東急カードと小田急カードを比較!還元率・年会費・PASMO対応の違いを解説

東急カードと小田急カード(OPクレジット)は、どちらも私鉄系のポイントカードで、PASMOオートチャージや定期券購入でポイントが貯まる仕組みを持っています。

基本的な選び方はよく利用する沿線で決めるのがシンプルです。ただし、還元率やポイントの有効期限には見落としやすい違いがあり、単純に「還元率が高い方を選ぶ」と判断すると失敗することがあります。

実は、両社には「登録しないと乗車ポイントが貯まらない」という共通の仕組みがあり、この点を理解しているかどうかで実際の還元率は大きく変わります。この記事では、年会費・還元率・PASMO対応・ポイントの有効期限まで、具体的な数値で比較していきます。

目次

東急カードと小田急カードの違いを比較表で見る

項目東急カード(ClubQ JMB)小田急カード(OPクレジット)
年会費(税込)初年度無料/2年目以降1,100円初年度無料/年1回以上利用で翌年無料(通常550円)
基本還元率最大1.0%
(Web明細登録が条件)
0.5%
(条件なし)
沿線加盟店東急百貨店3%
東急ストア最大13%
小田急ポイントサービス加盟店
最大12%
定期券購入最大3.5%1%
PASMOオートチャージ最大1.0%0.5%
ポイント有効期限最長3年実質15ヶ月弱
出典:東急カード公式サイト小田急ポイントカード公式サイト

表を見ると、条件付きとはいえ東急カードの数値が全体的に高く見えます。ただし「東急は1.0%、小田急は0.5%」という比較には注意が必要です。理由は次の章で説明します。

結論|どちらを選ぶべきか

選び方の基本は、実際に乗る沿線がどちらかという1点です。タイプ別に整理しました。

東急線をよく使うなら東急カード

東急線の定期券購入や東急百貨店での利用が多いなら、東急カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)が基本の選択肢です。

TOKYU CARD ClubQ JMBは、東急カードの中で最もポイントが貯まる一枚。Web明細の登録でゴールドカードと同水準となり、東急グループでのお買い物が0.5%〜、東急グループ以外でのお買い物で1.0%のポイント還元を誇ります。また、東急線の乗車や定期券購入で最大3.5%PASMOオートチャージで1.0%の高還元を受けられます。さらに、JMB機能が搭載されているため、貯めた東急ポイントをJALマイルへ交換可能。日常の買い物から旅行まで幅広く使える、沿線ユーザー必携のカードです。

年会費初年度年会費無料
2年目以降 1,100円(税込)
還元率0.5%〜20%
発行スピード約1週間
海外・国内付帯保険最高1,000万円(利用付帯)
参考:東急カード公式サイト

 TOKYU CARD ClubQ JMB の特徴

  • オートチャージや乗車でポイントが貯まる
  • 東急百貨店で3.0%、東急グループ店舗で1.5%の高還元率
  • PASMOオートチャージが可能
  • Mastercardにはコンフォートメンバーズ機能付き

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小田急線をよく使うなら小田急カード

小田急線の定期券購入や小田急百貨店・Odakyu OXでの利用が多いなら、小田急カード(OPクレジット)が基本の選択肢です。

小田急カード(OPクレジット)一般は、小田急百貨店で最大12%、小田急OXで最大7.5%還元が受けられる小田急沿線特化のクレジットカード。PASMOオートチャージや定期券購入のほか、小田急線乗車やロマンスカーの利用でポイントが貯まる1枚です。年会費は初年度無料、年1回の利用で翌年も無料。通勤・通学や沿線での買い物に便利で、日常生活にしっかり寄り添ったカードです。

電車でこんなにお得!
年会費550円(税込)
初年度無料・年1回の利用で翌年無料
還元率0.5%〜12.0%
発行スピード約2週間
ショッピングカード保険海外:年間上限100万円
国内:なし
小田急カード(OPクレジット)一般のメリット
  • 小田急百貨店・小田急沿線の加盟店で最大12%還元
  • PASMOオートチャージや定期券購入でもポイント還元
  • 実質年会費無料で気軽に使える
小田急カード(OPクレジット)一般の気になるポイント
  • 小田急ポイント加盟店以外の還元率は0.5%と低め
  • PASMO一体型カードは選べない
  • 一般カードには旅行保険が付帯していない

