JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カード、年会費の差は22,000円(初年度は33,000円)。この差額は、プラチナだけの限定特典をどれだけ使うかで元が取れるかが決まります。
違いの一覧から、年会費の中身、プラチナ限定特典、空港ラウンジ、保険、ポイント、審査、共通するサービスまで、判断に必要な軸を一つずつ確認していきましょう。
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JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カードの違い一覧
年会費22,000円の差は、保険・ポイント有効期限に加えて、プラチナ限定のラウンジ・コンシェルジュ・グルメ特典に表れます。まずは全体像を一覧で確認しましょう。
【JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カードの基本スペック比較】
| 項目 | ![]() ゴールド | ![]() プラチナ |
|---|---|---|
| 年会費 | 初年度無料 2年目以降11,000円 | 33,000円 |
| 追加カード年会費 | 2年目以降3,300円 本カードが無料の間は無料 | 6,600円 |
| ポイント有効期限 | 2~3年 | 5年 |
| 利用可能枠 | 50万〜500万円 | 150万円〜 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 (利用付帯) | 最高1億円+家族特約 (利用付帯) |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 (利用付帯) | 最高1億円+家族特約 (利用付帯) |
| ショッピングガード保険 | 国内外とも最高500万円 | ゴールドと同額 |
| 空港ラウンジ(国内・ハワイ) | 対象 | あり |
| プライオリティ・パス | なし | あり (世界1,800ヵ所、回数無制限) |
| コンシェルジュデスク | なし | あり (24時間365日対応) |
| グルメ・ベネフィット | なし | あり 2名以上予約で1名分無料 |
大きな違いは「年会費」「プラチナ限定特典」「ポイント有効期限」の3点です。ETC・会計ソフト連携のような基本的な法人カード機能は、ゴールド・プラチナで大きく変わりません。
表の中でも見落とされやすいのが、ポイント有効期限です。JCB公式の「J-POINTプログラム利用規定」第13条には、次のただし書きがあります。
(ゴールドカードについて)MyJCB・ホームページ等で両社が上記の有効期限の対象となることを通知・公表しているものに限ります。その他のゴールドカードについては、一般カードの有効期限と同様となります。
J-POINTプログラム利用規定 第13条(ポイントの有効期限)
このただし書きは「ゴールドカード」の区分にのみ付いており、「プラチナ」の区分には同様の限定がありません。つまりゴールドは個別公表が無い限り一般カードと同じ2年になりますが、プラチナは5年の優遇を受けられる確度が高いと考えられます。
次の章から、年会費差の中身を具体的に見ていきましょう。
年会費は22,000円差|追加料金に見合う特典があるかが判断基準
年会費の差は、本カードだけでなく追加カードの枚数まで含めて確認しましょう。
- ゴールドは年会費を抑えながら出張関連サービスを利用できる
- プラチナは年会費33,000円で限定特典が追加される
- 追加カードを発行すると年間コストの差も大きくなる
ゴールドは年会費を抑えながら出張関連サービスを利用できる
JCBゴールド法人カードは初年度無料、2年目以降も年会費11,000円で利用できます。 国内主要空港のラウンジや旅行傷害保険など、出張時に使いやすいサービスを備えながら、プラチナより年間22,000円安く持てるのが特徴です。
月換算すると約917円です。
ゴールドで十分な企業
- 国内出張が中心
- 海外空港ラウンジを頻繁には使わない
- コンシェルジュによる手配を必要としない
- 接待・会食向けの特典を重視しない
- 法人カードの固定費をなるべく抑えたい
一方で、プライオリティ・パスやコンシェルジュ、グルメ・ベネフィットなどのプラチナ限定特典は利用できません。
国内出張や日常の経費決済が中心なら、使わない特典に年会費を上乗せせず、ゴールドでコストを抑える選択肢があります。
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プラチナは年会費33,000円で限定特典が追加される
JCBプラチナ法人カードは年会費33,000円で、ゴールドのような初年度無料はありません。 その代わり、ゴールドにはない次の特典が加わります。
