東急カードと三井住友カード(NL)は、得意な場面が分かれています。東急線・東急ストア・東急百貨店など東急グループ内は東急カード、それ以外のコンビニ・飲食店は三井住友カード(NL)が強みを発揮します。
この2枚を使い分けると、生活のほとんどの支払いを高還元でカバーできます。まずは基本スペックを比較し、それぞれが得意なシーン・使い分け方・見落としやすい注意点の順に見ていきましょう。
東急カードと三井住友カード(NL)の基本スペックを比較する
東急カードは東急グループでの利用に手厚く、三井住友カード(NL)は全国の対象店舗で幅広く使える汎用カードという違いがあります。まずは基本スペックを比較表で確認しましょう。
【基本スペックの比較】
| 項目 | ![]() 東急カード(ClubQ JMB) | ![]() 三井住友カード(NL) |
|---|---|---|
| 年会費 | 初年度無料、2年目以降1,100円 | 永年無料 |
| ポイント還元率 | 1%(東急グループ外・Web明細登録時) | 0.5%〜7%※ |
| 発行スピード | 申込最短10分、カード到着まで約7日 | 最短10秒で即時発行※ |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 (死亡後遺障害最高1,000万円) | 利用付帯 (最高2,000万円) |
| ETCカード年会費 | 永年無料 | 550円 (条件達成で無料) |
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※スマホのタッチ決済対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なります。詳しくはサービス詳細ページをご確認ください。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Payで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※即時発行できない場合があります。
東急カードの1%は東急グループ外での還元率で、Web明細登録が条件です(紙明細だと0.5%)。三井住友カード(NL)の7%は対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をした場合の還元率で、通常の支払いでは0.5%です。
つまり、両カードとも「どこでも高還元」というわけではなく、それぞれ得意な場面が決まっています。次の章から、具体的にどのシーンでどちらが強いのかを見ていきましょう。
東急カードが得意なシーン
東急カードは、東急線・東急ストア・東急百貨店など、東急グループ内での利用で還元率が上がる設計になっています。ここからは以下の3点を見ていきましょう。
- 東急線・東急ストア・東急百貨店での還元率
- PASMOオートチャージとクレカつみたて
- 紙明細だと基本還元率が半減する注意点
東急線・東急ストア・東急百貨店での還元率
東急百貨店は3%、東急ストアは基本2%(条件達成で最大13%)、東急線の乗車は3%(タッチ決済乗車なら最大3.5%)と、東急グループ内の還元率は軒並み高く設定されています。
【東急グループ内での還元率】
| シーン | 還元率 |
|---|---|
| 東急百貨店 | 3%(食品・レストラン等は1.5%) |
| 東急ストア | 基本2%、条件達成で最大13% |
| 東急線の乗車 | 3%(タッチ決済乗車は最大3.5%) |
| 東急線PASMO定期券(通勤) | 3.5% |
東急ストアの最大13%は、ランク5(半年間の獲得ポイントに応じた最上位ランク)かつTOKYU CARDスマート払いを利用した場合の数値です。
通常の利用では基本2%とみておくのが現実的ですが、それでもかなり高還元となります。
PASMOオートチャージとクレカつみたて
PASMOオートチャージは最大1.0%、SBI証券のクレカつみたてはカード決済分が最大2.5%還元されます。
PASMOオートチャージの1.0%は、PASMO登録分0.5%とクレジット利用分0.5%の合計です。クレカつみたては毎月100円から積立額を変更でき、5万円を超える部分の還元率は0.25%に下がります。
通勤定期の購入とあわせて、毎月の固定的な支出でもポイントを積み増せる仕組みです。
TOKYU CARD ClubQ JMBのスペック
東急カードの基本還元率1%は、Web明細登録をしている場合の数値で、紙明細のままだと0.5%に半減します。この条件を明記していない比較記事も多いため、申込時にWeb明細への登録を済ませておく必要があります。
TOKYU CARD ClubQ JMBは、東急カードの中で最もポイントが貯まる一枚。Web明細の登録でゴールドカードと同水準となり、東急グループでのお買い物が0.5%〜、東急グループ以外でのお買い物で1.0%のポイント還元を誇ります。また、東急線の乗車や定期券購入で最大3.5%、PASMOオートチャージで1.0%の高還元を受けられます。さらに、JMB機能が搭載されているため、貯めた東急ポイントをJALマイルへ交換可能。日常の買い物から旅行まで幅広く使える、沿線ユーザー必携のカードです。

| 年会費 | 初年度年会費無料 2年目以降 1,100円(税込) |
| 還元率 | 0.5%〜20% |
| 発行スピード | 約1週間 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円(利用付帯) |
TOKYU CARD ClubQ JMB の特徴
- オートチャージや乗車でポイントが貯まる
- 東急百貨店で3.0%、東急グループ店舗で1.5%の高還元率
- PASMOオートチャージが可能
- Mastercardにはコンフォートメンバーズ機能付き
\年会費初年度無料!詳しくはこちらから/
東急カードの特典・損益分岐点を含めて詳しく知りたい場合は、東急カードの基本解説記事もあわせて確認してみてください。

