東急カードとエポスカードは何が違う?年会費・還元率・電車での使い方を比較

年会費無料のカードを探しているとエポスカードが候補に挙がり、東急沿線に住んでいる人はそこに東急カードも並べて迷うことになります。

この2枚は性格がかなり違います。選択を分けるのは「電車に乗るか」「マルイを使うか」「年会費を払うか」の3点です。

とくに電車での使い方は、2026年8月にエポスカード側で大きな変更がありました。この記事では違いを一つずつ整理したうえで、どちらが自分に合うのかを最後にまとめます。

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目次

東急カードとエポスカードの違い

項目東急カード
ClubQ JMB
エポスカード
年会費(税込)初年度無料
2年目以降1,100円
永年無料
国際ブランドVisa/MastercardVisaのみ
基本還元率1.0%
Web明細の登録が必要。未登録は0.5%
0.5%
200円で1P
東急線の乗車3%
定期券区間内は対象外
PASMO定期券の購入最大3.5%ポイント対象外
PASMOオートチャージ最大1.0%非対応
交通系ICへのチャージポイント対象2026年8月1日から対象外
東急グループの店舗東急百貨店3〜10%
東急ストア200円で3P
マルイでの優待年4回・10%OFF
マルコとマルオの7日間
海外旅行傷害保険利用付帯
死亡・後遺障害 最高1,000万円
利用付帯
死亡・後遺障害 最高3,000万円
国内旅行傷害保険なし
2026年3月31日で終了
なし
ポイント有効期限獲得年の翌々年12月31日2年
家族カードあり(330円)発行できない
発行スピード通常発行最短即日
店頭受取
出典:東急カード公式サイトエポスカード公式サイト

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年会費だけを見ればエポスカードが有利です。ただし東急線に乗る人にとっては、年会費1,100円を上回るポイントが電車の利用だけで戻ってきます

逆に沿線に住んでいないなら、東急カードの強みはほとんど使えません。順に見ていきます。

東急カードとエポスカードの電車での使い方の違い

2枚の差が最もはっきり出るのが電車の場面です。通勤・通学で毎日使う支出なので、ここでの差はそのまま年間の獲得ポイントの差になります

交通系ICへのチャージの違い

まず押さえておきたいのが、エポスカードは2026年8月1日のカード利用分から、交通系ICへのチャージがポイント加算の対象外になった点です。対象はモバイルSuica・モバイルPASMO・モバイルICOCAなど。モバイルSuicaの定期券や特急券、グリーン券の購入も含まれます

これまでは「エポスカードでモバイルSuicaにチャージして0.5%」という使い方ができましたが、2026年8月以降はチャージしてもポイントが付きません。電車の支払いを軸にカードを選ぶなら、エポスカードは選択肢から外れます(出典:エポスカード公式「ポイント加算対象外のご利用先」)。

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PASMOオートチャージ対応の有無

チャージのポイント以前に、そもそもエポスカードはPASMOのオートチャージに対応していません。改札で残高が足りないときに自動でチャージされる仕組みは使えず、自分で入金する必要があります。

東急カードは記名PASMOと組み合わせることでオートチャージが使え、チャージ額に対して最大1.0%のポイントが貯まります。改札を止められないという日常的な利便性の面でも差があります。

定期券と乗車ポイントの違い

東急カードには、電車に乗ること自体でポイントが貯まる仕組みがあります。

電車での使い方東急カードエポスカード
東急線PASMO定期券の購入最大3.5%ポイント対象外
東急線の乗車3%
定期券区間内・企画乗車券は対象外
PASMOオートチャージ最大1.0%非対応
東急線の乗車ポイントとPASMO定期券のポイントは、いずれも事前の登録が必要

気をつけたいのは、乗車ポイント3%は定期券の区間内では付かないという点です。定期券を持っている区間は、購入時に最大3.5%が付く代わりに、日々の乗車では加算されません。

定期券を持たずに東急線を使う日が多い人ほど、乗車ポイントの3%が効いてきます。

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東急カードとエポスカードのポイント還元率の違い

電車を降りたあとの買い物では、力関係が単純ではなくなります。東急カードは条件を満たさないと0.5%まで下がり、エポスと横並びになります

基本還元率と、1%になる条件の違い

東急カードの基本還元率は1.0%と案内されますが、これはWeb明細サービスに登録している場合の数字です。紙の明細を受け取ったままだと0.5%に半減し、エポスカードと同じ還元率になります