- プライオリティ・パス
- プラチナ・コンシェルジュ
- グルメ・ベネフィット
- 海外ホテル優待
年会費33,000円を月換算すると約2,750円です。単にカードのランクを上げる費用ではなく、海外出張や接待、各種手配を便利にするサービスに月2,750円を払うと考えると比較しやすくなります。
ゴールドにはない
4つのプラチナ限定特典が加わる
海外出張時の空港待ち時間を快適に
出張や会食などの手配をサポート
接待や会食時の飲食費を抑えやすい
海外出張・宿泊時に活用できる
追加カードを発行すると年間コストの差も大きくなる
追加カード(使用者カード)の年会費は、ゴールド3,300円・プラチナ6,600円で、1枚あたり3,300円の差があります。従業員にカードを持たせる枚数が増えるほど、本カードの差額22,000円に追加カード分の差額が上乗せされます。
【追加カード3枚を発行した場合の年間コスト差】
| 項目 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|
| 本カード年会費 | 11,000円 | 33,000円 |
| 追加カード3枚分 | 9,900円 (3,300円×3) | 19,800円 (6,600円×3) |
| 合計 | 20,900円 | 52,800円 |
この例では、本カードだけの差額22,000円に対し、追加カード3枚を含めた合計の差額は31,900円まで広がります。従業員分のカードを多く発行する事業者ほど、プラチナを選ぶ際の年間コストを本カードの差額だけで見積もらない方が安全です。
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プラチナだけで使える特典に22,000円の価値があるか
プラチナ限定の特典は、大きく4つに分かれます。
- プライオリティ・パス|海外出張が多いほど活用しやすい
- プラチナ・コンシェルジュ|出張・会食の手配を任せやすい
- グルメ・ベネフィット|接待や会食で使いやすい
- ホテル・トラベル関連の優待もプラチナの方が充実
プライオリティ・パス|海外出張が多いほど活用しやすい
プライオリティ・パスは、世界146の国・地域、600都市、1,800ヵ所の空港ラウンジに回数無制限でアクセスできる特典です。対象は代表者本人のみで、追加カード会員は対象外、同伴者は1名あたり2,200円(税込)です。
ゴールドの空港ラウンジは国内主要空港とハワイに限られるため、海外の乗継地ではラウンジを使えません。プラチナなら、乗継地を含めて1,800ヵ所のラウンジを無制限に利用できます。
海外空港ラウンジの相場は1回3,000〜5,000円程度のため、年6回の海外出張だけでも1.8万〜3万円相当になり、年会費差22,000円に近い価値が出ます。
ただし、プラチナの価値はプライオリティ・パスだけでは決まりません。次のコンシェルジュ・グルメ・ホテル優待まで含めて、自社がどれだけ使えるかで判断しましょう。
JCBプラチナ法人カードは、年会費33,000円(税込)と高額ですが、そのぶんサービス内容も最上級です。最大の特典は、世界1,700ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの無料付帯(同伴者1名も無料)です。さらに、24時間対応のプラチナ・コンシェルジュサービス、海外・国内旅行保険は最高1億円などビジネスを加速させる特典が豊富。法人・個人問わず、出張や接待、ハイレベルな交際費を扱う事業者にとっては、コスト以上の付加価値を感じられる1枚です。

| 年会費 | 33,000円 |
|---|---|
| 追加カード | 6,600円 |
| 還元率 | 0.5%〜10.0% |
| 発行スピード | 1〜3週間 |
| 保険 | 国内・海外旅行傷害保険:最高1億円 ショッピング保険:年間500万円 航空機遅延保険付き |
| 特典 | 空港ラウンジ、プライオリティ・パス、コンシェルジュ、人間ドックサービス、ドクターダイレクト24 |
JCBプラチナ法人カード の特徴
- プライオリティ・パスが無料付帯
- 旅行傷害保険から航空機遅延保険まで充実の補償体制
- 会計ソフトとの連携やCashmaspなどの法人サービスあり
- コンシェルジュデスクの利用が可能
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プラチナ・コンシェルジュ|出張・会食の手配を任せやすい
プラチナ・コンシェルジュデスクは、出張や会食に必要な手配を24時間365日相談できる、JCBプラチナ法人カード限定のサービスです。 ホテルや航空券、レストランなどを探す手間を減らせるため、出張や接待が多い企業ほど活用しやすくなります。
