目的なら、このカードでは達成できません。給油代の節約を主目的にするなら、個人向けの3種類から選んでください。
その代わり、apollostationでの給油分も1,000円につき8ポイントの対象です。個人向け3種類は給油分にポイントが付かないため、ここは扱いが逆になります。
代わりに使えるのが「ポイント加算サービス」
値引きがない代わりに、PLATINUM BUSINESSには法人カードと連携する仕組みがあります。出光クレジット発行のapollostation BUSINESSまたは宇佐美ビジネスカードを登録すると、その利用金額1,000円につき5ポイントが加算されるサービスです。
カード発行後に別途申し込みが必要ですが、申し込み自体は無料です。社用車の給油や整備など、これまでポイント対象外だった支出にもポイントが付くようになります。
社用車の台数が多く給油額が大きい事業者であれば、その場での値引きよりもポイント加算のほうが有利になるケースもあります。値引きとポイントのどちらが得かは、車両台数と年間の給油額によって変わります。


年会費の元は取れる?券種別に回収ラインを計算
THE GOLDとTHE PLATINUMは、年間利用額の条件を満たせば翌年度の年会費が無料になります。
【年会費が無料になる条件】
| カード | 年会費(税込) | 翌年度無料の条件 | 月あたりの目安 |
|---|---|---|---|
![]() ![]() THE GOLD | 11,000円 | 年間200万円以上 | 約16.7万円 |
![]() ![]() THE PLATINUM | 22,000円 | 年間300万円以上 | 約25万円 |
![]() ![]() PLATINUM BUSINESS | 22,000円 | 年間300万円以上 | 約25万円 |
ここで見落としやすいのが集計期間が「1月から12月」ではないという点です。カードの有効期限月の11日から、翌年の有効期限月の10日までが1年分として集計されます。年末に駆け込みで使っても、集計期間が違えば翌年度分に回ってしまいます。
条件に届かない場合、年会費に見合う価値はあるか
年間200万円に届かない場合、THE GOLDの年会費11,000円は実費として残ります。この11,000円に何が含まれているかを分解すると、判断しやすくなります。
- 出光スーパーロードサービス:通常は1名につき年1,650円(税込)が自動付帯
- ねびきプラスサービス:一般カードなら年550円かかるものが自動付帯
- ポイント付与の差:1,000円につき5ポイント分が上乗せ
- 旅行傷害保険・ショッピングガード保険・空港ラウンジ
ロードサービスとねびきプラスだけで2,200円相当になります。残る8,800円をポイントの差で埋めるには、単純計算で年間176万円の利用が必要です。
つまり年間の利用額が150万円前後まで積み上がるなら、保険やラウンジの価値を加味して検討する余地があります。100万円に届かない使い方であれば、一般カードにねびきプラスを付けるほうが無理のない選択といえます。
※ ポイントの価値は交換先によって変動するため、上記は1ポイント1円として計算した目安です。実際の回収額は交換先によって変わります。
ポイントの貯まり方は券種で2倍以上ちがう
4種類のポイント付与は、一般カードとTHE PLATINUMで2倍以上の開きがあります。給油以外の支払いをどれだけこのカードに寄せるかで、差が効いてきます。
【ポイント付与の違い】
| カード | ポイント付与 | 年間100万円利用時 |
|---|---|---|
![]() ![]() apollostation card | 1,000円につき5P | 5,000P |
![]() ![]() THE GOLD | 1,000円につき10P | 10,000P |
![]() ![]() THE PLATINUM | 1,000円につき12P | 12,000P |
![]() ![]() PLATINUM BUSINESS | 0.8%(海外は1,000円につき10P) | 8,000P |
個人向け3種類の数字は、給油以外の利用に対するものです。apollostationでのガソリン・軽油・灯油のカード利用分はポイント対象外のため、給油代を含めた総利用額で計算すると実際の獲得ポイントは下がります。PLATINUM BUSINESSは、給油分も含めて0.8%です。
貯まったポイントは、好きなアイテムとの交換や請求金額への充当に使えます。
付帯保険・ロードサービス・空港ラウンジの違い
年会費の差が最もはっきり表れるのが、付帯サービスの領域です。とくにロードサービスは車に乗る人にとって実用性が高い部分です。
【付帯サービスの違い】
| 項目 | ![]() ![]() apollostation card | ![]() ![]() THE GOLD | ![]() ![]() THE PLATINUM |
|---|---|---|---|
| ロードサービス | 年825円で 任意加入 | 自動付帯 (通常年1,650円) | 自動付帯 (通常年1,650円) |
| 海外旅行傷害保険 | なし | 自動付帯 最高5,000万円 | 自動付帯 最高1億円 |
| 国内旅行傷害保険 | なし | 利用付帯 最高5,000万円 | 利用付帯 最高5,000万円 |
| 海外の治療費用 | — | 傷害・疾病 各200万円 | 傷害・疾病 各300万円 |
| ショッピングガード保険 | なし | 年300万円 (自己負担3,000円) | 年300万円 (自己負担なし) |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港 ハワイ | 国内主要空港 + プライオリティ・パス (年5回) |
| コンシェルジュ | なし | なし | 24時間365日 |
| 紛失・盗難補償 | あり | あり | あり |
出典:出光クレジット公式サイト、補償規定(THE PLATINUM)、補償規定(THE GOLD)
一般カードのロードサービスは年825円で任意加入、THE GOLD以上は上位版が自動付帯という違いがあります。上位版は自走不能時の帰宅費用などアフターフォローも含まれ、本人・家族会員ともに対象です。全国約8,500拠点から現場に急行する体制が取られています。