登録自体は無料で手間もかかりませんが、申し込んだだけで自動的に1%になるわけではありません。この条件に触れている比較サイトは多くないため、作ったあとに必ず設定しておきたい項目です。

優待が使える店舗の違い

東急カードの本領は東急グループの店舗です。東急百貨店では前年の利用額に応じて3〜10%まで還元率が上がります。

東急ストアやプレッセは200円につき3ポイント、渋谷ヒカリエや東急プラザなどの施設でも加算されます。日常の食料品と百貨店での買い物が沿線で完結している人ほど、この段階制が効いてきます

エポスカードの基本還元率は0.5%と決して高くありませんが、値引きと優待が豊富です。

マルイ・モディで年4回開かれる「マルコとマルオの7日間」では、期間中に何度でも10%OFFで買い物ができます。ポイント還元ではなくその場での値引きなので、家電や衣料品などまとまった買い物をこの時期に寄せると効果が大きくなります。

加えて飲食店・カラオケ・レジャー施設など約10,000店舗の優待があり、沿線に関係なく使えるのがエポスの強みです。

旅行傷害保険の違い

保険はエポスカードが明確に上回る領域です。年会費が無料でありながら、補償額は東急カードの3倍あります。

海外旅行傷害保険の補償額の違い

補償項目東急カードエポスカード
付帯条件利用付帯利用付帯
傷害死亡・後遺障害最高1,000万円最高3,000万円
傷害治療費用100万円270万円
疾病治療費用100万円270万円
エポスカードは2023年10月1日から自動付帯ではなく利用付帯に変更されている

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どちらも「利用付帯」なので、旅行代金をそのカードで支払っていないと保険は始まりません。持っているだけでは補償されない点は共通です。

そのうえで治療費用の差が大きく、海外で入院したときに実際に効いてくるのは傷害治療・疾病治療の枠です。ここが100万円と270万円では安心感が変わります。

保険が適用される支払い方法の違い

東急カードの海外旅行保険には、見落としやすい条件があります。PASMOやETCなどICカードでの支払い、PASMOへのオートチャージ、そしてカードやスマホのタッチ決済は、利用付帯の条件を満たす支払いに含まれません

普段からタッチ決済を使っている人ほど引っかかりやすい部分です。旅行代金を東急カードで払ったつもりでも、タッチ決済だと保険が始まらない可能性があります。空港までの交通費やツアー代金は、カード番号を使った通常の決済で支払っておくのが安全です。

国内旅行傷害保険の有無

国内旅行傷害保険は、現在どちらのカードにも付いていません。エポスカードは元から対象外で、東急カードは2026年3月31日をもってサービスが終了しました。4月1日以降に出発する旅行は補償の対象になりません。

他社の比較サイトには「東急カードは国内旅行保険付帯」と書かれたままのものが残っています。国内の旅行や出張に備えたいなら、この2枚とは別に保険を用意する前提で考えることになります。

年会費の違いと、元を取るライン

東急カードは2年目から1,100円がかかります。エポスカードとの差はこの1,100円なので、東急線の利用で1,100ポイント以上貯まるかどうかが一つの目安になります。

東急線の使い方年間の支出貯まるポイントの目安
6か月定期券を年2回購入(1回45,000円)90,000円約3,150ポイント
3.5%で計算
定期券なしで週2回の往復(1回400円)約41,600円約1,248ポイント
乗車3%で計算
東急ストアで月2万円の買い物240,000円約3,600ポイント
200円で3P
いずれも概算。実際の還元は登録状況や購入方法によって変わる

定期券を買っているなら、それだけで年会費の3倍近いポイントが戻る計算です。定期券がなくても、週2回ほど東急線に乗るだけで1,100円分を超えます

逆に東急線をほとんど使わず、東急ストアも近くにないなら、1,100円を回収する材料がありません。その場合は年会費無料のエポスカードのほうが素直な選択です。

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TOKYU CARD ClubQ JMBは、東急カードの中で最もポイントが貯まる一枚。Web明細の登録でゴールドカードと同水準となり、東急グループでのお買い物が0.5%〜、東急グループ以外でのお買い物で1.0%のポイント還元を誇ります。また、東急線の乗車や定期券購入で最大3.5%PASMOオートチャージで1.0%の高還元を受けられます。さらに、JMB機能が搭載されているため、貯めた東急ポイントをJALマイルへ交換可能。日常の買い物から旅行まで幅広く使える、沿線ユーザー必携のカードです。