たとえば、次のような場面で利用できます。
- 急な出張で宿泊先や航空券を探したい
- 取引先との会食に使える店を探したい
- 条件に合うホテルやレストランを比較する時間がない
- 出張や接待の手配を経営者自身で行っている
ゴールドにはコンシェルジュサービスがないため、こうした予約や候補探しは自社で行う必要があります。
特に、社長や役員自身が出張先や会食場所を毎回検索・予約している企業では、料金面の優待だけでなく「手配に使う時間を減らせること」もプラチナを選ぶメリットになります。
また、プラチナ向けのホテル優待には、コンシェルジュデスクを通じた予約が利用条件となるものもあります。単独のサービスとしてだけでなく、プラチナ限定特典を活用する窓口としても使われます。
グルメ・ベネフィット|接待や会食で使いやすい

グルメ・ベネフィットは、対象レストランの所定コースを2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になるプラチナ限定特典です。 接待や取引先との会食など、2名以上でコース料理を利用する機会がある企業ほど、年会費の差を回収しやすくなります。
たとえば、1人15,000円の対象コースを2名で利用した場合、通常30,000円のところ1名分の15,000円が無料になります。1回利用するだけでも、ゴールドとプラチナの年会費差22,000円の約7割に相当します。
1名分のコース料金が無料になるため、1回あたり1万円前後のコースなら年2回で2万円相当の価値になります。半年に1度という頻度制限があるため、会食の予定がある時期に合わせて使うのが実務的です。
利用時の条件
接待費を単純に抑えるだけでなく、普段より価格帯の高い店を選びやすくなるのもメリットです。「同じ予算で店のグレードを上げる」という使い方もできるため、接待や会食が多い企業ほど活用しやすい特典です。
出典:JCBカード公式X(グルメ・ベネフィットの利用頻度について)
ホテル・トラベル関連の優待もプラチナの方が充実
ホテル関連の特典はゴールドにもありますが、プラチナの方が優待内容は充実しています。 特に分かりやすい違いが、ホテル予約サービス「JCB Premium Stay Powered by HoteLux」のクーポン額です。
| 比較項目 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|
| HoteLux | 利用可能 | 利用可能 |
| 年間ホテルクーポン | 10,000円分 | 20,000円分 |
| クーポン配布 | 5,000円×年2回 | 5,000円×年4回 |
| 海外ラグジュアリー・ホテル・プラン | ― | 利用可能 |
HoteLuxでは、日本を含む世界4,000軒以上のラグジュアリーホテルを予約できます。
MASAホテルによっては、次のような優待も用意されています。
- 2名分の朝食
- 客室のアップグレード
- 最大US$200相当の館内利用特典
- アーリーチェックイン
- レイトチェックアウト
プラチナでは、さらに年間20,000円分のホテルクーポンが付くため、ゴールドとの差は年間10,000円です。ホテル宿泊を継続的に利用する企業なら、この差だけでも年会費22,000円差の一部を回収できます。
たとえば、年間4回の出張で5,000円クーポンを毎回使えれば、合計20,000円分です。ホテル優待だけで年会費差の大部分に相当するため、宿泊を伴う出張が多い企業では見逃せません。
さらにプラチナでは、「海外ラグジュアリー・ホテル・プラン」など上位カード向けの宿泊サービスも利用できます。
国内外のホテルを頻繁に利用するなら、プラチナは単に“高級ホテルに泊まれるカード”ではなく、宿泊時の付加価値とクーポンを積み上げやすいカードと考えると分かりやすいでしょう。
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空港ラウンジの違い|国内利用中心ならゴールドでも対応できる
空港ラウンジ自体は、ゴールド・プラチナのどちらにも付帯しています。「プラチナ=ラウンジ、ゴールド=ラウンジなし」ではなく、プラチナにはそこへプライオリティ・パスが上乗せされる、という関係です。
- ゴールドでも国内主要空港のラウンジを利用できる
- プラチナはプライオリティ・パスが加わる
ゴールドでも国内主要空港のラウンジを利用できる
JCBゴールド法人カードでも、国内の主要空港とハワイ・ホノルルの対象ラウンジを無料で利用できます。 羽田・成田・伊丹といった大都市圏だけでなく、地方空港まで幅広く対応しているため、国内出張が中心ならゴールドでも十分活用できます。
主な対象空港は次のとおりです。
| エリア | 対象空港 |
|---|---|
| 北海道・東北 | 旭川、新千歳、函館、青森、秋田、仙台 |
