東急カードとビューカードは、対応する交通系ICカードが違います。東急カードはPASMO、ビューカードはSuicaのオートチャージに対応しています。
結論から言うと、通勤で使う路線がJR東日本ならビューカード、東急線・私鉄・地下鉄なら東急カードです。どちらも相手側のICカードのオートチャージには対応していません。
この記事では、年会費・還元率・チャージのポイントを数値で比較し、どちらを選ぶべきか、両方の路線を使う場合の考え方まで整理します。
- Suicaのオートチャージはビューカードだけ、PASMOのオートチャージは東急カードだけ
- 基本還元率は東急カード1.0%(Web明細登録時)、ビューカード0.5%
- Suicaチャージの還元率はビューカード1.5%が東急カード1.0%を上回る
- 年会費はどちらも利用の有無にかかわらず発生(東急1,100円/ビュー524円)
東急カードとビューカードは「どのICカードをオートチャージするか」で決まる
2枚のカードは、そもそも別の鉄道会社が発行しています。東急カードは東急カード株式会社、ビューカードはJR東日本グループです。ここからは、その違いがどこに出るのかを見ていきます。
改札を通るたびに残高不足を気にせずに済むオートチャージは、どちらのカードにもありますが、対象のICカードが違います。
| 東急カード | ビューカード | |
|---|---|---|
| PASMOオートチャージ | 対応(最大1.0%還元) | 非対応 |
| Suicaオートチャージ | 非対応 | 対応(1.5%還元) |
| 対応エリア | PASMOオートチャージ対応エリア | 首都圏・仙台・新潟エリアのみ |
ここが見落とされがちな点です。東急カードでSuicaをオートチャージすることはできず、ビューカードでPASMOをオートチャージすることもできません。
Suicaのオートチャージは「VIEWマーク」の付いたビューカードだけの機能で、PASMOのオートチャージは東急カードなど交通事業者系のカードだけの機能です。1枚で両方をカバーすることはできません(出典:JR東日本「Suica・オートチャージのご利用・設定」)。
東急線・東急バスや、東京メトロ・私鉄の定期券をPASMOで作っているなら東急カード、JR東日本の定期券をSuicaで作っているならビューカードが、基本の選び方になります。
年会費とポイント還元率を数値で比較
カード自体のスペックを並べると、得意分野の違いがはっきりします。基本還元率は東急カード、交通系の還元率はビューカードが有利です。
| 項目 | 東急カード(ClubQ JMB) | ビューカード スタンダード |
|---|---|---|
| 発行会社 | 東急カード株式会社 | JR東日本グループ(ビューカード) |
| 年会費(本会員) | 初年度無料、2年目以降1,100円(税込) | 524円(税込) |
| 年会費が無料になる条件 | なし | なし |
| 家族カード | 330円(税込) | 524円(税込) |
| 基本還元率 | 1.0%(Web明細登録時/未登録は0.5%) | 0.5% |
| ポイント名 | TOKYU POINT | JRE POINT |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard | Visa/Mastercard/JCB |
| ICカードチャージ還元 | PASMOオートチャージ 最大1.0% | Suicaチャージ・オートチャージ 1.5% |
| 定期券購入 | 東急線PASMO定期券 最大3.5% | モバイルSuica定期券 最大5% |
年会費は東急カードの方が高く、しかもどちらも利用の有無にかかわらず発生します。ただし東急カードは基本還元率が2倍(Web明細登録が前提)で、東急百貨店や東急ストアではさらに高い還元率になります。
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Suicaへのチャージはビューカードが有利
Suicaを日常的に使うなら、チャージのたびに差がつきます。ビューカードのSuicaチャージ還元率は1.5%で、東急カードでSuicaにチャージした場合の1.0%を上回ります。
| 東急カード | ビューカード | |
|---|---|---|
| Suicaへのチャージ還元率 | 1.0% | 1.5% |
| Suicaオートチャージ | 非対応 | 対応(1.5%) |
| モバイルSuica定期券の購入 | 非対応 | 最大5% |
| Apple Pay経由のSuicaチャージ | 不可 | 可 |
| モバイルSuica定期券のグリーン券 | 非対応 | 最大5%(ゴールドは最大6%) |
東急カードでもモバイルSuicaへの手動チャージ自体はできますが、Apple Pay経由では使えないため、iPhoneでモバイルSuicaを使っている人は、東急カードでのチャージがほぼできません。
PASMOへのオートチャージは東急カードが有利
逆に、PASMOを使うなら東急カードの独壇場です。ビューカードはPASMOのオートチャージに対応していません。
東急カードのPASMOオートチャージ還元率は最大1.0%です。内訳は「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」分の0.5%と、クレジット利用分の0.5%の合計で、それぞれ登録が必要です。
| 東急カード | ビューカード | |
|---|---|---|
| PASMOオートチャージ | 対応・最大1.0% | 非対応 |
| 東急線PASMO定期券の購入 | 最大3.5% | 非対応 |
| 東急線・東急バスの乗車ポイント | 3%(要登録・定期区間外) | — |
東急線やバスに乗るだけでポイントが貯まる点も含めると、東急沿線の生活では東急カードの取りこぼしが少なくなります。