三井住友カード(NL)が得意なシーン(東急グループ外)
三井住友カード(NL)は、東急グループの対象外となる全国のコンビニ・飲食店で力を発揮します。ここからは以下の2点を見ていきましょう。
- 対象のコンビニ・飲食店での還元率
- 7%還元を受けるための条件
対象のコンビニ・飲食店での還元率

三井住友カード(NL)は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーを利用すると、最大7%のポイント還元を受けられます。
- セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソンなど
- マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、サイゼリヤなど
- ガスト、バーミヤンなどすかいらーくグループ飲食店、ドトールコーヒーショップ、かっぱ寿司など
東急グループ外での日常的な買い物・外食の多くが対象店舗に含まれるため、東急カードではカバーしきれない場面を補う役割になります。
7%還元を受けるための条件
三井住友カード(NL)の7%還元は、対象のコンビニ・飲食店で、スマホのタッチ決済または対象のモバイルオーダーを利用した場合に適用されます。
カードを持っているだけで7%還元になるわけではありません。支払い方法を間違えると対象外になるため、次の違いを確認しておきましょう。
| 支払い方法 | 7%還元 |
|---|---|
| スマホのVisaのタッチ決済 | ○ |
| スマホのMastercardタッチ決済 | ○ |
| 対象店舗のモバイルオーダー | ○ |
| Apple Watchのタッチ決済 | ○ |
| カード現物のタッチ決済 | × |
| iD | × |
| カードを端末に差し込む | × |
| 磁気取引 | × |
| VポイントPay残高での支払い | × |
特に注意したいのが、カード現物のタッチ決済では7%還元にならない点です。同じタッチ決済でも、三井住友カード(NL)をスマートフォンに設定して支払う必要があります。
また、セルフレジなどで「Apple Pay」を選ぶとiD決済になることがあります。7%還元を受ける場合は「クレジットカード」を選択し、VisaまたはMastercardのタッチ決済で支払いましょう。
一定金額(原則1万円)を超える支払いでは、店舗によってタッチ決済ではなくカードの差し込みを求められることがあります。この場合、その支払いは7%還元の対象外です。
なお、モバイルオーダーはすべての店舗が対象ではありません。スマホのタッチ決済とモバイルオーダーでは対象店舗が異なるため、利用前に対象店舗を確認しておきましょう。
三井住友カード(NL)のスペック
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、社会人になりたてでも維持コストを気にせず使えるクレジットカードです。カード番号が券面に記載されないナンバーレス仕様のため、実店舗での利用時も安心感があります。基本のポイント還元率は高くありませんが、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると還元率が最大7%まで上がる点が特徴です。日常の支払いを特定店舗に集約できる新社会人であれば、ポイントを効率よく貯めやすいカードといえるでしょう。また、申し込み後すぐに利用できる即時発行に対応している点も、早くカードを使い始めたい人に向いています。

おすすめポイント3選
- 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元
- 貯まったVポイントの使い道が豊富
- 最短10秒で即時発行できる
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
| ポイント還元率 | 0.5%〜7%※ |
| 発行スピード | 最短10秒※即時発行できない場合があります。 |
| 電子マネー | iD(専用)/PiTaPa/WAON/Apple Pay/Google Pay/Samsung Pay |
| 追加カード | ETCカード:年会費550円(税込)※初年度無料/前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
| ショッピング利用可能枠 | 〜100万円※夜間帯に即時発行サービスを申し込みの場合、審査処理完了までは5万円 |
| キャッシング利用可能枠 | 希望をもとに総利用枠の範囲内で設定 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円まで利用付帯にて補償 |
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※スマホのタッチ決済対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なります。詳しくはサービス詳細ページをご確認ください。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Payで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
申し込み前に知っておきたいポイント
- 基本のポイント還元率は高くない
- カード番号の確認に本人認証が必要
三井住友カード(NL)のメリット・デメリットを詳しく知りたい場合は、基本解説記事もあわせて確認してみてください。