旅行傷害保険は、THE GOLDとTHE PLATINUMの海外が自動付帯(カードを持っているだけで対象)、国内が利用付帯(旅行代金などのカード決済が条件)です。PLATINUM BUSINESSは、海外・国内とも利用付帯です。また一般カードには旅行傷害保険が付きません。旅行や出張が多い方は、保険が付いた別のカードとの2枚持ちが現実的な対策になります。
THE GOLDとTHE PLATINUMはどちらを選ぶべきか
個人向けの上位2枚は、給油の値引き条件が同じです。差が出るのは年会費とポイント、旅行まわりの特典で、年間の利用額が300万円に届くかどうかで答えが変わります。
どちらにするか迷ったら、次の2点を確認しておきましょう。
- 年300万円に届かないならTHE GOLDのほうが手元に残る
- THE PLATINUMにしかない特典
年300万円に届かないならTHE GOLDのほうが手元に残る
THE PLATINUMのポイントはTHE GOLDより1,000円につき2ポイント多いだけで、年300万円使っても差は6,000円です。
年200万〜300万円の間はTHE GOLDだけ年会費が無料になり、年会費の差は22,000円に広がります。年300万円に届かないうちは、THE GOLDのほうが手元に残る金額が多くなります。
【年間の利用額ごとの差し引き(ポイント-年会費)】
| 年間利用額 | THE GOLD | THE PLATINUM |
|---|---|---|
| 150万円 | 15,000P-11,000円 =4,000円 | 18,000P-22,000円 =-4,000円 |
| 200万円 | 20,000P-0円 =20,000円 | 24,000P-22,000円 =2,000円 |
| 250万円 | 25,000P-0円 =25,000円 | 30,000P-22,000円 =8,000円 |
| 300万円 | 30,000P-0円 =30,000円 | 36,000P-0円 =36,000円 |
| 400万円 | 40,000P-0円 =40,000円 | 48,000P-0円 =48,000円 |
出典:出光クレジット公式サイト(THE GOLD)、出光クレジット公式サイト(THE PLATINUM)
年300万円を超えると、THE PLATINUMの年会費も無料になり、0.2%の差がそのまま上乗せになります。300万円で6,000円、400万円で8,000円の差です。
反対にTHE GOLDの弱点は、年200万円に届かない年は年会費11,000円が実費として残る点です。150万円では差し引き4,000円にとどまるため、利用額が読めないうちは一般カードから始める選び方もあります。
THE PLATINUMにしかない特典
年会費の差で手に入るのは、ポイントの上乗せよりも、旅行と生活の特典です。プライオリティ・パスとコンシェルジュを使う予定があるかが、THE PLATINUMを選ぶかどうかの分かれ目になります。
【THE GOLDとTHE PLATINUMの特典の違い】
| 項目 | THE GOLD | THE PLATINUM |
|---|---|---|
| プライオリティ・パス | なし | 無料登録 (無料は年5回) |
| コンシェルジュ | なし | 24時間365日 |
| オントレ (ホテル・ダイニング優待) | なし | あり |
| プレミアムゴルフサービス | なし | 年会費の優待 |
| 海外旅行傷害保険 (傷害死亡・後遺障害) | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
| ショッピングガードの自己負担 | 1回の事故につき3,000円 | なし |
| 家族カードの年会費(税込) | 440円 | 3,300円 |
| 国際ブランド | AMEX・JCB・VISA | AMEXのみ |
| コナミスポーツクラブの法人料金 | AMEXのみ | あり |
出典:出光クレジット公式サイト(THE GOLD)、出光クレジット公式サイト(THE PLATINUM)、補償規定(THE GOLD)、補償規定(THE PLATINUM)
プライオリティ・パスは家族会員も無料で登録できますが、無料で使えるのは年5回までです。海外へ行く機会が年に数回ある人や、コンシェルジュに予約を任せたい人でなければ、年会費の差は特典だけでは埋まりにくいといえます。
国際ブランドも判断材料になります。THE PLATINUMはAMEXしか選べないため、JCBやVISAで持ちたい人はTHE GOLDが候補です。
家族カード・ETCカード・追加カードの違い
家族で使う場合や、事業で複数人に持たせる場合の条件も券種によって異なります。
【家族カードの年会費と発行枚数】
| カード | 家族カード年会費(税込) | 発行枚数 |
|---|---|---|
![]() ![]() apollostation card | 無料 | 4名まで |
![]() ![]() THE GOLD | 初年度無料/通常440円 本会員が年会費免除なら無料 | 4名まで |
![]() ![]() THE PLATINUM | 初年度無料/通常3,300円 本会員が年会費免除なら無料 | 4名まで |
![]() ![]() PLATINUM BUSINESS | 追加カードとして発行 | 最大9枚 |
THE GOLDとTHE PLATINUMは、本会員の年会費が免除になれば家族カードの年会費も無料になります。年間利用額の条件をクリアできる見込みなら、家族カード分のコストは考えなくて済みます。
出光ETCカードは4種類すべて年会費無料で発行できます。ETCカードの利用料金もプラスポイントサービスの対象になるため、高速道路をよく使う方は合わせて発行しておくと無駄がありません。
apollostationカードに関するよくある質問
事業用として法人カードを探しているなら、apollostation PLATINUM BUSINESSとJCB法人カードを比べた次の記事もあわせてご覧ください。