年会費を実質無料にしたいならビックカメラSuicaカード
ビューカードを検討している人が年会費を気にするなら、年1回の利用で翌年の年会費が無料になる「ビックカメラSuicaカード」が選択肢になります。
| 項目 | ビックカメラSuicaカード |
|---|---|
| 年会費 | 524円(税込)。初年度無料、年1回の利用で翌年無料=実質無料 |
| 基本還元率 | 1.0%(JRE POINT 0.5%+ビックポイント 0.5%) |
| Suicaチャージ還元率 | 1.5% |
| ビックカメラでの利用 | 現金同様の最大11.5%ポイント |
Suicaオートチャージが使えて、基本還元率も1.0%と高く、年会費も実質かかりません。「ビューカード スタンダードの年会費524円が気になる」という理由だけで迷っているなら、こちらを検討する価値があります。
東急カードとビューカード、どっちを選ぶべき?
判断の軸はシンプルで、通勤・通学で毎日使う路線がどの鉄道会社かで決まります。
東急線・私鉄・メトロで通勤するなら東急カード
- 東急線・東急バスで通勤・通学している
- 定期券をPASMOで作っている(または作る予定)
- 東急ストア・東急百貨店・渋谷の東急グループ施設をよく使う
- Android端末でモバイルPASMOを使っている
これらに当てはまるなら東急カードです。年会費1,100円は、PASMOオートチャージと東急グループでの利用で回収できます。
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JR東日本で通勤するならビューカード
- JR東日本の路線で通勤・通学している
- 定期券をSuica(モバイルSuica含む)で作っている
- iPhoneでモバイルSuicaを使っている
- アトレ・エキュートなどJR東日本の駅ビルをよく使う
JRユーザーにとっては、Suicaオートチャージの1.5%とモバイルSuica定期券の還元が大きく、東急カードでは代わりが利きません。
東急線もJRも使うなら2枚持ちという選択肢
渋谷で乗り換えるなど、東急線とJRを両方使う人は少なくありません。その場合は、東急カードでPASMOを、ビューカード(またはビックカメラSuicaカード)でSuicaを持つのが無駄のない構成です。
| 使う場面 | 使うカード | 理由 |
|---|---|---|
| PASMOのオートチャージ・東急線の定期券 | 東急カード | ビューカードは非対応 |
| Suicaのオートチャージ・JRの定期券 | ビューカード系 | 東急カードは非対応 |
| 東急ストア・東急百貨店 | 東急カード | 施設内の高還元 |
| アトレ・エキュートなどJR駅ビル | ビューカード系 | JRE CARDなら優待店で最大3.5% |
ただし年会費は2枚分(東急1,100円+ビュー524円=1,624円)かかります。ビューカード側をビックカメラSuicaカードにすれば、2枚目の年会費を実質無料に抑えられます。

東急カードとビューカードのよくある質問
まとめ|通勤で使う路線で決める
東急カードとビューカードは、対応するICカードが違うだけで、どちらが優れているという話ではありません。毎日使う路線に合わせて選ぶのが正解です。
- Suicaのオートチャージはビューカード、PASMOのオートチャージは東急カード
- 基本還元率は東急カード1.0%、Suicaチャージはビューカード1.5%
- 年会費はどちらも利用有無にかかわらず発生(実質無料はビックカメラSuicaカード)
- 東急線・私鉄・メトロ通勤なら東急カード、JR通勤ならビューカード
- 両方使うなら東急カード+ビューカード系の2枚持ち
まず自分の定期券がPASMOかSuicaかを確認すると、判断がぶれません。
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TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは、クレジットカード機能とポイント機能、PASMOが一体となった東急カードです。東急線の乗車や定期券購入、PASMOオートチャージで最大3.5%の還元を受けられるほか、東急百貨店や東急ストアなど東急グループ各施設でも効率的にポイントが貯まります。さらに、JMB機能が搭載されているため、貯めた東急ポイントはJALマイルへ交換可能。日常の買い物から旅行まで幅広く使える、沿線ユーザー必携のカードです。
- 東急線の乗車ポイント【3.0%還元】
- 東急定期券【3.5%還元】
- オートチャージ【1.0%還元】
- バス乗車で【1.0%還元】

| 年会費 | 初年度無料 2年目以降 1,100円(税込) |
| 家族カード | 初年度無料 2年目以降330円(税込) |
| 還元率 | 0.5%〜20% |
| 発行スピード | 約1週間 |
| 海外・国内付帯保険 | 最高1,000万円(利用付帯) |
- PASMO定期券一体型で通学・通勤が便利
- オートチャージや定期券で最大3.5%、東急線乗車で3%のポイント還元率
- 東急グループのお店で最大20%のポイント還元率
- 基本還元率は0.5%と標準的
- 東急沿線外では特典が限定的
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