東急カードがあれば、カードのPASMOにもiPhone・AndroidのモバイルPASMOにもオートチャージを設定できます。モバイルPASMOはPASMOアプリから、カードのPASMOはTokyu PlusのWebから申し込み、どちらも審査を経て約3〜4週間で使えるようになります。
ただし、PASMO一体型の東急カードはモバイルPASMOのオートチャージには使えず、無記名PASMOや小児用PASMOも対象外です。自分のカードとPASMOで設定できるかを確かめてから、端末別の手順、設定後の変更・解約、オートチャージされないときの対処を順にみていきましょう。
東急カードのPASMOオートチャージとは
PASMOオートチャージは、PASMOの残額が設定した金額以下のときに改札を通ると、東急カードから自動でチャージされるサービスです。サービスは株式会社パスモが提供し、東急カードが申込みの受付をしています。
【東急カードのPASMOオートチャージの設定内容】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チャージされるとき | 改札の入出場時(PASMOエリア・首都圏などのSuicaエリア) |
| 設定できる金額 | 1,000〜10,000円(1,000円単位) |
| 初期設定 | 残額2,000円以下のときに3,000円 |
| 利用限度額 | 1日10,000円・1か月50,000円 |
| 貯まるポイント | 最大1%(ClubQ JMB・ゴールド) |
チャージする条件と金額は、カードのPASMOなら東急線の銀色の券売機、モバイルPASMOならアプリで変えられます。1日10,000円・1か月50,000円の上限があるので、使いすぎの心配もありません。オートチャージを設定したカードのPASMOは、銀色の券売機で現金なしで1,000円単位のチャージ(クイックチャージ)もできます。
ポイントは、TOKYU CARD ClubQ JMBと各種ゴールドカードなら、クレジットポイント0.5%と「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」0.5%の合計1%です。後者は利用の翌日までにPASMO/Suicaを登録しておく必要があります。東急カードの場面別の還元率は、次の記事で解説しています。

オートチャージを設定できるカードとPASMOの組み合わせ
申し込めるのは、東急カード(クレジットカード)とJALカード TOKYU POINT ClubQを持っている人です。TOKYU POINT CARDや他社のクレジットカードでは申し込めません。PASMOの種類によって、設定できるかと申込み方法が次のように変わります。
【PASMOの種類ごとの可否と申込み方法】
| PASMOの種類 | 設定 | 申込み方法 |
|---|---|---|
| 記名PASMO(定期券を含む) | できる | Tokyu PlusのWeb・紙の申込書 |
| Apple PayのPASMO(iPhone) | できる | PASMOアプリ |
| モバイルPASMO(Android) | できる | モバイルPASMOアプリ |
| 東急カードのPASMO一体型 | 設定済み | 申込み不要 |
| 無記名PASMO | できない | 駅で記名PASMOに変更すれば可 |
| 小児用PASMO | 別サービス | ジュニアオートチャージ |
| 即時発行カード | できない | 本カードが届いてから申込み |
※介護者用PASMO(介護者用)・のるレージオリジナルPASMO会員証も対象外
注意したいのは、PASMO一体型の東急カードのクレジット機能は、モバイルPASMOのオートチャージには使えないことです。一体型のPASMO部分にはもともとオートチャージが付いていて、別の記名PASMOやモバイルPASMOに設定することはできません。スマホのPASMOにオートチャージしたいなら、PASMOと別になっているTOKYU CARD ClubQ JMBが必要です。
オートチャージを設定できるPASMOは、東急カード1枚につき1枚だけです。子どもの小児用PASMOには、保護者の東急カードで申し込む「ジュニアオートチャージ」(年会費1,320円)を使います。ジュニアオートチャージは、Apple PayのPASMO・モバイルPASMO for Androidには使えません。東急カードの種類と選び方は、次の記事で解説しています。