年会費初年度年会費無料
2年目以降 1,100円(税込)
還元率0.5%〜20%
発行スピード約1週間
海外・国内付帯保険最高1,000万円(利用付帯)
参考:東急カード公式サイト

 TOKYU CARD ClubQ JMB の特徴

  • オートチャージや乗車でポイントが貯まる
  • 東急百貨店で3.0%、東急グループ店舗で1.5%の高還元率
  • PASMOオートチャージが可能
  • Mastercardにはコンフォートメンバーズ機能付き

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エポスカードは、年会費無料で持てるうえに全国1万店以上の優待特典が使えるのが特徴のクレジットカードです。カラオケ・飲食店・レジャー施設など幅広いジャンルで割引や特典が受けられ、日常の支出を抑えやすくなります。また、マルイの「マルコとマルオの7日間」で10%OFFが定期的に開催されるため、マルイ・モディをよく利用する方には特にメリットが大きい1枚です。はじめてのクレジットカードや、優待重視で選びたい方に向いています。

エポスカードの券面画像

おすすめポイント3選

  • 全国1万店以上で使える優待特典が豊富
  • マルイ・モディでの10%OFFセールが定期開催
  • 即日発行・店舗受け取りに対応している
年会費永年無料
国際ブランドVisa
ポイント還元率0.5%
付帯保険海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険:最高1,000万円(利用付帯)
追加カード家族カード:なし
ETCカード:無料
対象年齢18歳以上
発行スピード最短即日(店舗受取)

申し込み前に知っておきたいポイント

  • 基本還元率は0.5%と高還元カードと比べると控えめ
  • 優待特典は対象店舗を利用しないと恩恵を受けにくい
  • 家族カードは発行できない

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東急カードゴールドとエポスゴールドの違い

どちらにもゴールドカードがあり、たどり着き方がまったく違います。長く持つ前提なら、ここも判断材料になります。

エポスゴールドの年会費と特典

エポスゴールドカードの年会費は5,000円ですが、一般カードを使い続けて招待(インビテーション)が届き、そこから申し込むと年会費が永年無料になります。年間50万円以上の利用でも翌年から永年無料です。

ゴールドになると、対象店舗を3つまで選んでポイントが最大2倍になる「選べるポイントアップショップ」が使えます。これは一般のエポスカードでは使えず、ゴールドとプラチナ限定のサービスです。一般カードの特典として紹介している記事もあるので注意したいところです。

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東急カードゴールドの年会費と特典

東急カードゴールドは年会費6,600円で、招待は不要です。定期券やオートチャージの還元率が上がり、東急百貨店や東急ストアでも最大10%まで伸びます

年会費が一般カードより5,500円高いぶん、沿線での支出がまとまっている人でないと回収しにくくなります。まずは一般カードで1年使い、東急グループでの支出額が見えてから検討する順序が無理のない選び方です。

TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールドは、東急沿線に暮らす方の特別な1枚。年会費6,600円(税込)で、東急線定期券やPASMOオートチャージ利用時の最大4%還元に加え、百貨店やストアでは利用額に応じて最大10%まで還元率がアップ。さらに年間ボーナスポイントも付与され、損益分岐点は年間66万円と現実的。加えて、最高1億円の海外旅行傷害保険や300万円のショッピング保険など、充実の補償も完備。日常から旅行まで、ワンランク上の安心とお得を提供する東急ユーザー必携のゴールドカードです。

年会費年会費 6,600円(税込)
※家族会員は1,100円(税込)
還元率0.5%〜20%
発行スピード約1週間
付帯保険海外(利用付帯):最大1億円
国内(利用付帯):最大3,000万円
参考:東急カード公式サイト

 TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールドの特徴

  • エアポートラウンジの無料利用
  • JALタッチ&ゴーサービス
  • PASMOオートチャージ対応
  • JMB(JAL マイレージバンク)機能付き

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自分に合うのはどちらか

ここまでの違いを、生活のパターンごとに当てはめると次のように整理できます。

あなたの状況合うカード理由
東急線で通勤・通学している東急カード定期券最大3.5%・乗車3%で年会費1,100円を大きく超える
PASMOのオートチャージを使いたい東急カードエポスカードはオートチャージに非対応
東急ストア・東急百貨店で買い物する東急カード東急百貨店は前年利用額に応じて3〜10%
沿線に住んでいないエポスカード東急カードの強みが使えず年会費だけが残る
マルイ・モディをよく使うエポスカード年4回の10%OFFはポイント還元より効果が大きい
年会費を1円も払いたくないエポスカード条件なしで永年無料
海外旅行の補償を厚くしたいエポスカード治療費用が270万円と東急カードの2.7倍
今日中にカードが必要エポスカード店頭受取なら最短即日発行