| 関東 | 成田国際、羽田 |
| 中部・北陸 | 富士山静岡、中部国際、新潟、富山、小松 |
| 近畿 | 伊丹、関西国際、神戸 |
| 中国・四国 | 岡山、広島、米子、出雲、山口宇部、高松、徳島、松山、高知 |
| 九州・沖縄 | 福岡、北九州、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、那覇 |
| 海外 | ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ・ホノルル) |
たとえば羽田空港では第1・第2・第3ターミナルの対象カードラウンジ、新千歳空港では「スーパーラウンジ」、福岡空港では国内線・国際線の対象ラウンジを利用できます。
利用方法もシンプルです。対象ラウンジの受付でJCBゴールド法人カードと当日の搭乗券を提示すれば利用できます。 プラチナのプライオリティ・パスのような事前申し込みは必要ありません。
そのため、東京・大阪・福岡などへの国内出張が中心であれば、空港ラウンジを目的にプラチナへ上げる必要性はそれほど高くありません。
プラチナとの差が大きくなるのは、海外で空港ラウンジを利用したい場合です。 次に、プライオリティ・パスとの違いを確認してみましょう。
プラチナはプライオリティ・パスが加わる
JCBプラチナ法人カードでは、ゴールドでも使える国内主要空港・ハワイのラウンジに加えて、プライオリティ・パスを利用できます。 JCB公式では、世界145の国や地域、600を超える都市にある1,700ヵ所以上の空港ラウンジ等を利用できると案内されています。
利用条件
| 項目 | JCBプラチナ法人カード |
|---|---|
| 対象者 | 本会員 |
| 追加カード会員 | 申し込み不可 |
| 本人の利用料金 | 無料 |
| 利用回数 | 回数制限なく無料 |
| 同伴者料金 | 1名につき2,200円 |
| 事前申し込み | 必要 |
プライオリティ・パスを単体で契約する場合、本人が回数制限なくラウンジを利用できるPRESTIGEは年会費US$469です。
一方、JCBプラチナ法人カードは年会費33,000円で、プライオリティ・パスに加えて、コンシェルジュやグルメ・ベネフィットなどの特典も利用できます。
そのため、海外出張でラウンジを頻繁に使う企業では、プライオリティ・パスだけでも年会費33,000円の価値を考える材料になります。
反対に、国内出張が中心であれば、ゴールドでも国内主要空港のラウンジを利用できます。



ラウンジ特典だけで比較するなら、海外出張の有無がゴールドとプラチナを分ける大きなポイントです。
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旅行保険・ショッピング保険の違い
旅行傷害保険の補償額はプラチナの方が手厚く、家族特約も付きます。
- 海外・国内旅行傷害保険を比較
- 航空機遅延保険を比較
- ショッピング保険を比較
海外・国内旅行傷害保険を比較
旅行傷害保険は、補償額そのものよりも「家族特約の有無」がゴールドとプラチナの実質的な差です。個人事業主で、家族を同伴して渡航する機会がある場合に、この差が意味を持ちます。
【旅行傷害保険の違い】
| 補償項目 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 最高1億円 + 家族特約 |
| 国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
家族特約は、本会員と生計を共にする家族も旅行傷害保険の対象に含める仕組みです。代表者が個人事業主で、家族を伴って出張・渡航する機会がある場合に効いてきます。
航空機遅延保険を比較
航空機遅延保険の金額自体は、ゴールドとプラチナで一切差がありません。
【航空機遅延保険の内訳】
| 補償項目 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|
| 乗継遅延・出航遅延費用 | 最高2万円 | |
| 手荷物遅延費用 | ||
| 手荷物紛失費用 | 最高4万円 | |
手厚さの差は、旅行傷害保険の家族特約とショッピング保険の補償範囲に表れます。航空機遅延保険だけを理由にプラチナを選ぶ必要はない、ということです。
ショッピング保険を比較
ショッピングガード保険は、ゴールドの時点で海外・国内とも最高500万円まで補償されており、プラチナになっても金額は変わりません。
【ショッピングガード保険の補償額】
| ゴールド | プラチナ |
|---|---|
| 最高500万円 (自己負担3,000円/事故) | |
一般法人カードでは海外利用分のみ・自己負担1万円でしたが、ゴールド以上では海外・国内とも手厚い条件が共通して適用されます。
利用可能枠に違いはある?