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両方の沿線を使うなら2枚持ちも選択肢

通勤・通学の乗り換えで東急線と小田急線の両方を使う方も少なくありません。どちらも年会費が実質無料で維持できるため、2枚持ちのハードルは低いカードです。使い分け方は後半の章で具体的に説明します。

基本還元率の「条件」に注目|東急は1.0%に条件がある

比較表の「東急1.0% vs 小田急0.5%」は、そのまま鵜呑みにできません。東急カードの1.0%には条件があるからです。

条件東急グループ外東急グループ内小田急カード
Web明細登録あり1.0%0.5%0.5%
(条件なし・一律)
紙明細のまま0.5%0.5%
東急グループ内の利用は別途「加盟店ポイント」が加算される。出典:東急カード公式サイト小田急ポイントカード公式サイト

東急カードで1.0%を受け取るにはWeb明細への登録が必須で、紙明細のままだと小田急カードと同じ0.5%になります。東急カードを作るなら、Web明細への登録を忘れないようにしましょう。小田急カードの0.5%はそもそも登録が不要な一律還元です。

定期券・PASMOオートチャージでの貯まり方を比較

通勤・通学で毎月支払う定期代は金額が大きいため、還元率の差がそのまま実額の差になります。

項目東急カード小田急カード
定期券購入最大3.5%1%(100円につき1ポイント)
特急券(ロマンスカー等)最大5%
(定期券とは別枠。要ロマンスカー@クラブ登録)
PASMOオートチャージ最大1.0%
(登録0.5%+クレジット0.5%)
0.5%
(200円につき1ポイント)
出典:東急カード公式サイト小田急ポイントカード公式サイト

ここで注意したいのが、小田急のロマンスカー特急券です。定期券と同じ1%ではなく、最大5%という別枠の還元率が用意されています。

定期券とロマンスカーをまとめて「1%」と紹介している記事を見かけることがありますが、正確には条件が異なる別のサービスです。PASMOオートチャージも、東急の1.0%は登録が前提になる点は定期券と同じです。

月1万円の定期代(6ヶ月定期なら6万円)を例にすると、還元されるポイントには次のような差が出ます。

カード還元率月1万円の定期代あたり
東急カード(定期券最大3.5%)3.5%350円相当
小田急カード(定期券1%)1%100円相当
1ポイント=1円として計算した目安。実際の還元率・条件は変更される場合があります。

差額は月250円ですが、6ヶ月定期や1年定期でまとめて購入すると差が積み上がります。定期代だけを見れば東急カードの方が有利ですが、小田急沿線の加盟店をよく使うなら加盟店還元(最大12%)で挽回できる可能性があります。

どちらにもある「登録制の乗車ポイント」の違い

あまり知られていませんが、東急にも小田急にも、乗車そのものに対する別枠のポイント制度があります。どちらも自動では貯まらず、事前のWeb登録が必要という点が共通しています。

項目東急「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」小田急「小田急おでかけポイント」
還元率乗車金額の3.0%(PASMO/Suica登録)0.5〜12%(乗車回数に応じて変動)
登録先Tokyu Plus Web小田急ONEサイト
判定基準PASMO/Suica登録した区間の乗車同一運賃区間・同一月内の乗車回数
出典:東急カード公式サイト小田急ポイントカード公式サイト

東急は乗車金額に対して一律3.0%なのに対し、小田急は同じ区間を月に何回乗ったかで還元率が0.5%から12%まで変動する仕組みです。通勤で毎日同じ区間を利用する方ほど、小田急の乗車回数ボーナスが効いてきます。

どちらも登録を忘れると、カード払いの基本還元率しか受け取れません。カードを作ったら、乗車ポイントの登録も忘れずに済ませておきましょう。

ポイントの有効期限は東急が圧倒的に長い

見落とされがちですが、ポイントの有効期限は東急カードが3年、小田急カードは実質15ヶ月弱と大きな差があります。

小田急のポイント有効期限は「積立期間12ヶ月+積立期間終了後3ヶ月」という計算方式です。ポイントを積み立て始めてから最短で12ヶ月、猶予を含めても15ヶ月以内に使い切る必要があります。