東急沿線に住んでいて海外旅行にも行くなら、電車と東急グループの支払いを東急カード、旅行代金をエポスカードという2枚持ちにも合理性があります。エポスカードは年会費が無料なので、持っているだけで損になる場面がありません。

東急カードとエポスカードに関するよくある質問

エポスカードでPASMOのオートチャージはできますか?

できません。エポスカードはPASMOのオートチャージに対応していないため、残高が足りないときは自分で入金する必要があります。

さらに2026年8月1日のカード利用分から、モバイルSuica・モバイルPASMOなど交通系ICへのチャージがポイント加算の対象外になりました。電車の支払いでポイントを貯めたいなら東急カードが向いています。

東急カードの還元率1%は誰でも受けられますか?

Web明細サービスへの登録が必要です。登録していない場合は0.5%に下がり、エポスカードと同じ還元率になります。登録は無料なので、カードが届いたら早めに設定しておくと取りこぼしがありません。

年会費1,100円を払う価値はありますか?

東急線を使うかどうかで決まります。6か月定期券を年2回買うだけで約3,150ポイント、定期券なしでも週2回ほど東急線に乗れば約1,248ポイントが貯まる計算で、いずれも年会費を超えます。

東急線をほとんど使わず東急ストアも近くにないなら、回収する材料がないため年会費無料のエポスカードが向いています。

国内旅行の保険はどちらに付いていますか?

どちらにも付いていません。エポスカードは元から国内旅行傷害保険が対象外で、東急カードは2026年3月31日でサービスが終了しました。4月1日以降に出発する旅行は補償されません。

他社サイトには「東急カードは国内旅行保険付帯」と書かれたままのものがあるため、国内の備えが必要なら別途保険を検討することになります。

海外旅行保険はどちらが手厚いですか?

エポスカードです。傷害死亡・後遺障害が最高3,000万円、傷害治療と疾病治療がそれぞれ270万円で、東急カード(1,000万円/各100万円)を上回ります。

どちらも利用付帯のため、旅行代金をそのカードで支払っていないと補償は始まりません。東急カードの場合はタッチ決済やPASMOオートチャージでの支払いが条件を満たさない点にも注意が必要です。

「選べるポイントアップショップ」は一般のエポスカードでも使えますか?

使えません。エポスゴールドカードとエポスプラチナカードの会員限定のサービスです。300以上の対象ショップから最大3つを選んで登録すると、その店舗でのポイントが最大2倍になります。

2枚とも持つ意味はありますか?

あります。エポスカードは年会費が永年無料なので、持ち続けても費用がかかりません。電車と東急グループでの支払いを東急カード、旅行代金や優待店での支払いをエポスカードに分けると、それぞれが得意な場面だけを使えます。

まとめ|電車に乗るなら東急カード、それ以外はエポスカード

東急カードとエポスカードは、狙っている場面がはっきり分かれています。東急線に乗る人には東急カードの代わりが無く、沿線を離れるとエポスカードのほうが使いやすくなります

  1. 東急線に乗る頻度を確認する。定期券があるか、週に何回乗るかで年会費1,100円を回収できるかが決まる
  2. 買い物の場所を思い出す。東急ストア・東急百貨店なら東急カード、マルイ・モディならエポスカード
  3. 東急カードを選ぶならWeb明細に登録する。登録しないと還元率が0.5%に下がり、選んだ意味が半減する

東急カードの券種選びで迷っている方や、同じ沿線カードである小田急カードとも比べたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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「クレカの賢人」運営者のMASAです。これまでに発行してきたクレジットカードは累計20枚以上。ライフスタイルに合わせて様々なクレジットカード選びをしてきました。また、NISAでの資産運用も続けながら、日々の暮らしをクレカでお得にする情報を発信しています。掲載記事はすべて自分で執筆し、実際に使った経験をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直にお伝えします。

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