ゴールドは50万〜500万円、プラチナは150万円から(上限の定めなし)という設定です。
ただし、利用可能枠は毎月の利用状況や支払い能力に応じて個別に審査・設定されるため、「プラチナなら必ず◯万円まで使える」と一律には言えません。
仕入れ・広告費などで月の決済額が500万円に近い、または超える事業者は、上限の定めがないプラチナの方が希望枠に届きやすい可能性がある、という程度の目安で捉えておくとよいでしょう。
ゴールドとプラチナで審査難易度は違う?
公式に公表されている申込条件と、非公表の審査基準は分けて考える必要があります。入会資格はゴールド・プラチナとも「法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上)」で同じです。
JCBは審査基準そのものを公表していません。利用可能枠や付帯サービスの幅が大きいプラチナの方が、支払能力の審査でより厳格に見られると考えるのが自然ですが、公式に「プラチナの方が審査が厳しい」と明言されているわけではありません。
実務上の注意点として、JCB公式の注意事項には次の記載があります。
オンライン申込みでプラチナを選択しても、審査の結果ゴールドカードが発行される場合があります。
さらに、プラチナを選択して審査の結果ゴールドが発行となった場合、そのゴールドカードは「ゴールドカードの入会キャンペーン」の対象にはなりません。プラチナを希望する以上は、ダウングレードされた場合のキャンペーン条件まで確認しておくと安心です。
JCB法人カードは一般・ゴールド・プラチナを重複して保有することはできません。すでに他のランクを持っている場合は、新規発行ではなく「お切り替え」の手続きになります。
ゴールドとプラチナで共通するサービス
検索意図の中心は「違い」のため、共通点は最後にまとめます。次の3つは、ゴールド・プラチナで差がありません。
- ETCカード・追加カードを発行できる
- 会計ソフトや経費精算に利用できる
- 出張・宿泊関連の法人向けサービスを利用できる
ETCカード・追加カードを発行できる
ETCカード・追加カード(使用者カード)は、ゴールド・プラチナのどちらも複数枚発行できます。年会費の金額が異なるだけで、発行できる枚数の条件に差はありません。
ETCカード自体はどちらのランクでも無料で発行できるため、高速道路の利用が多い事業者でも、この点を理由にランクを選ぶ必要はありません。
会計ソフトや経費精算に利用できる
MyJCB外部接続サービスによる会計ソフト連携と、Cashmapによる資金管理・請求書のカード払いは、ゴールド・プラチナ共通の機能です。経費の一元管理という目的だけなら、ゴールドでも十分にこなせます。
年会費を上げても、これらの経理まわりの機能自体が強化されるわけではない点は押さえておきましょう。
出張・宿泊関連の法人向けサービスを利用できる
J-POINT優待店(最大21倍・10.5%)やJCBトラベルの優待は、ゴールド・プラチナのどちらでも利用できます。プラチナ限定の優待(グルメ・ベネフィット、海外ラグジュアリー・ホテル・プラン)との違いは、前章で確認した通りです。
つまり「出張先で使えるサービスがあるかどうか」ではなく「どこまで上質なサービスを使うか」が、ゴールドとプラチナを分ける軸になります。
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JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カードはどちらを選ぶ?
ここまでの違いを踏まえて、ゴールド・プラチナそれぞれに向いている事業者を整理します。
- 年会費を抑えたいならJCBゴールド法人カード
- 国内出張が中心ならJCBゴールド法人カードも選択肢
- 海外出張が多いならJCBプラチナ法人カード
- 接待・会食が多いならJCBプラチナ法人カード
- コンシェルジュを使って手配業務を減らしたいならJCBプラチナ法人カード
年会費を抑えたいならJCBゴールド法人カード
年会費を抑えつつ、経費管理と基本的な付帯保険を押さえたい事業者はゴールドで十分です。プラチナ限定特典を使う機会が少ないなら、22,000円の差額を払う理由は薄くなります。
特に設立間もない事業者や、固定費を最小限に抑えたいフェーズの事業者には、ゴールドの年会費11,000円という水準が現実的な選択肢になります。
JCBゴールド法人カードは、従業員50人以下の中小企業向けのクレジットカード。空港ラウンジの利用や会計ソフトとの連携、追加カードの発行など、ビジネス面での充実したサポートが魅力です。従業員がいる中小企業なら、追加カードの発行で無駄なくポイントを貯められるのもメリット。まさに、中小企業向けの最強法人カードといえるでしょう。


| 年会費 | 11,000円(税込) オンライン入会の場合初年度無料 |