出典:PASMOオートチャージサービス、ジュニアオートチャージ

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モバイルPASMOにオートチャージを設定する方法
モバイルPASMOのオートチャージは、東急カードのWebではなく、スマホのPASMOアプリから申し込みます。端末ごとの手順と、カードのPASMOから移すときの注意をみていきましょう。
- iPhone(Apple PayのPASMO)の場合
- Android(モバイルPASMO)の場合
- カードのPASMOからモバイルに移す場合
iPhone(Apple PayのPASMO)の場合
iPhoneのWalletアプリだけではオートチャージを設定できません。PASMOアプリをダウンロードして会員登録し、アプリから申し込みます。
PASMOアプリをダウンロードし、Apple PayのPASMOを登録して会員登録を済ませましょう。
トップ画面のPASMOの券面をタップし、「PASMO詳細」→「オートチャージ設定」を選びます。規約に同意したら、東急カードの情報と、カード会社に登録している電話番号・性別を入力して「登録する」をタップしましょう。
審査は3週間ほどです。完了のメールが届いたら、メールのリンクからPASMOアプリを開き、「オートチャージ設定」→「実行する」をタップすれば設定完了です。
出典:PASMOオートチャージサービスのお申込み(Apple PayのPASMO)
Android(モバイルPASMO)の場合
Androidでは、モバイルPASMOアプリから申し込みます。流れはiPhoneと同じで、審査に約3週間かかります。
モバイルPASMOを発行し、アプリで会員登録を済ませましょう。
アプリのオートチャージ設定から、東急カードの情報などを入力して申し込みます。
審査完了のメールが届いたら、メールのリンクからアプリを開いて設定を実行します。
出典:PASMOオートチャージサービスのお申込み(モバイルPASMO)
カードのPASMOからモバイルに移す場合
オートチャージを設定済みの記名PASMOをiPhoneに移行(取り込み)すると、オートチャージの設定もそのまま引き継がれます。申し込み直す必要はありません。申込み中のカードのPASMOは、駅での設定を終えてから移行しましょう。PASMO一体型の東急カードと小児用PASMOは、スマホに移行できません。
一方、カードのPASMOを残したまま別にモバイルPASMOを発行する場合は、同じ東急カードをモバイルPASMOのオートチャージに登録できません。カードのPASMOのオートチャージを解約し、3日ほどあけてからPASMOアプリで申し込む必要があります。どちらの場合も、PASMO ID番号が変わるため、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録している番号を変更しておきましょう。
出典:カードから移行(Apple PayのPASMO)、PASMOオートチャージサービスのお申込み(Apple PayのPASMO)、PASMOオートチャージサービス
カードのPASMO(記名PASMO)に設定する方法
カードのPASMOは、Tokyu PlusのWebから申し込み、届いたハガキを持って駅で設定します。用意するのは、名前などを登録した記名PASMO(定期券を含む)と東急カードです。
Tokyu Plusにログインし、申込みフォームにPASMOのカード番号などを入力しましょう。番号を間違えると申込みが成立しません。紙の申込書でも申し込めます。
申し込むと確認メールが届き、約3〜4週間後に株式会社パスモから案内のハガキが届きます。
ハガキと記名PASMOを持ってPASMO取扱事業者の駅へ行き、券売機などで設定すれば利用開始です。
カードの有効期限が残り2か月以内のときは設定できないことがあるので、更新カードが届いてから申し込みましょう。家族会員がオートチャージを申し込むときは、家族会員のIDでTokyu Plusにログインします。即時発行カードでは申し込めないため、本カードが届くのを待つ必要があります。
設定後の金額変更・有効期限延長・解約
オートチャージは、設定したあとも金額の変更や有効期限の延長が必要になります。カードのPASMOは駅、モバイルPASMOはアプリで手続きします。
- 金額の変更
- 有効期限の延長
- 解約・機種変更
金額の変更
チャージする条件(残額)と金額は、1,000〜10,000円の範囲で1,000円単位で変えられます。カードのPASMOは東急線の銀色の券売機で、モバイルPASMOはアプリの「PASMO詳細」→「オートチャージ設定」→「オートチャージ金額変更」から変更します。
初期設定は「残額2,000円以下のときに3,000円」です。1回の乗車が多い人や、定期券区間外によく乗る人は、条件と金額を上げておくと残高不足で改札が止まる心配が減ります。
有効期限の延長
オートチャージには有効期限があり、原則として東急カードの有効期限と同じです。カードが更新されたら、延長の手続きが必要です。
カードのPASMOは、新しいカードと一緒に届く「お手続きのお知らせ」とPASMOを駅に持っていき、延長します(東急線では券売機でも手続き可)。モバイルPASMOは、有効期限の月末ごろに届くメールからアプリで延長します。期限から6か月以内に延長しないとオートチャージは退会になり、申し込み直しになります。カードを切り替えたときも、延長の手続きが必要です。
解約・機種変更
カードのPASMOのオートチャージを解約するときはPASMO取扱事業者の駅で、モバイルPASMOはアプリの「オートチャージ解約」から手続きします。スマホを機種変更したり紛失して再発行したりしたときは、オートチャージの設定がそのまま引き継がれます。
出典:PASMOオートチャージサービス、各種手続き(Apple PayのPASMO)、各種手続き(モバイルPASMO)
オートチャージできない・されないときの原因と対処
オートチャージがされないときは、設定の不具合より、条件に当たっていないことが多いです。東急カードの公式FAQにある原因と対処は次のとおりです。
【オートチャージされない主な原因と対処】
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| 1日1万円・1か月5万円の上限を超えた | 翌日・翌月まで待つ |
| 残額が設定した条件より多い | 正常な状態。条件の金額を確認 |
| 連絡改札など対象外の改札を通った | 五反田駅のJR連絡改札・世田谷線などではされない |
| コンビニなどで電子マネーとして使った | 改札の入出場時だけチャージされる |
| バスに乗った | バスはノッテチャージの申込みが別に必要 |
| オートチャージの有効期限が切れた | カード更新後に延長の手続き |
| PASMO・Suicaのエリア外 | エリア内の改札でのみチャージ |
定期券区間を経由して区間外の駅どうしを乗るときや、出場時にチャージしても運賃に足りないときも、オートチャージされないことがあります。いずれにも当てはまらないなら、PASMOのICの不具合が考えられるので、PASMO取扱事業者の駅窓口に相談しましょう。
申込みの段階で登録できないときは、カードが交通事業者系でない(東急カード以外)、一体型のクレジット機能を使おうとしている、すでに別のPASMOでオートチャージを使っている、のいずれかが多い原因です。審査に通らなかった場合はハガキやメールで通知されます。
出典:東急カード よくあるご質問、PASMOオートチャージサービスのお申込み
東急カードのオートチャージでよくある質問

まとめ:東急カードのオートチャージ設定の要点
東急カードのPASMOオートチャージは、PASMOの種類によって申込み方法が変わります。要点は次のとおりです。
- モバイルPASMO(iPhone・Android)はPASMOアプリから申込み、審査は約3週間
- カードのPASMOはTokyu PlusのWebから申込み、約3〜4週間でハガキが届いたら駅で設定
- PASMO一体型は設定済みだが、そのクレジット機能はモバイルPASMOには使えない
- カード更新後は有効期限の延長が必要(6か月を過ぎると退会)
- ClubQ JMB・ゴールドならオートチャージで1%のポイントが貯まる
ほかの鉄道会社のカードとオートチャージを比べたい人は、次の記事も参考になります。

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