2枚を使い分けるとどうなるか
東急沿線に住み、東急線で通勤・東急ストアで日常の買い物をしている人を例に、2枚の役割分担を考えてみましょう。
通勤の乗車と東急ストアでの買い物は東急カードで支払うと、3%前後の還元を受けられます。
一方、通勤経路から外れたコンビニでの買い物や、休日に利用するファストフード・ファミリーレストランは三井住友カード(NL)に切り替えると、スマホのタッチ決済で最大7%還元を狙えます。1枚だけでは拾いきれない場面を、もう1枚が補う形になります。
ポイントはカードごとに別々に貯まり、合算はされません。TOKYU POINTは東急グループで、VポイントはコンビニやPayPayなどで使えるので、ポイントが無駄になることはまずないでしょう。
MASA2枚持ちは「財布を増やす」というより「生活圏を2つに塗り分ける」イメージです。東急沿線での支払いか、それ以外かを意識するだけで、自然と使い分けられるようになりますよ。
見落としやすい注意点
2枚持ちは生活シーンを広くカバーできる一方、条件を見落とすと想定した還元率を得られないことがあります。
- ポイントは合算されない
- 2枚持ちでも年会費は東急カード分だけ発生する
- 三井住友カード(NL)は0.5%にとどまる
ポイントは合算されない
東急カードのTOKYU POINTと三井住友カード(NL)のVポイントは、それぞれ別のポイントとして貯まります。
合算して使うことはできないため、どちらのポイントをどう使うか、事前に使い道を決めておくと管理しやすくなります。TOKYU POINTは東急グループでの利用やJALマイルへの交換に向き、VポイントはPayPayや日常の支払い、投資信託の購入など幅広い使い道に対応しています。
東急カードは年会費が発生する
三井住友カード(NL)は年会費永年無料ですが、東急カードは2年目以降1,100円の年会費がかかります。2枚持ちを続ける場合は、東急カードで年会費以上のポイントや特典を得られるか確認しておきましょう。
東急カードの通常還元率は1.0%です。通常のカード利用だけで年会費1,100円分を回収するには、年間11万円、月平均約9,200円の利用が目安になります。
| 項目 | 金額・還元率 |
|---|---|
| 2年目以降の年会費 | 1,100円 |
| 通常還元率 | 1.0% |
| 年会費分を回収 できる利用額 | 年間11万円 |
| 1か月あたり | 約9,200円 |
さらに、東急グループの対象店舗やPASMOへのチャージなど、通常よりポイントを貯めやすいサービスを利用すれば、年会費分をより少ない利用額で回収できます。
初年度は年会費無料なので、まず1年間利用し、貯まったポイントや利用した特典が1,100円を上回るか確認してから、2年目以降も保有するか判断するとよいでしょう。
東急カードと三井住友カード(NL)はどちらを選ぶ?
東急カードと三井住友カード(NL)は、ポイント還元率が高くなる場所が異なります。そのため、1枚に絞る場合と2枚持ちする場合では、選び方も変わります。
ここでは、生活スタイルに合わせた1枚の選び方と、東急線ユーザーが2枚を使い分ける方法をそれぞれ解説します。
- 1枚に絞るなら生活圏で選ぶ
- 東急線ユーザーなら2枚持ちが有力
1枚に絞るなら生活圏で選ぶ
東急沿線での生活が中心なら東急カード、東急グループ以外での利用が多いなら三井住友カード(NL)が向いています。
【生活スタイル別の候補】
| 生活スタイル | 候補 |
|---|---|
| 東急線通勤・東急ストアでの買い物が多い | 東急カード |
| 東急グループ以外のコンビニ・飲食店をよく利用する | 三井住友カード(NL) |
| 年会費をかけずに1枚だけ持ちたい | 三井住友カード(NL) |
どちらか1枚に絞る場合は、直近1〜2ヶ月の利用明細を振り返り、東急グループ内とそれ以外のどちらで支払う機会が多いかを確認すると判断しやすくなります。
東急線ユーザーなら2枚持ちが有力
東急線を日常的に利用する人は、どちらか1枚に絞らず、東急カードと三井住友カード(NL)を使い分けるのがおすすめです。
2枚はポイントを貯めやすい場所が異なるため、役割を分けやすい組み合わせです。
東急線を定期券で利用している場合、東急カードで定期券を購入するだけで、乗車のたびにTOKYU POINTが貯まります。どのくらい貯まるのか、例で見てみましょう。
通勤定期だけでこれだけのポイントが貯まるため、東急線を日常的に利用するなら東急カードを持っておく価値は十分にあります。
東急カードと三井住友カード(NL)の使い分けに関するよくある質問
まとめ:東急グループ内外ですみ分けて2枚持ちする
東急カードと三井住友カード(NL)は優劣で選ぶカードではなく、東急グループ内外で役割を分けて使うことで真価を発揮します。
東急線・東急ストア・東急百貨店は東急カード、それ以外のコンビニ・飲食店は三井住友カード(NL)という基準で使い分けると、生活の大部分を高還元でカバーできます。
- 東急カードの1%還元はWeb明細登録が条件(紙明細は0.5%)
- 三井住友カード(NL)の7%還元は対象店舗でのスマホタッチ決済が条件
- ポイントは合算されず、それぞれ別に貯まる
- 2枚持ちの年会費は東急カード分のみ(三井住友カード(NL)は永年無料)












コメント