| 還元率 | 0.5%〜10.0% |
| 発行スピード | 約2週間 |
| 海外・国内付帯保険 | 国内:最大5,000万円 海外:最大1億円 |
JCBゴールド法人カード の特徴
- 空港ラウンジサービス
- J-POINTボーナスで利用額に応じてポイントが上乗せ
- 選べる国際ブランドはJCBのみ
- クラウド会計ソフトとの連携が可能
\初年度無料の法人ゴールドカード/
国内出張が中心ならJCBゴールド法人カードも選択肢
海外出張がほとんどなく、国内の空港ラウンジだけで足りる事業者も、ゴールドで実務上困ることは少ないはずです。プライオリティ・パスの海外ラウンジという最大の差を活かせないためです。
国内の主要空港とハワイのラウンジさえ使えれば十分、という出張パターンなら、プラチナへ上げても使わない特典にコストを払うことになりかねません。
海外出張が多いならJCBプラチナ法人カード
海外出張が隔月以上のペースである事業者は、プライオリティ・パスの利用だけで年会費差を回収できる計算になります。コンシェルジュデスクでの航空券・ホテル手配も、出張業務の負担軽減につながります。
加えて、海外ラグジュアリー・ホテル・プランの客室アップグレードや朝食無料といった特典も、渡航回数が多いほど積み重なっていきます。
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JCBプラチナ法人カードは、年会費33,000円(税込)と高額ですが、そのぶんサービス内容も最上級です。最大の特典は、世界1,700ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの無料付帯(同伴者1名も無料)です。さらに、24時間対応のプラチナ・コンシェルジュサービス、海外・国内旅行保険は最高1億円などビジネスを加速させる特典が豊富。法人・個人問わず、出張や接待、ハイレベルな交際費を扱う事業者にとっては、コスト以上の付加価値を感じられる1枚です。


| 年会費 | 33,000円 |
|---|---|
| 追加カード | 6,600円 |
| 還元率 | 0.5%〜10.0% |
| 発行スピード | 1〜3週間 |
| 保険 | 国内・海外旅行傷害保険:最高1億円 ショッピング保険:年間500万円 航空機遅延保険付き |
| 特典 | 空港ラウンジ、プライオリティ・パス、コンシェルジュ、人間ドックサービス、ドクターダイレクト24 |
JCBプラチナ法人カード の特徴
- プライオリティ・パスが無料付帯
- 旅行傷害保険から航空機遅延保険まで充実の補償体制
- 会計ソフトとの連携やCashmaspなどの法人サービスあり
- コンシェルジュデスクの利用が可能
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接待・会食が多いならJCBプラチナ法人カード
取引先との会食・接待が多い事業者は、グルメ・ベネフィットとコンシェルジュデスクの両方を活かせます。1,500店舗以上のレストランで1名分の料金が無料になる特典は、半年に1度のペースでも実質的な接待コストの削減につながります。
予約自体もコンシェルジュデスクに任せられるため、店舗選定・予約連絡といった手間も同時に省けるでしょう。
コンシェルジュを使って手配業務を減らしたいならJCBプラチナ法人カード
出張・会食の手配を自社で行う時間を減らしたい事業者は、コンシェルジュデスクの利便性が実務上の時間削減につながります。ゴールドにはコンシェルジュが無いため、手配はすべて自社で完結させる必要があります。
経理・総務担当者が兼務で出張手配を行っている事業者ほど、電話一本で手配を依頼できる価値は相対的に大きくなります。
それぞれの詳しいメリット・デメリットは、以下の記事で確認できます。






一般カードとの違いが気になる場合は、以下の記事も参考になります。


JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カードのよくある質問
まとめ|年会費22,000円の差はプラチナ限定特典を使うかで判断する
JCBゴールド法人カードとJCBプラチナ法人カードの違いは、経費管理機能ではなく、プライオリティ・パス・コンシェルジュ・グルメ・ベネフィット・ホテル優待という4つのプラチナ限定特典に表れます。ポイントの有効期限もプラチナの方が確実に優遇されますが、それ以外の基本機能や入会資格に差はありません。
海外出張・接待の機会が多く、これらの特典を活用できる事業者はプラチナ、国内出張が中心で経費の一元管理が主目的ならゴールドで十分です。それぞれの記事で、自社に合う1枚かどうかを確認すると判断しやすくなります。


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