JCB法人カードは、弥生・freee・マネーフォワード・ソリマチなどの会計ソフトと連携できます。 MyJCB外部接続サービスを利用すれば、カードの利用明細を会計ソフトへ自動で取り込み、毎月の手入力を減らすことが可能です。
一方で、「どの会計ソフトまで対応しているのか」「どう設定するのか」「利用した明細がすぐ反映されないのはなぜか」といった点は、実際に連携する前に確認しておきたいところです。
そこで本記事では、JCB法人カードと連携できる会計ソフトの一覧から、freee・マネーフォワード・弥生・ソリマチの設定方法、明細が反映されない場合の原因まで解説していきます。
JCB法人カードが連携できる会計ソフト一覧
JCB法人カードは、MyJCB外部接続サービスを通じて弥生・freee・ソリマチ・マネーフォワードの4社と連携できます。ID・パスワードを会計ソフト側に渡さないAPI方式のため、安全に利用明細を自動取り込みできます。
【MyJCB外部接続サービスの連携先一覧】
| 区分 | 連携先 |
|---|---|
| 会計ソフト | 弥生会計ラインアップ全製品 クラウド会計ソフトfreee全プラン ソリマチAPIサービス |
| 資金管理・経費精算 | マネーフォワードクラウド会計 マネーフォワードクラウド経費 マネーフォワードME |
| 銀行信販データ | FXクラウドシリーズ 「銀行信販データ受信機能」 |
弥生は、クラウド版(弥生会計オンライン・やよいの青色申告オンライン・やよいの白色申告オンライン)とデスクトップ版(弥生会計・やよいの青色申告)の両方に対応しています。普段使っている製品がこの一覧に含まれていれば、以降の設定手順に進めます。
MyJCB外部接続サービスとは|仕組みとセキュリティ
MyJCB外部接続サービスは、会計ソフト側の画面からJCBの認証を経由して、ID・パスワードを開示せずに利用明細を連携する仕組みです。
会計ソフトの「口座・カード連携」メニューを開き、連携先としてJCBカードを選びます。
会計ソフトの画面から、MyJCB外部接続サービスの利用登録画面へ自動的に切り替わります。
MyJCBのIDとパスワードを入力しましょう。この情報は会計ソフト側に保存されません。
認証が完了すると、以降の利用明細が自動で会計ソフトに取り込まれるようになります。
スクレイピング型(ID・パスワードを会計ソフト側に保存して自動ログインする方式)と異なり、認証情報そのものを外部サービスに渡さないAPI連携のため、パスワード漏えいのリスクを抑えられます。
会計ソフトごとの連携手順
JCB法人カードは、主に次の4つの会計ソフト・サービスと連携できます。
- freee会計
- マネーフォワードクラウド会計
- 弥生
- ソリマチ
基本的な流れは、会計ソフト側でJCBカードを選択し、MyJCBで認証するというものです。ただし、連携メニューの場所や、取り込み後にできることはサービスごとに異なります。
freee会計
freee会計では、JCB法人カードの利用明細を取り込み、日々の仕訳作業を効率化できます。
- freee会計の口座登録画面を開く
- 連携先からJCBカードを選ぶ
- MyJCBの認証画面へ進む
- 認証を完了して明細を取り込む
連携後は、カードの利用明細を取引として取り込み、内容を確認しながら勘定科目を設定できます。
たとえば、毎月発生する通信費やサブスクリプション料金など、同じ種類の支払いが多い事業者なら、利用明細を見ながら1件ずつ手入力する作業を減らしやすいのがメリットです。
マネーフォワードクラウド会計
マネーフォワードでは、クラウド会計だけでなく、クラウド経費など関連サービスと組み合わせて利用できます。
基本的な流れは次のとおりです。
- データ連携の設定画面を開く
- JCBカードを連携先として選ぶ
- MyJCBで認証する
- 利用明細の取得を開始する
会計処理だけでなく経費精算までまとめたい企業では、クラウド経費と組み合わせることで、カード利用から経費申請、仕訳までの流れをまとめやすくなります。
従業員が法人カードを利用する機会が多く、経費申請まで効率化したい企業と相性のよいサービスです。
弥生
弥生は、オンライン版だけでなくデスクトップ版もJCB法人カードとの連携対象に含まれます。
対象となる主な製品は次のとおりです。
- 弥生会計オンライン
- やよいの青色申告オンライン
- やよいの白色申告オンライン
- 弥生会計
- やよいの青色申告
利用している製品から口座・カード連携の設定を行い、JCBカードを選択してMyJCBで認証します。
すでに弥生を使って帳簿を管理している場合は、会計ソフトを乗り換えなくてもJCB法人カードの明細を取り込めるのがメリットです。
ソリマチ
ソリマチも「ソリマチAPIサービス」を通じてJCB法人カードと連携できます。
対応製品の口座連携機能からJCBカードを選び、MyJCBで認証するのが基本的な流れです。
- ソリマチ製品の口座連携画面を開く
- JCBカードを選択する
- MyJCBで認証する
- 利用明細を取得する
会計王などのソリマチ製品をすでに利用している企業であれば、JCB法人カードのために別の会計ソフトへ変更する必要はありません。
現在使っている会計環境を維持したまま、カード明細の入力作業だけを減らしたい場合に利用しやすい連携方法です。
明細が反映されない・連携できない時の原因と対処
連携したのに明細が反映されない場合、原因は大きく2つに分かれます。
- 反映までに時間がかかる(確定前の利用分)
- 連携対象外のカード・サービス
反映までに時間がかかる(確定前の利用分)
JCB法人カードの利用明細は、毎月16日〜翌月15日の利用分が翌月24日頃までに確定し、会計ソフトへの反映もこのタイミングに合わせて行われます。
加盟店からJCBへの売上データの到着が遅れると、確定・反映までに1〜4週間かかる場合もあります。
1月20日の利用分は、標準期間(1月16日〜2月15日)の途中にあるため、まだ「利用速報」(未確定)の状態です。
確定は2月24日頃のため、1月末時点で反映されていなくても異常ではありません。急いで仕訳が必要な場合は、MyJCBの利用速報を確認して手動で入力し、確定後に金額を照合する運用にすると安全です。
連携対象外のカード・サービス
従業員50名以上の大企業向け「JCBコーポレートカード」は、MyJCB外部接続サービスの対象外です。また、小田急電鉄・セブン・カードサービスなど、JCBブランドを使う提携カード発行会社の一部も対象外になります。
大企業向けJCBコーポレートカードをお使いの場合は、契約先の金融機関・代理店に連携可否を確認しておくと安心です。
よくある質問
まとめ:対応ソフトを確認し、確定タイミングを踏まえて運用する
JCB法人カードは、弥生・freee・ソリマチ・マネーフォワードの4社とMyJCB外部接続サービスで連携でき、ID・パスワードを開示しないAPI方式で安全に利用明細を自動取り込みできます。
明細が反映されない場合は、多くが標準期間の確定タイミング(翌月24日頃)によるもので、連携設定自体の不具合とは限りません。大企業向けJCBコーポレートカードは対象外である点も踏まえて、自社の会計ソフトとの連携を検討するとよいでしょう。
経費の支払いだけでなく、法人税や消費税などの税金もJCB法人カードで納付すれば、同じ会計ソフトにまとめて反映できます。納付の手数料やポイント還元については、以下の記事で詳しく解説しています。




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