東急カードは加算日から最長3年です。年に数回しか小田急線・東急線を使わない、あるいは引っ越しの予定がある方には、有効期限が長い方が失効のリスクを抑えられます。

沿線店舗での還元率とゴールドカードの違い

項目東急カードゴールド小田急カードゴールド
沿線店舗の還元率東急百貨店3%
東急ストア最大13%
(ランク5・スマート払いが条件)
小田急ポイントサービス加盟店
最大12%
(カード提示のみ、条件なし)
年会費(税込)6,600円11,000円
基本還元率1.0%0.5%
国内旅行傷害保険終了(2026年3月31日出発分まで)現行付帯(最高5,000万円)
海外旅行傷害保険最高1,000万円JCB最高1億円/Visa・Mastercard最高5,000万円
空港ラウンジ国内38空港+ホノルル国内主要空港+ホノルル
家族カード(税込)1,100円1枚無料/2枚目以降1,100円
出典:東急カード公式サイト小田急ポイントカード公式サイト

沿線店舗の還元率は、条件なしで12%まで狙える小田急の方が到達しやすい一方、国内旅行傷害保険は東急が終了・小田急が現行付帯と対照的です。国内旅行の機会が多い方にとっては、この保険の違いが選ぶ決め手になります。

東急カードゴールド

TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールドは、東急沿線に暮らす方の特別な1枚。年会費6,600円(税込)で、東急線定期券やPASMOオートチャージ利用時の最大4%還元に加え、百貨店やストアでは利用額に応じて最大10%まで還元率がアップ。さらに年間ボーナスポイントも付与され、損益分岐点は年間66万円と現実的。加えて、最高1億円の海外旅行傷害保険や300万円のショッピング保険など、充実の補償も完備。日常から旅行まで、ワンランク上の安心とお得を提供する東急ユーザー必携のゴールドカードです。

年会費年会費 6,600円(税込)
※家族会員は1,100円(税込)
還元率0.5%〜20%
発行スピード約1週間
付帯保険海外(利用付帯):最大1億円
国内(利用付帯):最大3,000万円
参考:東急カード公式サイト

 TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールドの特徴

  • エアポートラウンジの無料利用
  • JALタッチ&ゴーサービス
  • PASMOオートチャージ対応
  • JMB(JAL マイレージバンク)機能付き

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小田急カードゴールド

旅行傷害保険や国内空港ラウンジサービスなど、ワンランク上の特典がつくのがメリットのカード。年会費は必要ですが、特急券の購入でもポイントが付き、特典も豊富です。とくに小田急線を頻繁に利用する方や、出張や旅行が多い方におすすめです。条件達成で年会費が無料になるほか、家族カードやETCカードの発行も可能。日常遣いから旅行や出張でも活躍する一枚です。

年会費11,000円(税込)
年間200万円の利用で翌年無料
還元率0.5%〜12.0%
発行スピード約2週間
海外・国内付帯保険国内:最大5,000万円
海外:最大1億円
JCBの場合

 小田急カード(OPクレジット)ゴールドカードのメリット

  • 年間200万円以上で年会費無料(家族カード利用分も含む)
  • 空港ラウンジ無料利用など特典が豊富
  • JCBブランドなら海外旅行傷害保険最大1億円+航空機遅延保険も付帯

気になるポイント

  • 年会費は11,000円(税込)がかかる
  • PASMO一体型カードは選べない
  • 国際ブランドによって特典や補償内容が異なる

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両方の沿線をよく使うなら2枚持ちも検討する

通勤や通学で東急線から小田急線に乗り換える方、あるいは職場は東急沿線・自宅は小田急沿線という方は、2枚持ちも現実的な選択肢です。

年会費は東急が2年目以降1,100円、小田急は年1回以上の利用で実質無料になるため、2枚を維持しても負担はそれほど大きくありません。

運用のコツは、有効期限が短い小田急ポイントを優先して使い切ることです。実質15ヶ月弱で失効する小田急ポイントを先に消費し、有効期限が3年ある東急ポイントは急がずまとめて使う、という順番にすると無駄が出にくくなります。

  • 定期券・沿線店舗の支払いは、実際に乗る・使う路線のカードに寄せる
  • PASMOオートチャージは1枚に統一する(複数カードに分散させると登録の管理が煩雑になる)
  • 使う予定が減った沿線のカードは、休眠させず年1回だけでも決済しておく(年会費無料の条件を維持するため)

東急カードと小田急カードに関するよくある質問

東急カードと小田急カード、還元率が高いのはどちらですか?