4種類のなかでTHE GOLDが候補に残ったなら、年会費11,000円を回収できるラインを確認しておくと選びやすくなります。


まとめ|選び分けは「年間利用額」と「給油値引きの要否」で決まる
apollostationのクレジットカード4種類は、年会費とポイント付与率だけでなく、給油値引きが付くかどうかまで違います。とくに法人向けのPLATINUM BUSINESSには給油値引きが付かないため、ガソリン代の節約が目的なら個人向けの3種類から選んでください。
自分に合う1枚を決めるには、次の順番で考えると迷いません。
- 個人利用か事業利用かを決める。事業用ならPLATINUM BUSINESS、ただし給油値引きは付かない
- 年間のカード利用額を見積もる。200万円未満なら一般カード、200万円以上でTHE GOLD、300万円以上でTHE PLATINUMが候補
- 一般カードならねびきプラスのコースを選ぶ。値引き重視なら150、ポイントも欲しいなら100
- 旅行保険やロードサービスが必要かを確認する。一般カードには旅行傷害保険が付かない
年間利用額が読めないうちは、年会費が永久無料のapollostation cardから始めて、利用額が増えてきた段階で上位カードを検討するのが無理のない進め方です。一般カードでもねびきプラスサービスは入会と同時に登録される(初年度無料)ため、給油値引きの恩恵は最初から受けられます。
なお、apollostation以外の系列も含めてガソリンカードを比較したい方は、以下の記事で出光・ENEOS・コスモの3系列を比較しています。


ガソリン代だけでなく、ETC通行料・車検・自動車保険・自動車税まで含めた維持費全体をどう節約するかは、以下の記事で費目別に整理しています。












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