基本還元率は東急カードが最大1.0%、小田急カードが0.5%です。ただし東急の1.0%はWeb明細登録が条件で、紙明細のままだと0.5%に半減します。小田急の0.5%は条件なしの一律還元です。単純な数字だけでなく、Web明細登録という条件を満たせるかどうかで実際の還元率が変わります。

PASMOオートチャージの還元率が高いのはどちらですか?

東急カードが最大1.0%(PASMO/Suica登録分0.5%+クレジットポイント0.5%)、小田急カードが0.5%(200円につき1ポイント)です。東急の方が高くなりますが、こちらも1.0%を受け取るには事前の登録が必要です。

どちらもポイントの有効期限が短いですか?

いいえ、大きく違います。東急カードのポイント有効期限は加算日から最長3年です。小田急カードは「積立期間12ヶ月+積立期間終了後3ヶ月」という計算方式で、実質15ヶ月弱で失効します。利用頻度が低い時期がある方は、有効期限が長い東急カードの方が失効リスクを抑えられます。

両方の沿線を使う場合、2枚持ちはできますか?

できます。東急カードは2年目以降の年会費が1,100円、小田急カードは年1回以上の利用で実質無料になるため、2枚を維持する負担は大きくありません。有効期限が短い小田急ポイントを優先的に使い切り、有効期限が長い東急ポイントは後回しにするという順番で運用すると無駄が出にくくなります。

ゴールドカードで旅行保険が付くのはどちらですか?

国内旅行傷害保険は小田急カードゴールドに現在も付帯しています(JCB・Visa/Mastercardともに最高5,000万円)。

東急カードゴールドの国内旅行傷害保険は2026年3月31日出発分をもってサービスが終了しました(海外旅行傷害保険は両カードとも継続しています)。国内旅行の保険を重視するなら小田急カードゴールドが有利です。

【共通】2026年3月からはタッチ決済でも乗車できるようになった

東急線・小田急線どちらにも関わる変化として、2026年3月25日から、関東の鉄道事業者11社局でタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用が始まりました。東急・小田急の両方を含む11社局・54路線729駅が対象です。

対応国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯です。

ただしタッチ決済は定期券に対応していません。毎日決まった区間を通勤・通学するなら、この記事で比較してきたPASMOオートチャージや定期券還元の仕組みを使う方が結果的にお得です。

引っ越し先が東急沿線に決まっているなら、新生活の初期設定まで含めた次の記事が役に立ちます。

まとめ|沿線で選び、条件で確認する

東急カードと小田急カードは、よく使う沿線で選ぶのが基本です。

ただし、東急の1.0%還元にはWeb明細登録という条件があり、ポイントの有効期限は東急が3年、小田急が実質15ヶ月弱と大きく異なります。数字だけを比べるのではなく、次の手順で選ぶと迷いません。

  1. よく乗る沿線を決める。東急線中心なら東急カード、小田急線中心なら小田急カード
  2. 東急カードならWeb明細登録を忘れない。登録しないと還元率が半分になる
  3. 乗車ポイントの登録も済ませる。東急・小田急とも自動では貯まらない
  4. ポイントの有効期限を意識する。小田急ポイントは特に早めに使い切る

両方の沿線を使う方は、2枚持ちで使い分けるのも無理のない選択です。

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このサイトを運営している人

「クレカの賢人」運営者のMASAです。これまでに発行してきたクレジットカードは累計20枚以上。ライフスタイルに合わせて様々なクレジットカード選びをしてきました。また、NISAでの資産運用も続けながら、日々の暮らしをクレカでお得にする情報を発信しています。掲載記事はすべて自分で執筆し、実際に使った経験をもとに、メリットだけでなくデメリットや注意点も正直にお伝えします。

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